2016/12/05 戦績
欧州発大相場で迎えた波乱の週明け、月曜日でした。とは言え、イタリアの国民投票終了で何があるか分からなかったため、システムの起動はせずに日本時間午前7時の投票終了時刻を迎えまして、予想よりあんま大した事なくてがっかりだ(笑)。まあ、ここのところのユーロダダ下がりを見てますと「噂で買って事実で売る」を地で行く展開になったようです。
今後、もうしばらくは米ドル高に推移するのであれば、ユーロドルがほぼ20ヶ月振りに 1.0500 近辺まで下値を拡大出来た事がユーロドル売りを仕掛けてる皆さん的には戦果なのかなとも思いますが、シカゴのIMM通貨先物ポジションが先週の火曜日段階で11万9千枚も売りなので、そろそろ調整局面で一旦は巻き戻しがあるのか少し警戒が必要かもしれません。まあ、長期的に見たらユーロドルは売りで問題無いかと思いますけど。
ドル円は、日本時間で日付が変わってからですが 114.78円を付けた後で急反落し、12月1日にやった115円アタックを再度試みるも失敗に終わった感じです。これ、越えられませんと、いよいよドル円こそ調整局面なのかなと言う感じもしまして、5円くらいは下に行っちゃうのかな?どうかな?年末年始で海外旅行の方も多いので、少し円高くらいの方が喜ばれるんじゃないでしょうかね(笑)。
と、なんとなく年末年始の方向性を占う感じの値動きが見られたような気もします。相場って、結局はその時の雰囲気ですからね。
昨日は、システムは起動していなかったのですが、いつもの悪友シンガポールのアレックスと早朝から「あーじゃねえ、こうじゃねえ」言いながら、裁量取引しておりました。まあ、色々言ってたのは主に私ですけど。
当初は「イタリアの国民投票はどっちに転んでもユーロドル下落」と、ここでも公言していた向きを追いかけるため、早朝からコツコツとユーロドルの売りを入れていたのですが、大勢が判明して急落した後で、やっぱり先週末から噂になっていた「ユーロ円買いオーダー」をこなそうとしている向きがチラチラ見えておりまして、ユーロ円に釣られて下げていたドル円の円売りドル高圧力も相当あり「やっぱ、ユーロ円買おうぜ」と、アレックスが急に方針変更(笑)。
何かに意地にならず、その場の雰囲気や多勢に逆らう事無く柔軟に変化して行かれる事が、裁量で取引していくプロップディーラーの脂質資質なんでしょうね。「応用数学だ、金融工学だ」大学時代から言ってた私には、どうもそこら辺が不足しておりまして、やはりシステムトレードが一番合ってると再認識した日でした。
おっ、凄い。今日は為替の話題だけだ(笑)。