FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/08/18 戦績

 2018/08/18 土曜日 戦績

USDJPY         +74,100円

EURUSD        +172,668円

GBPUSD        +101,261円

AUDUSD         +25,499円

USDCAD        +141,648円

EURJPY         +63,900円

GBPJPY         +35,300円

AUDJPY         +11,100円

CADJPY         +76,200円

EURGBP          +9,522円

TOTAL         +711,198円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +6,344,948円

 

月間戦績(08月)

TOTAL      +20,606,316円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +229,213,344円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,129,541,660円

 

【本日のこのエントリーは、予約更新となっております。】

毎週の事ですが、土曜日の戦績は、日本時間で金曜日から土曜日に日付が変わり早朝まで、ニューヨーク時間で金曜日の夕方市場終了までの取引です。


 

お盆休みには家でじっくり為替や株の取引をしようと、お休みを心待ちにしていた方もおられたのではないでしょうか。このお楽しみは「法的には平日扱い、世間的にはお休み」と言う、不思議なお盆休み限定と言えます。

お盆って、これだけ多くの人や企業がお休みになるのに、なんで祝日を挟んでゴールデンウィークのような休日にしないんでしょうかね?聞いた話しによると「日本は政教分離の原則で、クリスマスも休日に出来ないのと同じ」とか。確かに、新嘗祭と言う立派な神道行事を由来にする勤労感謝の日も、あえて名目を勤労に感謝と変更しておりますので、政教分離が理由と言うのも尤も(もっとも)です。

今回のお盆休み期間、為替相場の方は「トルコ問題」やら「貿易不均衡問題なのか既に貿易戦争なのか」やらで随分と荒れてくれたお陰でボラが高く、お楽しみにされていた方も高ボラだけは満足されたに違いありません。そこから先は、各自の自助努力で天国と地獄ほどの差があるのは仕方ありません(笑)。

 

さて、この一週間の相場ですが、振り返ってみますとこんな感じでした⇩

これ、言わずにもお分かりのように、対ドル 鉄板通(ハードカレンシー) 3ペアです。そして、足は週足でして1本が1週間の値動きです。ドル円とポンドドルは寄引同事線に近い感じ、ユーロドルは4週間ぶりの陽線引けとなっております。まさにこれこそ、世界の絶妙なバランスの縮図なのかなって感じます。

強気強気のイケイケで押してるアメリカも、このまま行きますと厳しい状況が待っているような気配もあります。指標数字なども落ちてきてますから、いずれ交渉の相手国に付け入る隙きを与えかねません。 


 

さあ、誰が待っているのか分かりませんが、お待ちかねと言う事になっておりますCFTC の IMMポジションです。毎週火曜日現在の数字を集計して米商品先物取引委員会(CFTC)が週末に公表しております「シカゴIMM」ポジションです。書くことが少ない日曜日の更新に、ブログのスペースを埋めるのに非常に役立ちます(笑)。

 

IMMポジション(2018年08月14日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 49,369 107,737 -58,368 +4,439
EUR (099741) 188,428 190,217 -1,789 -12,354
GBP (096742) 60,028 120,769 -60,741 -1,889
CAD (090741) 30,627 56,825 -26,198 -1,300
RUB (089741) 7,070 1,815 +5,255 -2,406
BTC (1330E1) 2,104 3,636 -1,532 +79
金Gold (088691) 211,779 215,467 -3,688 -16,376
原油 (067651) 655,245 81,817 +573,428 -35,499

 

IMMポジション(2018年08月07日現在)
通貨/商品 Long(買建て) Short(売建て) Net(売買差引) 前週比
JPY (097741) 46,136 108,943 -62,807 +5,650
EUR (099741) 177,923 167,358 +10,565 -12,260
GBP (096742) 43,930 102,782 -58,852 -11,466
CAD (090741) 33,269 58,167 -24,898 +6,671
RUB (089741) 13,386 5,725 +7,661 -78
BTC (1330E1) 1,854 3,465 -1,611 -8
金Gold (088691) 208,292 195,604 +12,688 -22,649
原油 (067651) 691,708 82,781 +608,927 -4,473
(前週分を一見してわかりやすくしておくため、青字にしてあります)

 

過去のIMMポジション
fxse.hatenablog.jp

 

