FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2019/09/23 月曜日

本日、日本は秋分の日と言う事で祝日のお休みです。もう何度も何度も書いているので、ずっとお読みくださってる方は飽きてるかもしれませんが、春分の日や秋分の日と言った天文現象を祝日に持つ国は非常に珍いんです。これは、五穀豊穣を神にだけ頼ったり感謝したりするのではなく、大自然や、もっと大きく地球や太陽系、宇宙の動きにまで大局的に感謝できる日本人と言う緻密さを表せているのかなとも思います。随分と大きく出た(笑)。

大昔、それこそ日本書紀とかが書かれたと言われるような時代には、日本でも雨乞いをしたり、あるいは生贄を用いたりした事もあったようですが、天体観測がなされるようになると、西洋のキリスト教に代表されるような宗教観とは違う日本の宗教観の中で、科学を科学として扱う事は当時の西洋よりも進んでいたようです。

だいたい、宗教裁判とか魔女狩りとかしていた中世とか言われる時代、ガリレオがそれでも地球がうんぬんかんぬんとか言っていたよりもっと前の織田信長は、地球が丸いと理解していたと言われますし、江戸時代には庶民ですら地球が丸いなんてのは常識だったと言う話しもあります。第一、日本語でこの我々が住む星の事を「地」と言っているんですから。

 

とにかく、今日は日本は秋分の日で祝日なわけでして、6月は祝日無い上に今年から12月も祝日が無くなりました。私、気がついたんです。この祝日が無い6月と12月に祝日を作る方法、そして、その祝日の理由、

3月春分の日、6月夏至、9月秋分の日、12月冬至

完璧じゃね?


 

今週、月の後半週なんですが、中盤に大きなイベントを多くこなしてしまったため特に目立って大きなイベントや指標がなく、いつもなら月中半でやってくる弛(たる)んだ感じになりそうです。もっとも、実際に何が発生するのか分からないのが世の中で、先週あった各国中銀による金融政策発表が突然評価され、特定の通貨だけ鬼のように買われるとか売られるとかも可能性としてはあるのが怖い、外国為替市場です。

 

まずは純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で25日水曜日午前8時50分に前々回(7月29日・30日)開催分の日銀金融政策決定会合議事要旨が公開されます。これ、どうせいつものように、公開されても恐らく何も発生しません。笑うところかもしれませんが、むしろ笑えない感じです。

同じく25日水曜日午前11時にニュージーランド準備銀行(中央銀行)RBNZが今後の金融政策の発表予定です。私としてはNZドルはメインの取引通貨では無いのですが、前々からずっと言っておりますように、ブリグジット騒動の発端となりました2016年の英国住民投票の結果を受けた急激な円高の際に69円台でニュージーランドドルを買っておりまして、実はそれを今でも持ち続けております。ええ、今は67円台ですので損失になっておりますが、この3年間に貯まったスワップポイントを考慮しますとマダマダいけます。これ、完璧に塩漬けする人の思考になってる感じなんですが、もうずっと持っているポジションなので、業者が潰れるのが早いか、私の命が尽きるのか早いのか、それともニュージーランドドルが無くなるのか、どれか以外ではポジション精算するつもりはございません(笑)。そんな感じで、日々の指標関連でも割とニュージーランドが出てくるのはコレが理由だったりしまして、どうにか、どうにかニュージーランドドルが上昇しますように塩漬けの皆さんと共に祈りたいと思います。⇦ 真面目なので笑わない(笑)。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、日本の皆さんにおなじみなところでは、25日水曜日にタイ王国、17日金曜日にメキシコ,フィリピンでしょうか。毎度おなじみエキゾチックカントリーでは23日月曜日ケニア,パラグアイ、24日火曜日ハンガリー,ナイジェリア,モロッコ、25日水曜日チェコ共和国、26日木曜日にフィジー,エジプト、27日金曜日コロンビア,トリニダードトバゴ、などが発表予定です。私的には、フィリピンの4.25%がどうなるのかが気になります。銀行破綻さえしなければ高金利で比較的良かったペソ預金が今後どうなるのか、日本人でも退職者の方とかでフィリピンにお住まいの方も多いので、私以外にも気にされている方もおられるかと思います。

 

直接金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、25日水曜日に日米首脳会談があります。国連総会で渡米する安倍首相がトランプ大統領と会談を行いまして「会見にて日米通商協議の大枠合意の発表」となる予定のようですが、そう上手く行くのかどうか。まあ、トランプ大統領としてはどこかと合意形成を欲しい時期でもありますし、中国とは論外、欧州やカナダメキシコも難しいとなると日本とは合意しておきたいところでしょうから、そろそろ決まっても良さそうではあります。

