FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/09/10 月曜日

さあ、週に1回やってくる月曜日です。週末土日の間に日米間の貿易に関して色々とニュースが出ておりまして⇩

www.nikkei.com

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今朝は円高行くかな~と思っておりましたら、窓開け "どか~ん" と・・・・・・ 行った、んでしょうかね?これ書いてるの昨晩なんですけど(笑)。


 

さて今週ですが、メインイベントは日本時間で9月13日木曜日の夜になります。時間指定では無く微妙な「夜」と言う書き方ですが、メインイベントが重なっておりまして、2つ連続しているのでイベントとしては "ひとまとめ" にしてしまおうと言う事です。まず1発目、午後8時に英中銀イングランド銀行(BOE)が金融政策委員会(MPC)での決定内容(政策金利・議事要旨)を公表します。政策金利は 0.75% の据え置き、資産買取プログラムの購入規模に関しても 4,350億ポンドの据え置きが事前の市場予想となっております。次に、午後8時45分に欧州中央銀行(ECB)が政策理事会で決定した政策金利を公表し、続けて午後9時半からECB総裁による記者会見が行われます。

それと、今回は少し注意が必要そうなトルコの政策金利発表がBOEの発表と同時にありまして、トルコがコケると欧州が経済的にも難民流入問題的にも非常に大打撃になりまして、ECBの金利発表直前だからと油断しているとユーロにやられる可能性がありますので注意が必要です。

あと注意ほどではありませんが、ロシア中銀(CBR)も日本時間で14日金曜日午後7時半に政策金利の発表がありまして、今回もまた事前の市場予想は7.25%の据え置きとなってますが、そろそろ利下げ来るかな~みたいな気がしないでもないです。ロシアに関しては、現時点では何も資産も持たず投機的なポジションも持っていないのでいいのですが、ワールドカップ前の特需の際に投機的な部分で頑張ってもらった事もあったので、気にはなっております。

BOEとECBの政策金利や金融政策発表がメインイベントになるかどうかは、某国大統領のツイートにかかっていると言うところもありますが(笑)。

 

純粋な指標以外では他に、9月13日早朝3時に米地区連銀経済報告いわゆるベージュブックが公開されます。ベージュブックは次回FOMCの議題のたたき台となりますので注目されているんですが、どうせ今月27日月曜日早朝3時に発表になるFOMCの結果では利上げでしょうから、ベージュブックに「利上げできねえよ」とでもハッキリ書いてでも無い限り、大きく反応する事はなさそうです。


 

経済指標に関しては、今週は比較的重要そうな指標が散りばめられてまして、まずこのあと1時間と少しの本日午前8時50分に日本の四半期GDPが発表になります。また、同時に経常収支と貿易収支も発表になりますので、アメリカの対日貿易赤字問題の協議で注目度が高くなっている指標です。同じく本日午後5時半には英国の7月GDP、貿易収支、鉱工業生産が、明日9月11日午後5時半には英国の雇用関連指標(失業率、雇用者数など)が発表になります。特に最近またポンドが過敏に反応するようになってまして、指標の数字が発表になった瞬間もそうですが、発表から数分後に指標数値に対するニュースなどの反応で動く可能性も考えておいた方がいいかもしれません。9月11日には他にも、午後6時にドイツとユーロ圏のZEW景況感指数があります。

そしてまた今年も、ニューヨーク時間で9月11日がやって来るわけです。

9月12日水曜日午後6時にはユーロ圏鉱工業生産、午後9時半にはアメリカの生産者物価指数(PPI)が発表になります。9月13日木曜日午前8時50分に日本の機械受注、欧州時間早朝である日本時間で午後3時にドイツの消費者物価指数、午後3時45分にフランスの消費者物価指数、そしてBOEとECBの金融政策の発表があり、午後9時半にはアメリカの消費者物価指数が発表になります。

最後、9月14日金曜日午後9時半にアメリカの小売売上高と鉱工業生産、午後11時にミシガン大学なんちゃらの速報値が発表になり今週の注目の指標が終了です。

 

金曜日には、午後7時から英中銀カーニー総裁の会見が予定されてまして、先日任期延長を示唆したカーニー総裁ですので、利上げに関する思惑が薄い今回の会見でも「何か無いのか」注目度合いがグ~ンとアップしております。

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のマーク・カーニー総裁の退任時期が延期される可能性が出てきた場合を考えてみよう。政策の継続性は、英国の欧州連合(EU)離脱に絡むさまざまな不確実性に直面する投資家にとって心地よいだろう。だが長期的には好ましくないシグナルを発することになる。

jp.reuters.com

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もっとも、ロイターさんはカーニー総裁の任期延長に関して、あまり快く思ってないようですが(笑)。ハッキリ書いてますからね、長期的には好ましくないと。ロイターさんが言う長期的になぜ好ましくないのかその理由ですが、記事を見ますとこんな理由のようです。

政府はカーニー氏の後任決定を先送りすることで、明確な次期総裁候補が十分そろっているかどうか分からないと事実上宣言する形になるためだ。

凄い理論ですが、普通は「次期総裁候補の実力が十分で無いなら、余計にカーニー総裁を留保するべきだと」考えるかと。しかも、カーニー総裁の評価は "まずまず" ですから、任期延長は混乱した英国のためにもいいと思うんですけどねえ。 


 

台風22号の行方も気になりますが、天気で言えば遂に東京の週間天気予報から最高気温30度を越える日が消えました!

気象庁 | 週間天気予報: 東京都
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もちろん、このまま秋になってくれるとも思ってませんし、実際には30度を越える日も発生するでしょう。それでも、四季の移り変わりが私の好きな数字でも感じられたような気がします。

台風が来ない事、気温が多少は穏やかになってくれる事、そんな事を祈りながら今週も一週間頑張ってまいりましょう。 


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