遂に、遂に金(Gold)が売買差引でネットマイナスに転落しました。かなり久しぶりの事態で、恐らくはここ数年は見てないかと思います。先日の、南アフリカでの金減産報道もありましたし、金の量は世界的に一定量しか無いのは分かっている事ですから、必ず物価上昇に伴って上昇するのが金です。現在の価格が行き過ぎだったと言う理由で下落しているのか、あるいは投機的に値が下がっているいるのか、よ~く吟味する必要があるとは思いますが、もし超長期持つために金を買うのでしたら、この全面的な金売りの状況の中での下落相場は買い場になるのかなとも思ってます。

日本円ですが、まだネットマイナスとは言え、主要通貨の中では唯一の前週比プラスになっております。また、ユーロが前週に引き続き1万ロット以上の大口の売りで売買差引ネットショートに転落しました。この指標、火曜日現在の数字ですので、この一週間として見たら米ドル買い最高潮の時ですので、非常にハッキリしている数字として現れていると思います。今週末のドル売りが短期のポジション整理だったのか、長期的に見て転換点だったのか、来週の数字を見ればなんとなく掴めそうな気がしますので、今回のこのIMMポジションは久しぶりに役に立ちそうです(笑)。


 

最近、サマータイムが議論されてますが、ネット上のはくしきなみなさまには評判が悪いようです。一瞬考えると、サマータイムで混乱が発生するようにも思えますが、あの長さや重さの単位を21世紀にもなってまだヤードポンド法から変更できない国ですら、採用できてるんです。しかもあの国は、場所によって時差があったりサマータイムを導入していない場所があったりメチャクチャなのにです(笑)。

ただ、日本と言うか政治の世界で今議論されている、酷暑対策でのサマータイムの導入に問題が無いわけではなく、そもそもサマータイムは酷暑対策で作られたわけでは無いんです。サマータイム、夏の日照時間が長い事を利用して、朝のスタートを早くする事で仕事が終わってからも日が出てる時間が長いため、その時間を有意義に過ごせる。つまり、遊ぶ時間を長くするために作られた制度なわけです。

酷暑対策と言う意味で言えば、現在検討されている2時間早めるサマータイムを日本で導入しますと、午後5時にお仕事終わって帰る人が、現在の午後3時なんて言う一番暑い時間に会社を出て帰宅するわけで、家までの道のりが今まで以上に厳しくなりかねません。

 

ただし、サマータイムと言う事では無く、単に日本時間を現状の世界標準時より2時間早めると言う事になりますと金融関係の者としてはちょっと話しが違ってきます。もし日本時間が UTC+9 では無く、UTC+11になったとしたら・・・・・・

ニューヨーク夏時間(夏時間)の午後5時が、日本時間で午前8時

ニューヨーク標準時(冬時間)の午後5時が、日本時間で午前9時

となりまして、現状ではニューヨーク時間の取引が終了してから東京時間開始まで、名目上はニュージーランドのウェリントン市場が担っている金融取引を、ほぼ途切れずに東京が引き継げるようになります。

これは非常に凄い事でして、アジア圏で既に為替の取引高1位は東京では無くシンガポールであるように、シンガポールがあれだけ金融取引で成功できたのも周辺の国が採用するインドシナ時間 UTC+7 を無視して香港時間 UTC+8 に合わせたからでして、もし東京が UTC+11 を採用出来たら、恐らく東京がアジアトップの金融市場に返り咲くと言うか、ぶっちぎりのトップを独り占めも夢物語ではありません。

シンガポールは周辺諸国が UTC+7であるように、現状の UTC+8 の時間帯ですら早すぎの感もあり、東京が UTC+11を採用したとしても追従は困難でしょう。香港に関しては、既に中国の一部と言う事で絶対に無理です。

 

冬場は確かに朝が真っ暗ですが、現状の UTC+9でも真っ暗な中で出社や登校している方も大勢おられるかと思います。また、退社や下校時間には既に暗くなっているでしょうから、朝が2時間早くなりますと、帰りくらいは明るいうちに帰れるという様にメリットとして考える事も出来ます。

アメリカですらサマータイムを導入できているんだからと言う風に先程書きましたが、確かにサマータイムなんてもので年に2回も時計を変更するのは、面倒と言えば面倒ではあります。でしたらいっそ、現在の JST = UTC+9 を UTC+11 にする方向も考えてもらいたいと思います。 


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