FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/07/23 月曜日

このブログを書き始めておりますのは昨日の日曜日ですが、ブエノスアイレスで開かれておりましたG20も終わり、米国に関税戦争を止めるように強く言う骨のある財務大臣も中銀総裁もおらず、結局は「米中貿易問題への懸念」と言う表現しかできませんでした。繰り返しますが、このブログは昨日書いております。つまり、結果は知らずに書いておりますので違ってたら大笑いなんですが、合ってても大笑いです(笑)。

 

初日が終わった感じ、とりあえずは麻生大臣が「中国へ人民元安の説明を求めた」と言う事で、開始前まであれだけ「中国が人民元相場の操作をしてるんじゃないのか監視するぞ!監視してるぞ!」と鼻息を荒くしていた米国のマヌーチン財務長官は黙りでして、麻生大臣がけしかけられてマンマと乗ったのか、出来レースだったのか、あるいは嵌められたのか、それとも、やはり日本は米国のぽch・・・・・・

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ところで、今回のG20くらい無駄な会は無かったんじゃないでしょうか。無駄と言うのは会合自体がと言う事もありますし、金銭的に考えても、開催地はアルゼンチンです。ニューヨークにG20参加国が終結するのと比べたら、一体何倍のお金が掛かっているのでしょう。それが全てアルゼンチンの収入になるんだとしても、今のあの状態には焼け石に水どころか、午後の灼熱と化したアスファルト舗装道路に霧吹きで水を撒きながら「夏の打ち水は風流ね~」とか言っているようなものです。

現在のアルゼンチンの厳しいインフレ率は「政府の能力不足」「中銀の独立性への干渉」がほとんどの原因で、アルゼンチン政府が言う米国利上げによるアルゼンチンペソ流出が最大原因だとしたら、ここまでペソが安くなったら市場原理で買われる要因にもなります。

そうは言っても、実際に米国利上げによる新興国からの資金流出は発生はしておりまして、その点は主要国が超低金利政策を行っていた際に新興国へ流入していた分があるので仕方ありません。その流入していた時期に、ブラジルなどはちゃんと外貨準備を積み増して来るべき流出時に備えていたわけでして、現状の為替推移ではブラジルレアルくらいの流れがむしろ自然でしょう。

ブラジルレアル(USDBRL)
アルゼンチンペソ(USDARS)

今のアルゼンチンの厳しいインフレ率は、IMFが何百億ドルも融資する事なく収束できると思うんです。こんなの、そこそこの大学の経済学部出てる人なら分かるレベルの話しなんで、国家を信任されている優秀な皆さんが分からないハズなんですけどねえ。結局、IMFはお金足りなくなるとまた「拠出金!はよ!」って言って来るだけで、IMFがお金を出した国にはIMFが好き勝手にやれるIMFの物、でもIMFの実質拒否権は米国が持ってるんでIMFも米国のぽch・・・・・・

私に直接の利害関係があるわけでもないので、アルゼンチンの件はいいでしょう。 


 

さて今週の市場ですが、最大の注目は、日本時間で7月26日木曜日にあります欧州中央銀行(ECB)による金融政策の発表と、その後に予定されているマリオちゃんドラギ総裁による会見です。ただ、注目はしておりますが、今回はそれほどユーロを動かす要因にはならないのかなとも思ってまして、ECBは最近ちょっと話しすぎていたような気がします。まあ、その辺りも含んで注目はしております。

「動かない予想なら、そう言う取引するんだろ?できるんだったらな?(笑)」とか思ってる方もおられるかもしれませんが、ええ今回はもしかしたら、やるかもしれません。動かないと儲かるオプションってのも、世の中にはちゃんとあるんですよ。ただ、今回は割と同じように考えてる方がいるようで、いつもなら、中銀が金融政策を発表する前なんて超安々のドン・キホーテ真っ青価格で買える(だといいなあ)のですが、今回はそんなに安く無いかもしれません。どの時点で買うのかによっても全然違ってくるんですが、オプションは通常の取引と違って完璧に博打状態なので、ちょっとお財布とも相談してみてって感じで。

