FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2019/12/19 戦績

 2019/12/19 木曜日 戦績

USDJPY         +48,100円

EURUSD         +31,716円

GBPUSD         +80,620円

AUDUSD         +10,002円

USDCAD         +22,452円

USDCHF          +5,958円

EURJPY         +87,600円

GBPJPY        +139,500円

AUDJPY         +28,400円

CADJPY         +35,200円

CHFJPY          +2,900円

EURGBP          +3,038円

EURCHF         +35,227円

TOTAL         +530,713円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,050,539円

 

月間戦績(12月)

TOTAL      +18,678,218円

 

年間戦績(2019年)

TOTAL     +297,855,592円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +191,773,149円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,571,773,164円

 

昨日、多くの中銀が金融政策発表を行いました。日銀と英中銀イングランド銀行も含まれていたので期待しないつもりでも、それなりの期待感はあったのですが、まずは日銀から。 

今回も、午前11時45分と非常に早く発表になりました日銀金融政策決定会合の結果です。政策金利など数字は変わらず、

日本銀行(BOJ)
(中央銀行)

12/19 1145JST
現状 市場予想 結果
補完当座預金制度適用利率
(政策金利)
-0.10% -0.10% -0.10%
長期金利誘導目標
(10年物国債利回り)
 0.0%  0.0%  0.0%

そして委員のスタンスも変わらず、原田委員と片岡委員だけ決定に反対(笑)。つまり、全て事前の市場予想通りです。

午後3時半からありました黒田総裁の会見でも、各経済系新聞社が伝えるように特に目新しい発言もなく、

www.nikkei.com

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ただロイターだけは長期金利に対する質問に答えた黒田総裁の発言を詳細に伝えており、逆に言えばこれくらいしか追求できる事がなかったとも言えます。

jp.reuters.com

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jp.reuters.com

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この黒田総裁の「長期金利がスティープになっても良いと思う」をロイターは「スティープ化に言及」と報じておりますが、私が見ていた感じですと、黒田総裁的には単に「長期金利もうちょっと上昇してもいいと思う」と、ただ正直に感想を述べただけで、政策調整を行ったり、長期金利のイールドカーブコントロールを変更すると言う意図は全く含まれていないと思われます。どうせ、アメリカや欧州の金利が上がれば日本の金利も上がります(笑)。

当然値動きなんてものは期待できるわけもなく、それにしてもフラットが凄い事になってましたが。

 

午後9時、英中銀イングランド銀行(BOE)が金融政策を発表しまして、こちらも数字的には全く変わらずの予定通りです。 

イングランド銀行
(中央銀行)

12/19 2100JST
現状 市場予想 結果
政策金利 0.75% 0.75% 0.75%
資産購入枠 4350億ポンド 4350億ポンド 4350億ポンド

BOEも、いつものようにソーンダース委員とハスケル委員が利下げ主張で決定に反対だったようです。どの中銀も反対派の委員を擁することで「中性公平に審議を行ってますよ」アピールに忙しいようです(笑)。

www.bloomberg.co.jp

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昨日はBOEの金融政策発表の1分前にポンドが急激に動いておりますが、これはよくある動きでして、さほど昨日も気にはしておりませんでした。ところが、今朝起きますとBOEの情報事前漏洩でなんか大変な事になっているようでして、 

jp.reuters.com

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もちろん、これは記者会見の内容を数秒前に把握していたと言う事ですから、発表文章が事前に漏洩して昨日のような値動きをしたと言う事ではありません。

それでも、何か一つあると、その理由や原因が特定の業務を行っていた業者のせいであったとしても、これもあれも漏洩していたのでは?と言う疑念になってきてしまいます。日本の統計で不正があった際にも、他の統計全部が信じられないような状況になったのと同じです。BOEには徹底的に調査してもらいたいと思います。

 

あまり動かなかったドル円を円買いに、そして、BOEのの金融政策発表の後で売りになっていたポンドを一時的とは言え買いに反転させる出来事が午後10時半にありました。アメリカの失業給付関連の指標の悪化とフィラデルフィア連銀の指標数字が非常に悪く、失業給付の継続受給件数が久しぶりに170万件を突破し、フィラデルフィア連銀製造業指数は事前の市場予想も前回値も大きく下回りました。

米国 週次
12/19 2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数 25.2万件 22.5万件 23.4万件
失業保険継続受給件数 167.1万件
166.7万件
168.1万件 172.2万件
米国12月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
Philly連銀製造業指数 +10.4  +8.0  +0.3

