2018/04/26 戦績
USDJPY +147,200円
EURUSD +212,479円
GBPUSD +119,153円
AUDUSD △4,656円
USDCAD +30,351円
EURJPY +162,300円
GBPJPY +81,500円
AUDJPY +23,100円
CADJPY +41,700円
EURGBP +37,162円
TOTAL +850,289円
週間戦績(当週)
TOTAL +3,616,613円
月間戦績(04月)
TOTAL +20,869,401円
年間戦績(2018年)
TOTAL +120,486,180円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +1,020,814,496円
全然おもしろくも何ともない相場でした。
昨日早朝のニューヨーク時間終了までは、ある程度順調に買われたドルですが、その後引き継いた東京時間では値を伸ばす事も売られる事も無く欧州時間までの中継ぎの役目だけを果たした感じです。これが野球であれば真に素晴らしいリリーフとも言えるのですが、悲しいかな、日本のプロ野球でリリーフピッチャーがあまり評価されにくいのと同じように、為替の世界で中継ぎなんてものには何の意味もありません。「時間の経過=リスク」ですので、単に無駄な時間を経過したと言う事はマイナスにしかなりません。
うん、随分とこんな事で文字打った(笑)。
もう、ちゃっちゃと行っちゃいたいと思います。昨日のメインイベント、欧州中央銀行の政策金利発表と、その後で予定されておりましたマリオちゃんドラギ総裁による会見ですが、政策金利発表に関しては事前の予想通りに全て据え置きと言う結果に、発表の瞬間の超極短期的には動意なしと言う感じでした。動意なしと言うか、あまりにも想定過ぎて動くのも面倒な感じ(笑)。発表の数分前くらいから微妙にユーロ売りは入っておりまして、やはり皆さん考える事は同じようです。
欧州中央銀行(ECB) | 現状 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|
政策金利 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
預金ファシリティー金利 | -0.40% | -0.40% | -0.40% |
いつものように日本時間で午後8時45分に政策金利発表を行い、午後9時半から総裁会見となっておりました。昨日は、総裁会見の開始時刻の午後9時半にアメリカの指標も重なっておりまして、新規失業保険の申請件数は減りポジティブ、耐久財受注は輸送機器を除くと事前予想を下回っているのですが、今のアメリカには非常に優秀なボーイング社専属セールスマンのトランプ大統領がおりますので、輸送機器まで含んだ数字は事前の市場予想を1%も上回っている結果となっておりました。
米国 週次 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
新規失業保険申請件数 | 23.2万件 | 23.0万件 | 20.9万件 |
米国3月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
耐久財受注 前月比 |
+3.0% | +1.6% | +2.6% |
耐久財受注 前月比・輸送用機器除く |
+1.0% | +0.5% | 0.0% |
そんな指標結果もあり「どうせ、ドラギ総裁はスーパーポジティブな発言するだろう」と見込んでいた皆さんのユーロ買い戻しが若干スロースタートだったのですが、まあ、それでもそれなりに会見でポジティブ発言が伝わりますと若干ユーロが買い戻されまして上昇し、今回は「ユーロ売り・ドル買い思惑」だった皆さんにカッコウの格好の売場提供してくださっておりました(笑)。この「欧州中央銀行政策金利発表 ⇨ ドラギ総裁会見」まで一連のユーロの値動き、過去の統計や検証はしておりませんが、なんかパターン化しているような気がしてなりません。
肝心なドラギ総裁の会見内容なんですが、
スゲーぜ!欧州上昇してんぜ!今後もイクぜ!
って、そんな感じのリップサービス(笑)。そして、
為替市場注目してんぜ!
と言う発言もあり、やや為替の市場参加者に緊張が走ります。ここまでは良かったんですけどね~
あっ、でも、為替のボラなんて今回話し合ってないぴょ~ん
いくつか指標下がってんのも、まあ、あるね(笑)。
将来の金融政策についてなんて話し合ってないよ?
