2018/01/25 戦績
USDJPY +435,100円
EURUSD +1,319,388円
GBPUSD +2,493,652円
AUDUSD +28,307円
USDCAD +65,812円
EURJPY +212,300円
GBPJPY +457,400円
AUDJPY +18,200円
CADJPY +37,600円
EURGBP +52,119円
TOTAL +5,119,878円
週間戦績(当週)
TOTAL +10,607,282円
月間戦績(01月)
TOTAL +25,639,473円
年間戦績(2018年)
TOTAL +25,639,473円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +925,967,789円
とにかく「ドル売っときゃええんよ」的な相場が形成されておりまして、こう言った流れはシステムトレードをしている者としたら・・・・・・
非常にイイ(・∀・)
私のシステム的にいつもみたいなチョコチョコした値動きですと、どんどん利益が削らていくのですが、一方的的な流れですと利益がどんどん膨らんで、含み益のポジションだらけになりますので、非常にイイ(・∀・)
それにしても若干ドル売りが落ち着いた感じになった事で欧州通貨を中心に利益確定され、また、昨晩の欧州中央銀行(ECB)マリオドラギ総裁の会見で変な動きをした事でドル円とクロス円関連も利益確定された事で、ここ数日の値動きでのポジションに関しては、ほぼクローズされたかなと言う感じです。その、問題のマリオちゃんドラギ総裁の会見ですが要点はこの1点、
欧州の経済は予想以上にイイ(・∀・)
自信満々に語るマリオちゃんドラギ総裁の様子に「だったらユーロ買うしかねえよな!よしユーロ買え!買え!」となるわけでして、ただ上値を伸ばし切れなかったのは、同じ会見で「最近為替のボラ高えけど、これぶっちゃけ予想が狂うから嫌なんだよね」と言う発言もございまして、ニューヨークの午前9時、日本時間で午後11時になりますと若干調整する向きも出てきました。
ところで、今回のこのドル売りの流れに乗じて、いろんな方が色々と発言を行っております。そう、今言っとけば反応薄いかなみたいな感じもあり、後々「あの時言ったじゃん」的な既成事実に使えるわけです(笑)。
日本時間で午後9時過ぎに、英国の財務大臣であるフィリップ・ハモンド英財務相が「英国のインフレいま最高潮だから、今後鈍化するからね。いい?分かった?」と発言しまして、いつもならポンド売りの大合唱になるところでしょうが完全スルー。その後、ユーロに釣られて1.43台半ばまで 60~70Pipsポンド上昇の旅に出る「スルーどこじゃねえぞ、ポンド買われたぞ」と言う感じでして。
ハモンド英財務相の発言の少し後で、今度はトーマス・ジョーダンスイス国立銀行(SNB)総裁が「米国さんの経済成長と金利みたら、これでドル買わない方がおかしいですわ。いや、さすがUSA・USAですわ」とゴマスリ発言を通じて最近のスイスフラン高をどうにかしようとしたところ、やっぱりこちらもユーロに釣られ、上と下で見たら100Pips超えるような大暴落=スイスフラン高になっておりました(笑)。いや、笑っちゃいけないんですが最近の中では一番の下落でして、なんかフラグ系なのかなみたいな気もしてしまいます。
恐らく、英財務相もSNB総裁も事前にマリオちゃんドラギ総裁が「欧州の経済ぶっちゃけイケてる発言」をする事は知っていたと思いますから、ここ最近の自国通貨高をどうにかしたいと言う意図で発言した可能性はあるでしょう。かと言って、まさかドラギ総裁の発言リークするわけにもいかず、苦肉の策として英国の自虐ネタ、スイスの米国ヨイショネタになったのでしょうが、敢え無く失敗。今回の発言意図は、完全に市場参加者に見破られていたようで、なさけけねえなあ・・・・・・
さて、指標結果の表でも貼り付けてスペース埋めておきますか(笑)。今から約31時間半前の25日になった瞬間深夜0時に発表になりました⇩
米国12月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
中古住宅販売件数 | 578万件 | 570万件 | 557万件 |
ドル売りの流れの中で悪い指標でしたが、これに関しては全く反応せずと言う感じでした。もう指標どころでは無く、ロンドンフィキシングタイムである日本時間の深夜1時に向けてどれだけドル安に持っていくかと、それを防ごうと言う側の攻防戦で無反応と言う状況に見えたのかもしれません。発表があった瞬間もニューヨークオプションカットの時間と同じ日本時間深夜0時ですので、もともとが若干の動きがある時間です。全く反応せずだったと言ってもいいでしょう。
次がドイツの指標、日本時間で午後6時まで一気に飛びます。
ドイツ1月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
Ifo景況感指数 | 117.2 | 117.0 | 117.6 |
この指標の後で、昨日はECBの金融政策発表もありましたし、これも完全にスルーされた感じです。反応する時には大きく反応するのですが、市場参加者はマルチシンキングが出来ない単細胞の集団ですので、「ドル売り」だけを考えておりますと、指標なんて全く目に入らないようです(笑)。
そんで、日本時間で21時45分に発表になりましたECBの政策金利がこちら⇩
欧州中央銀行(ECB) | 現状 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|