そのほか、各国中銀の金融政策に関わる立場の方たちが今週は多く講演などで発言するタイミングがありまして、特にブリグジット関連で欧州の皆さん、BOEだけで無くECB関係の発言も十分注意しないとならない時期になってきております。場合によっては発言によって戻りのない一気上げや一気下げもありますから、特に対ポンドや対ユーロの取引にはストップロスを忘れないようにご注意ください。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。本日23日月曜日は目立った指標はありませんが、主要国の購買担当者景気指数(PMI)速報値の集中発表日になってまして、他に何も無いがゆえにPMIで動く可能性もあったりします。

ちょっと話しが脱線するんですが、指標ってお役所が発表する官製指標と、民間が発表する民間指標の2つがあります。官製指標の場合は事前に漏れるなんて事は大変な事で、それこそ事前に漏れていたら大問題になります。ところが民間指標の場合、漏れると言うか指標を集計してるのが民間企業ですので、自分たちで集計した指標を元に事前に取引しようが何しようが全く問題ありません。言ってみたら、発表自体しなくても構わない調査なわけですから。では、なぜ指標となるように、指標と言われるように、自社でお金かけて集めて集計した分析結果を無料で公表するのかと言えば、その分析結果を元にして市場で値が動く事を期待しているわけです。よくFX業者の指標一覧で、突然見た事もないような指標が登場したり、あるいは、なぜ重要度が高くなっているのか分からない指標とかありませんか?あれ、指標の発表している会社から、指標をとりまとめてFX業者とかに指標一覧サービスを提供している会社などにお金を払って、指標を追加してもらったり重要度を上げて表示してもらったりしているわけでして、中には官製指標のように見えるようなタイトルに変更してもらったりとかもしてたり。まあ、私としては値さえ動けばいいので、そこら辺のビジネスに関してはあまり深く文句言うつもりも無いんですけど。

話しを戻します。24日火曜日も目立った指標が無いのですが、午前10時に白物家電出荷額が発表予定でして、今年も暑かった夏にエアコンの出荷がどうだったのか、単に個人的に興味があるだけですけど(笑)。午後5時にドイツのifo企業景況感指数が発表になりますが、24日の中ではとりあえずコレかなと言うだけで、あえて赤字で強調するほどでも無い感じです。

25日水曜日、午後3時にドイツのGfk消費者信頼感指数、この日の本命として午後11時にアメリカの新築住宅販売件数があります。やっと登場した赤字と言うところですが、ほんと今週は月末近いのに中だるみ週でして、重要指標が少なくて困ります。

26日木曜日、午後9時半にアメリカの四半期GDPの発表がありますが確定値なため、よほど大きく変化が無い限りは市場に影響は無いかと思われます。午後11時にアメリカの中古住宅販売留保がありまして、これも一応は赤字にしておきましたが、最近は大きく上下する事が多くて変化が大きかったとしても市場の反応は限定的になるかもしれません。

最後27日金曜日、今週のメインイベントとなる指標があります。午後9時半アメリカの個人消費支出(PCE)とPCE関連指標でして、特にPCEコアデフレーター前年比がどこまで2.0%に近づけるのかと言う事に注目しております。一応、事前の市場予想 ≒ コンセンサスとしては1.8%となっており、もしこれが0.1ポイントだけでも上回り1.9%にでもなったらドル一気上げでしょう。もっとも、PCEコアデフレーターだけでドル高維持できるのかと言えば難しく、行って来いになる可能性も非常に高いですけど。そして午後11時に民間指標の先駆者、以前は◯イターにお金払うと2秒早く指標結果を教えてくれるまでしていたミシガンなんとかさん確定値があり、今週は終了です。⇦ このミシガン大学の件、毎回毎回自分でもちょっとシツコイかなって思うんですが。別に、ミシガン大学の指標に親とか親類縁者を殺されたとか言うわけでもありませけど(笑)。 


 

9月は30日までしか無く、今年の9月30日は月曜日なので今週が実質的には月末週となる感じです。指標だけ見ると月中半のようにも思え、やっと月末になってきたかのように思っていたら実は実質月末週だったりと、なかなか1ヶ月の経過と言うのは早いものです。1ヶ月の経過が早いと言う事は、1年の経過も早いもので、実はもう9月も末になってきていると言う事は今年はあと3ヶ月ちょっと、もう1年の4分の3も終わろうとしております。 

10月になったらハロウィン、11月下旬からアドベントと12月にはクリスマス、なんと年末近くなると西洋の風習が多い事でしょう。和風イベントとしては七五三もありますが、対象年齢が限定されすぎております(笑)。私としては生まれも育ちも和洋~、いや和洋中折衷のような感じですのでイベントさえあれば何でもいんですけど。

イベントだけでなく、年末に向けてはブラックフライデーとかサイババサイバーマンデーとかお金を使わせるようなセールも多くなりますし、直前になって慌てないよう、今週も一週間頑張ってまいりましょう。


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