また、明日火曜日からはEU経済財務相理事会が予定されております。EUは、さすがに表立っては中銀への干渉はしない方針ではあるので、今回のテーマとしては、まだ揉めてる銀行監督の件とG20の反省会から対米関税問題に終始する事になりそうな気がします。EU関係については、いろいろと「気がするだけ」で適当に書いているので、分かりませんけど(笑)。

 

中銀の金融政策発表と言う事ですと、ほとんどの方は関係無いかと思うんですが、日本時間で7月27日の金曜日に、ロシア中銀(CBR)も政策金利の発表を予定しております。大方の市場予想では7.25%の現状維持となっておりますが、私は7.00%に25bpの引き下げをして来るのでは無いかと思ってます。昨年12月に一気に50bpの利下げを行った際にその理由として、長期間4%を下回るインフレ率の推移と原油価格の高騰が一段落するであろう減産合意でした。その後も順調にインフレ率の低下をしている事と、ここ最近の原油価格上限がある程度見えてきた事などから、3月に25bp引き下げてから手付かずの政策金利を調整してくるのかなと考えてます。ワールドカップも終わり、特需とも言えた景気も一段落しているでしょうから、金融当局が何もせずに手をこまねいているような姿勢を見せないようにすると言うパフォーマンスとしてもあるかもしれません。

 

あとは、普通の指標としては、月末週のためダラダラとPMIが発表されたり、各国がバラバラに消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)、国内総生産(GDP)を発表したりと言う感じでして、どれも非常に重要と言う感じでは無いのかなって。一応、日本時間で25日水曜日午後11時にありますアメリカさんの新築住宅販売件数27日金曜日午後9時半にあります同じくアメリカさんの第2四半期GDP速報、ここら辺りは事前にトランプ大統領がTwitterで為替の売買指示を行ってくれないと、何かしらの動きがあるかもしれません(笑)。


 

月曜日の今日は、システムの起動とかがあるのでいつも通りに早起きですが、子供たちが夏休みに入った今、明日からは早起きする必要が無くなりました(笑)。ですので、明日からはブログの更新を朝7時半くらいから、朝8時半~9時半くらいの更新に変更しまして「とりあえず実績だけアップ」と言うのを無くしたいと思ってます。

先週は、やけに朝から忙しかったりで、とりあえず実績だけアップして追記と言う日が多かったのですが、あれはあれで面倒だったりするんですよね。だったら時間をちょっと遅めにして、前日に準備だけしておいて朝書いてアップすると言う今までの方法の方がいいです。子供たちが夏休みに入ったと言う理由もありますし、ちょうどいいかなって。

 

東京と言うか、日本中が尋常では無い灼熱で参っている感じです。あの東北の震災直後、計画停電とかやっていたのは何だったんだろうと言うほど、電力使用量が上がっているでしょうが、あの震災直後と比べてそこまで原発再稼働が進んでいるとは思えないのですが、その辺りはどうなってるんでしょうかね?もっとも、私は原発再稼働反対派ではありませんので、原発再稼働自体にとやかく言う事はありません。ただ、超長期的に原発を無くせるなら無くした方がいいんじゃないかな程度は思っている、現実派と言う感じでしょうか。

エアコンを使う是非と言う議論があるらしいのですが、もうそんな事を言ってる時では無いかと思うんです。エアコン使わないと生きるか死ぬかと言う時代になって来ていると言った方がいいでしょうか。そんな事を言えば「アフリカでもっと気温が高い国はどうする?」とか言う方がおられるかもしれませんが、それに関しては「だから、アフリカでは人が大勢亡くなってるでしょ?特に気温変化に弱い乳幼児から児童年齢層が命を落とす事が多いんですよ?」と。

せっかく現代に生き使える物があるんだ、使おうよ。

 

エアコンさんと電気に感謝して、今週も一週間頑張ってまいりましょう。 


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