政策金利 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
限界貸出金利 | 0.25% | 0.25% | 0.25% |
預金ファシリティー金利 | -0.40% | -0.40% | -0.40% |
全部予想通りに据え置きでして、こちらの発表自体は何ら重要事項でも無く、その後にあるマリオちゃんドラギ総裁の会見でどのような発言があるのかだけが注目されておりました。総裁会見に関しては、上で書いた通りとなっております。
その後も、いつもの米新規失業保険申請件数の発表があったり、
米国(週次) | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
新規失業保険申請件数 | 21.6万件 | 23.5万件 | 23.3万件 |
カナダの小売売上高の発表が日本時間で午後10時半にあったり。
カナダ11月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
小売売上高 (前月比) |
+1.6% | +0.8% | +0.2% |
小売売上高・自動車除く (前月比) |
+0.8% | +0.9% | +1.6% |
カナダの指標発表直後は、加ドル円ペアは割りと激しく動いておりますが、これクロス円のためドル円の影響を受けてしまっているだけでして、米ドル加ドルの対米ドルストレートではちょうど他の通貨と一緒に米ドル売り相場となっていた中で、微妙にこの指標の影響かどうか分からない程度の一瞬の反発があっただけで終わりました。
さて、今から3時間半ほど前、日本時間で本日早朝4時を少し回ったところで、トランプ大統領がアメリカのニュース専門チャンネルCNBCのインタビューにおきまして「強いドルがええにきまっとろうが!」と仰っいまして、
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この発言を受けまして「米ドル大反発の巻」となりました。
昨日のブログで書きました、ダボス会議でのムニューシン米財務長官の「弱いドルは米国にとってええやん」発言、これトランプ大統領が訂正に来ると思っておりました。訂正と言うか、強制的に上書きと言うか(笑)。
米財務長官が、ドル安なら輸出産業が安泰のような認識を持っているように思わせることは非常に危うく ~中略~ 一方、米国のみならず米ドルを通貨として用いる国、さらには世界中の国が基軸通貨として用いいている米ドルを発行する国アメリカの財務長官としては、米国内だけに限定して見てもドル安でどんな複雑な影響があるのか、また世界経済にどのような影響を与えてそれによって米国がどのような直接間接問わずの影響を及ぼされるのかをよく考えなければなりません。
自国通貨安って誘導すると本当に危ういんです。日本のような*1貿易収支の構造的に、放置しても自国通貨高になる国が自国通貨安に誘導するならともかく、世界の大多数の国は自国通貨は高くなって欲しいと考えております。理由は簡単でして、何でも安く買える=外貨が安く買えるようになるから。
アメリカの場合はドルが高くなるとそれだけドル札を買ってくれる海外の国から多くの外貨が入ってきます。それ以外の国の場合は、ドルが高くなると多くの自国通貨を流出させませんとドル札が買えなくなります。アメリカからお金を借りてない国なんて世界中に数えるくらいですので、アメリカに借金を返済する際にはドルを買う必要があり、ドルが高い方がアメリカにとっては「相手の国の借金を増大させている=自分は苦労せずに相手の国の通貨で見たらより多くの借金を負わせている事」になる、つまりは金貸しの方が強いので「強いドルは国益」の一端を担うわけです。
ビジネスマンでもあるトランプ大統領はこの点は十分に認識していると思いますし、また交渉事に関しては百戦錬磨でしょうから、強いドルと言うのは手にしておいて損は無い武器だと分かっているハズです。
「貿易収支を改善させたい、財政収支を改善させたり、でも強いドルが希望で、ドルの基軸通貨たる地位は維持したい」もう、何もかも手に入れたい駄々っ子のようです。でも、これがアメリカ国民が望む本当の気持ちなんでしょうね。すべてナンバーワンでいたい、アメリカファースト、だからドナルドトランプを大統領に選出した。それもまたアメリカなんでしょう。
トランプ大統領「ムニューシン米財務長官の発言は誤って解釈された」と擁護しておりますが、なんとなくガミガミオヤジに怒られているムニューシン長官の姿が目に浮かんで仕方ありません。大統領にガミガミ怒られたムニューシン長官、今頃は随分と若い3人目の奥さんに慰められているんでしょうかね(笑)。
ここ数日、東京都心でも深夜にマイナスの気温が続いておりまして非常に寒いですが、来週は少しだけ気温が上がり、最低気温はマイナスにならないようです。
受験生の皆さんは、まだこれから国公立の二次選抜があったり、私立を受ける方はこれからが本番でしょう。受験生だけでなく受験生に移す可能性もありますので、自分自身も体調を悪くしないように注意し、万一咳がでる際にはマスクをして外出を心がけるなど、特に注意して欲しいかと思います。
*1:日本の場合、輸出額自体も大きく貿易収支も黒字となっておりますが、人口が1億人を超えているため内需も非常に大きく、また財政基盤も盤石で対外債権も非常に多いと言う超特殊事情の国であるため、日本が為替誘導を行ったとしても、他の貿易黒字国が為替誘導を行う以上に危険性が無い、恐らく世界一為替誘導を行っても安全な国であるかと思われます。
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