無事、ユーロ急降下でございます。
昨日は、スウェーデン中央銀行も政策金利を発表しておりまして、こちらも事前予想通り現状維持の -0.50% と言う事です。
スウェーデン中銀 | 現状 | 市場予想 | 結果 |
---|---|---|---|
政策金利 | -0.50% | -0.50% | -0.50% |
スウェーデンは、人によっては銀行との契約内容や交渉で、住宅ローンがマイナスになっている場合もあったりしまして、マイナス金利の恩恵を受けている個人もいたりします。と言う事は、当然ですがお金を預けておくと金利が取られる契約の口座もあったりしまして、注意しなければなりません(笑)。⇦ 単にマイナスにならない口座にすればいいだけですけど(笑)。
個人でマイナス金利を体感する方法としては、以前ですと FX ブローカーの OANDA が、日本円で証拠金を預けておくと「使っていない証拠金に対してマイナス金利を付ける=日本円を預けておくと目減りする」と言う時期が一瞬だけありました。OANDAは、通常は証拠金に対して金利を付与してくれるブローカーなので、マイナス金利を厳格に適用した結果そのようになってしまったと言う事のようです。
秒速でスワップ計算、秒速で証拠金の金利計算と言う面白いブローカーでして、更に以前は土日も取引出来た先進的なブローカーでした。今はスワップや金利付与計算がどうなっているのか分かりません。土日の取引が出来なくなった段階で利用しなくなってしまいました。土日の取引サービスを終了させる時に「予想していたより取引が少なかった」と言うような発表がありましたが、おそらく「予想していたより収益が少なかった(下手すりゃ赤字)」だったんでしょう。取引数量の制限があったにしろ、恐らく土日にやり過ぎた人達がいたんでしょうね(笑)。
そう言えば、よく言われる「土日も中東でイスラムの銀行が為替取引してる」と言う話しですが、ネット上では「本当」「嘘」が交錯しているようでして、常識で考えてみれば分かるのですが「本当」です。だって、土日も銀行やってるんですから銀行同士で取引は当然してますし、国を跨いだら外国為替取引になりますんで。ただ、当然ですがそんなにレートが良いわけでは無く、よく言われるようなインターバンクレートと言うわけにはいきません。OANDAが土日の取引を受けていた時代、ドル円は20pips程度のスプレッドでしたが、それ以上の価格差はあるようです。
有名なところでイスラムでは金利の発生は宗教上違法とみなされるので、金融機関は大変です。ただ、正当な利益を出す事は当然宗教上も合法ですから、為替のスプレッドなんかは金融機関の収益を出す手段としては重要なんです。デリバティブなんて超危険な感じなので昔は考えるのも避けていたようですが、近代になるにつれてイスラム法学者やイスラムの法体系を学習した金融工学の専門家が頑張ってイスラム向けの商品を開発してまして、割賦契約をイスラムで合法化したムラーハバ契約を別々の通貨で相互に契約し合う事で、事実上の為替先物を作ったり出来るようになりました。
ニューヨークって人種のるつぼと言われるほどですから、私があちらで働いていた頃にもそんな話しはゴロゴロしておりまして、まるでパズルを解くかのように新しいイスラムで合法な金融商品を皆んなで考えてみたり(笑)。
ん?なんでイスラムの金融商品の話しになった?
本日でゴールデンウィーク前の相場が終わります。欧米の皆さんには日本のゴールデンウィークなんて関係無いんですが、それでも金融市場に携わる皆さんは日本のゴールデンウィークと言うのは当然知っておりまして、感覚的には「中華圏の旧正月みたいなもんでしょ?」と、そんな感じでしょうか。
その前に、金融界で今週のラスボス、日銀金融政策決定会合の2日目が本日開催です。今回は12時25分より前に発表になるのか、それとも11時台に発表してしまい、落ち着いて12時から松花堂弁当を食べるのか(笑)。ゴールデンウィーク前に、ひと稼ぎさせてもらえますように願っております。
久しぶりに、これ貼っとこうかな⇩高ボラ祈願のヤツ(笑)。
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