FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/01/24 月曜日

2022年第4週の月曜日です。

新型コロナウイルスのオミクロン株による感染が随分と広まっているようで、先日から多くの都道府県においてまん延防止措置が適用されまして、

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昨日の日曜日、用事があって外出していたところ、やはり人出は非常に少なくなっていたように思えます。強制力の極端に弱い要請でここまでの効果がある日本は、その要請自体がこのような感染症での実施であるため残念な事ではあるものの、その国民性として素晴らしいと言う事を再認識させてくれるところでして、むしろ、その再認識できる事くらいしか現状ではポジティブな部分を見出せないとも言えます。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で26日深夜24時にカナダ中銀カナダ銀行が今後の金融政策を発表予定です。その4時間後、27日早朝4時に米FRBが連邦公開市場委員会(FOMC)を終え今後の金融政策を発表予定です。また、午前4時半からはFRBパウエル議長による会見も予定されております。

何もアメリカナダが一緒に発表しなくても、と、思うのですが、そう思う理由としては「せっかくの一大イベントなんだから、別の日にしろよな!」的な方でして、何か政策的に問題があると言うわけではありません。

カナダ銀行は、一部では25bp(ベーシスポイント)の利上げ予想もあるようで、私としてはカナダの金融政策発表に期待しております。値動き的に(笑)。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、24日月曜日午後6時カザフスタン,午後8時半にパキスタン、25日火曜日午後10時ハンガリー,午後10時半にナイジェリア、26日水曜日午後10時半ケニア,午後11時モザンビーク,深夜24時カナダ、27日木曜日早朝4時アメリカ合衆国,午前6時チリ,午前7時コスタリカ,午後10時南アフリカ、28日金曜日午後9時マラウィ、29日土曜日早朝1時アンゴラ,早朝3時コロンビアなどが予定されております。

1月26日水曜日午前8時50分に、前回1月17~18日に開催しました金融政策決定会合の「主な意見」を公開します。毎度の事なんですが、この主な意見と言うのは日銀特有なものでして、どの中銀でもある会合直後の「声明」と1ヶ月程度経過してから発表される「議事要旨」の間を埋めるような感じの会合で出た意見を羅列したものでして、どちらかと言えば議事要旨より分かりやすいです。 分かりやすいんです、が、たぶん値が動く事は無いでしょう(笑)。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日24日月曜日、この日はマークイット社による主要国の購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表が予定されております。最近はよくPMIで為替が振れる事があり、欧州とアメリカのPMI発表時間は若干注意しておいた方がいいかもしれません。フランスが午後5時15分、ドイツが午後5時30分、ユーロ圏が午後6時、英国が午後6時半、アメリカが午後11時45分となってます。正直、今日はPMI以外に注目指標がありません。

明日25日火曜日午前9時半に豪州の四半期消費者物価指数(CPI)の発表があります。豪ドルは物価の雇用関連の指標に振られやすい環境となってますので、豪ドルとニコイチのNZドルと合わせて注意しておいた方がいい指標です。午後11時にアメリカの米連邦住宅金融局(FHFA)が発表する住宅価格指数と、同じく午後11時にアメリカのファイサーブ社が集計しS&P社が発表するケースシラー(CS)住宅価格指数の発表があります。指標発表サイトなどではCS米住宅価格指数をメインにしているんですが、こちらは全米の主要都市における実際に取引された様々な物件を集計しているため、現金で購入された物件も、低額物件も高額物件も全て含まれております。対してFHFAが発表する方は公社融資を受けた全米全ての物件が対象となるため、あらゆる都市が含まれている一方、公社融資の受けられる信用力が高い者が購入した物件だけが集計対象となり、当然ですが現金で売買された場合や、信用力が低く民間の金融機関だけで融資を受けた場合は集計に入りません。統計を分析するためには、何がなんでも全ての情報をかき集めればいいと言うわけではありませんが、こう言う事も知った上で指標を見る事は、数字を見て判断する上で必要な知識かと思います。⇦先月のコピペ(笑)

26日水曜日、この日は注目指標がありません。深夜24時に米新築住宅販売件数があるのですが、米ドルの動きも、恐らくカナダ銀行の金融政策発表での動きに上書きされてしまうでしょう。

27日木曜日午後10時半にアメリカの2021年第4四半期国内総生産(GDP)速報値が発表になりまして、こちらが今週の注目ナンバーワン指標です。FOMC直後に発表になるGDPと言う事で、当然FOMCメンバーはこの数字を知っての上での会合ですから、FOMC結果発表によっては、この数字で何らかの裏付けとなる可能性もあります。それに、FOMC関係なしでもGDPが重要な指標である事には変わりありません。

28日金曜日午前8時半に東京都の消費者物価指数(CPI)が発表になります。一応お知らせしておきます(笑)。午後3時半にフランス午後5時にスペイン午後6時にドイツの四半期国内総生産(GDP)速報値と欧州主要国のGDP発表が続くため、単独ではユーロへの影響が小さかったとしても連続してのため注意しておいた方がいいでしょう。午後10時半にアメリカの個人所得や個人消費支出など個人収支関連指標の発表がありまして、こちらが今週の注目ナンバー2指標となってます。最後、深夜24時にミシガンさんとこの学生さんが頑張ってる例のアレの確定値発表があり、今週は終了です。


 

来週の月曜日が月末31日と言う事から、今週が実質的に1月最終週となります。もう1年のうち12分の1が終わってしまいました。そうネガティブに考えず、ポジティブに考えると、クリスマスまで1ヶ月近づいたとも言えます(笑)。

まずは「1月は頑張った!」と振り返る事ができるよう、実質1月最終週である今週も一週間、頑張ってまいりましょう。


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