FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2017/03/02 戦績

 2017/03/02 木曜日 戦績

USDJPY        +283,600円

EURUSD        +192,113円

GBPUSD        +107,681円

AUDUSD         +88,275円

USDCAD        +166,944円

EURJPY         +73,100円

GBPJPY        +258,500円

EURGBP         +29,616円

TOTAL       +1,199,829円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +4,794,868円

 

月間戦績(03月)

TOTAL       +3,422,406円

 

月間戦績(02月)

TOTAL      +21,550,077円

 

年間戦績(2017年)

TOTAL      +47,708,684円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL     +607,265,533円

 

合衆国市民よりも先に、トランプ大統領の年貢棒引き税制改革案発表にしびれを切らしたのは、市場参加者でした。すっかり市場参加者の中ではトランプ大統領無視の情勢になっておりまして「あっ?トランプ?ああ、そいつの順番が来たら呼んでくれ」そんな雰囲気です(笑)。

 

その代わりに急速に再浮上しましたのが、我らがイエレン女史率いる連邦準備制度理事会です。もう「FRB!FRB!FRB!」ですよ。就任前にトランプ大統領が利上げを牽制する発言を繰り返しておりましたが、全ての政策が後手に回り、しかもマスコミを敵につけてしまったため、現時点で利上げ根拠を数字を元に展開する地区連銀総裁の集団でもあるFRBに、大統領が何を言っても裏腹に取られるでしょう。

FRBとしては、各種指標数字を元に、多くの経済学や数学の専門家が束になって今後の経済動向を予測し、本来であれば指標数字が確実に上向いてきてしまった今、もう利上げ時期としては遅いくらいなのです。しかし、そこはイエレン議長の「金融政策は雇用拡大を最優先」と言う一貫した主張から、最大限に利上げを見送ってきたのも事実です。そこは大統領も分かっている筈でして、しかし金利が上がると財政悪化まで言わずも今後の国債利払いで不利になるため、インフラ整備拡大を大義にし公共工事を推し進め国債発行を増額しようとすると、受け入れ難い金融政策です。

今回の3月度FOMCにて利上げがあるとの予想は高くなかったため、突然のダークホースのように現れた感があり、ここ一週間くらいで市場の金利折込度が30%台前半から80%まで急浮上しております。これ、ここまで早いと実際には債券だけでしか折込が出来ておらず、株や為替、商品先物などでは債券の後追いができておりません。

 

市場では日本時間で明日早朝になるイエレン議長の講演が重要視されておりますが、日本時間で本日午前9時からクリーブランド連銀メスター総裁の講演があります。イエレン議長の前座と言うのは大変失礼ですが、メスター総裁はかねてから「計画的な利上げが重要」との認識を示している方でして、もしかしたら今日の東京時間でドル一段高のサプライズ材料になるかもしれません。

明日早朝にはFRBフィッシャー副議長とイエレン議長の講演が立て続けにありまして、ここで何らかの利上げに対する発言があれば、現地アメリカでは金曜日の午後そして日本時間で土曜早朝ですが、突然のボラ急上昇で魚市場の皆さんが大騒ぎになるかもしれません*1

 

昨日の為替相場は、もうドル高一辺倒でして「とりあえず、ドル買っとこうぜ」と言う雰囲気が市場を支配しておりました。若干、ここ最近買っていた円の整理も入っていた感じで、クロス円でも若干円安になっておりましたが、まあ概ねがドル買いと言うスタンスでした。こう言う一方的なチャート形成はシステムトレードにとって、いいですねえ。実にいい(笑)。 

若干他の違う動きとしては、いつもの一匹狼ポンドだけでして、これメイ首相がEUに対して離脱通知をするとか、まだだとか、そんな事が材料になっているようですが、どっちでもいいです。逆に言えば、通知しちゃえば次の段階に進むので、この変な状況で不安定ならいっそ通知してしまえと、英国民としては思うわけです。もっとも、英国民と言っても離脱投票に参加させてもらえませんでしたので、勝手にしてくれと言う思いも無い事も無いです。若干拗ねてもおります。

 


 