この数字で、上のドル円やポンドドルのチャートに矢印をつけた午後10時半程度の動きでしたら、まだマシだったと言えるかもしれません。指標で反応しづらい市場になっているのか、あるいはクリスマス前で新規に入ろうとする輩(やから)が少なくなっているからなのか。 

今日も欧州時間以降、特にニューヨーク時間で重要な指標が多いのですが、あまり期待しない方がいいとは思ってます。できれば「期待しない」と言う気持ちを裏切ってもらい、薄くなった時を狙って一気に来てもらえると嬉しいかと(笑)。


 

比較的、日本の皆さんにもおなじみな国や、取引されてる通貨が多い国などで金融政策発表がありました。世界的に景気減速・景気低迷で利下げメインの世の中にもかかわらず、スウェーデンだけは25bp(ベーシスポイント)の利上げを行いました。

jp.reuters.com

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これ、景気上昇によるマイナス金利脱却ではなく、これ以上マイナス金利を続けると副作用が強いため止める決断をしたと言う感じでして、簡単に言えば「日本のようになりたくない」と言う事でしょう(笑)。いや、笑ってる場合ではありません。果たして、マイナス金利政策を切り上げたのが正解なのか、そのままマイナス金利にしておいた方がマシだったのか、今後のスウェーデンの行方を注目しております。

インドネシア銀行(BI)
(中央銀行)

12/19 1630JST
現状 市場予想 結果
7日物リバースレポ金利
(政策金利)
5.00% 5.00% 5.00%
中華民国(台湾)中央銀行
(CBC)

12/19 1700JST
現状 市場予想 結果
銀行間オーバーナイト金利
(政策金利)
1.375% 1.375% 1.375%
スウェーデン国立銀行
(中央銀行)

12/19 1730JST
現状 市場予想 結果
キャッシュターゲット
(政策金利)
 -0.25%   0.00%   0.00%
ノルウェー銀行
(中央銀行)

12/19 1800JST
現状 市場予想 結果
キーポリシーレート
(政策金利)
1.50% 1.50% 1.50%

 

NZL第3四半期(7-9月)
0645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)
(前比)
+0.1%
+0.5%
+0.6% +0.7%
国内総生産(GDP)
(前比)
+2.1% +2.4% +2.3%
ニュージーランド11月
0645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 -10.39億NZドル
-10.13億NZドル
 -7.00億NZドル  -7.53億NZドル
オーストラリア11月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
就業者数  -24,800人
 -19,000人
+14,000人 +39,900人
失業率 5.31%
5.32%
5.30% 5.18%
労働参加率 65.96%
65.98%
66.00% 66.00%
オーストラリア11月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
フルタイム雇用者数  -1.05万人
 -1.03万人
+0.42万人
パートタイム雇用者数  -1.43万人
 -0.87万人
+3.57万人
フランス12月
1645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
INSEE企業信頼感指数 101.5
 99.7
 99.0 101.8
INSEE企業景況総合指数 105.7
105.3
104.0 105.8
英国11月
1830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比)  -0.1% +0.3%  -0.6%
小売売上高(前比) +3.1% +2.1% +1.0%
英国11月
1830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
コア小売売上高(前比)  -0.1%
 -0.3%
+0.3%  -0.6%
コア小売売上高(前比) +2.7% +1.9% +0.8%
英国12月
2000JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
CBI流通業売上指数   -3  +3    0
カナダ10月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
卸売売上高(前比) +0.8%
+1.0%
 -0.1%  -1.1%
カナダ11月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ADP雇用報告
(前比)
+0.29万人
 -2.26万人
+6.66万人 +3.09万人
米国第3四半期(7-9月)
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
経常収支
(前比・年率換算)
-1252億ドル
-1282億ドル
-1221億ドル -1241億ドル
米国 週次
12/19 2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数 25.2万件 22.5万件 23.4万件
失業保険継続受給件数 167.1万件
166.7万件
168.1万件 172.2万件
米国12月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
Philly連銀製造業指数 +10.4  +8.0  +0.3
米国11月
2400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
景気先行指数  -0.2%
 -0.1%
+0.1%   0.0%
米国11月
2400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
中古住宅販売件数(年換算) 544万件
546万件
544万件 535万件
中古住宅販売件数(前比) +1.5%
+1.9%
 -0.2%  -1.7%

 

=別表= 米国 EIA週間燃油在庫集計

米国 EIA週間燃油在庫集計
(12/13分)

12/19 0030JST
前回値 結果
原油在庫(前比) +82.2万バレル   -108.5万バレル  
ガソリン在庫(前比) +540.5万バレル   +252.9万バレル  
中間留分在庫(前比) +411.8万バレル   +150.9万バレル  
クッシング原油在庫(前比) -339.3万バレル   -26.5万バレル  

 


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