さて、最近あまり書かなかったエリックの原油劇場が昨晩から開幕しておりまして、なんやら材料が無い時期に合わせて無理やり「調整」とか言う材料を作る皆さんがいるような、いなくないような(笑)。

 

そうそう、資源つながりで金の事でも。このところ順調に伸ばしてきた金価格も一緒に下落しておりまして、アメリカが利上げしたら金価格はこの辺りが一旦の高値になるのかなとかも思っております。純金積立でもしてたら、そろそろドルコスト平均で売りに転じてもいいかなとか思うのですが、あいにくやっておりませんでした(笑)。何度も書いておりますが純金積立って、購入する会社さえ間違いなければ非常にいい投資方法でして、金は利払いなどのインカムゲインはありませんので、値上がりのキャピタルゲインを狙うしか無いのですが、ドルコスト平均法でごく少量から買い付けが可能な純金積立は理想的な購入方法なんです。 

別のどっかの回し者ではありませんが、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)の認定がある会社(田中貴金属とか)なら、大丈夫かなと。LBMAの認定自体が積立で有効なものではありませんが、ここの認定取るためにどれだけ大変なのかと考えますと、大丈夫かなと。それと「ロコ・ロンドン金」と言う詐欺が一時期多くあったようですが、ロコ・ロンドン金市場自体はちゃんと存在しておりますので、ロコ・ロンドンと言う言葉イコール詐欺ではありませんので、お間違いございませんように。ロコ・ロンドン金市場で取引するにはこれまた相当ハードルが高く、しかも金の現物買い付けです。ここで取引に用いられる金現物になるために、LBMAの認定である Good Delivery である必要があるわけです。

⇩LBMAが認定する Good Delivery のリストです。日本の会社がいっぱい(笑)。

www.lbma.org.uk

 


 

本日は3月3日、雛祭りです。ハイパーインターナショナルな我が家としては、当然行うべき年中行事になっておりまして、中学生の今となってはさほど興味が無いお姉ちゃん(長女)をダシにして雛人形も飾っております。

本来は旧暦3月3日にやるお祭りなんだそうですが、我が家はそう言うのは世の中に合わせて変化させて行く派なので構いません。新暦3月3日は、大晦日まで残り303日と言う面白い日でして、2月末日を過ぎているので閏年であっても変わりません。

 

そうそう、雛人形の一番トップに君臨する「内裏雛」ですが、内裏と言うのは天皇陛下の御所=お住いを指し、つまり内裏雛は天皇皇后両陛下なわけです。とすると、よく男性側を「お内裏様」そして女性側を「お雛様」と呼びますが、これは不自然でおかしいんですよ。まあ、天皇陛下のお妃様であるので皇后陛下であり、もし天皇陛下が先代となられたら皇后陛下は皇太后陛下になられるので、内裏とは天皇陛下がためにあると考える事も出来なくもありませんが。とは言え、設定上は親王親王妃両殿下だとも言われたり、割りと適当な感じです。

これは、どうもあの歌「うれしいひなまつり」でそう歌われたのが広まったようです。みんな大好き Wikipedia にそう書いてありました(笑)。

うれしいひなまつり - Wikipedia

 

よく内裏雛の配置が、関東は「向かって、男雛が左・女雛が右」関西は逆向きとか言われますが、これって本来は関東関西で分かれていたのでは無く、元々は関西式と言われる方で飾られていたものを、戦後になってから変更した説が有力なようです。

【天鳳堂資料室】雛人形の男女の並び(男雛と女雛の左右)

うちのお姉ちゃん、雛人形や雛祭りにはあまり興味は無いフリをしながらも、陰陽とか五行とか六曜とかは大好きでして、内裏雛の並びに陰陽が絡んでいると聞いてからは関西式と言われる一般的な関東のご家庭とは逆向きに並べております。そして、お友達がやって来たりして指摘されますと、饒舌に語っております(汗)。

 

さて、今晩はちらし寿司かな。 

 


*1:あくまでも個人的な見解ですので、実際にFRBの利上げ方針を受け、魚のボラ価格が急上昇する事は万に一つくらいしか無いと思います(笑)。