FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/01/17 月曜日

2022年第3週の月曜日です。

本日1月17日月曜日はアメリカ合衆国がマーチンルーサーキングデー、キング牧師記念日の祝日でお休みとなっております。この祝日なんですが、あのキング牧師の誕生日が1月15日のため1月の第3月曜日が祝日となってます。少し前のアメリカでは黒人差別問題で大きく揺れていた時期もありまして、今現在でも収まったわけではありません。「祝日いえ~い」というだけではなく、アメリカの皆さんが何か考える機会になる事を期待したいところです。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で1月18日火曜日午後0時前後に日本銀行が金融政策決定会合を終え、決定した今後の金融政策を発表予定です。今回は年に4回公開されます「経済・物価情勢の展望」いわゆる日銀展望レポートが金融政策の発表と同時に公開される事になっております。特に今回の発表では「物価上昇率の上方修正や物価リスク評価の発表文言に修正があるかどうか?」などが注目されておりまして、一部では「ドル売りのストッパーとなるかどうか?」と期待感、つまり「円を買わない動機=日銀のハト派具合を見たい」とか随分ネガティブな期待感とも言えます。そんなのは無視して、日銀には円最強伝説再降臨を市場に叩きつけ、ここからの超絶円高の流れを作ってもらいたいところです(笑)。また、午後3時からは黒田総裁の記者会見が予定されております。

今週、ハードカレンシー発券中銀の発表は日銀だけでして、G10通貨の発券中銀としてノルウェーが入っている程度です。また、今後どうするつもりなのか全く分からないトルコも今週発表予定となっております。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、18日火曜日(発表時間未定)日本国、20日木曜日午前11時スリランカ,午後4時マレーシア,午後4時05分ウズベキスタン,午後6時ノルウェー,午後8時トルコ、午後9時ウクライナ、22日土曜日午前7時パラグアイなどが予定されております。

 

20日木曜日午後9時半に欧州中銀ECBが金融政策理事会の議事要旨を公開します。この回は、3月でパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れを終了すると発表した回でして、ただ金融政策発表時点での反応はイマイチだった時となります。

fxse.hatenablog.jp

最近の流れとして、議事要旨で何か新しい事を血眼になって探し出し発見して反応すると言う事が多くなってまして、このECBの議事要旨発表でも何かあるかもしれません。十分に注意しておいた方がいいでしょう。

 

21日金曜日午前8時50分に日銀が前々回12月16~17日に開催しました金融政策決定会合の議事要旨を公開します。日銀は「議事要旨」を公開する前に「主な意見」と言う議事要旨のサブセット版のようなものを公開してまして、既にこの回の主な意見は12月27日に公開され、その時は完全スルーでした。まあ、12月27日なんて言う「ド年末に公開されてもね~」と言うのもあったかもしれません(笑)。

fxse.hatenablog.jp

恐らく今回も新しい要素があるとも思えず、たぶんスルーになるかとは思うんですが、極たま~に何かある事も無いわけではありませんから、一応頭の片隅に入れておきたいイベントではあります。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日17日月曜日午前11時に中国の2021年第4四半期国内総生産,2021年国内総生産が発表になります。特に四半期の前年比が、前回値 +4.9%のところ +3.3%前後の市場予想となってまして、市場予想は無視して前回値より落ちたら上海や深圳,香港の株式市場で大幅下落の波とかなりそうな気がしてなりません。

明日18日火曜日午後4時に英国の失業率など雇用関連指標の発表があります。午後10時半にはニューヨーク連銀製造業景況指数の発表が予定されておりまして、アメリカは祝日明けの週初営業日でして、その初っ端の指標となるため普段よりも注目されるかもしれません。

19日水曜日午後4時に英国の消費者物価指数(CPI)、同じく午後4時にドイツの消費者物価指数(CPI,HICP)が発表されます。なんか、この組み合わせだとユーロポンドとか遊ばれそうな雰囲気です(笑)。また、午後10時半にはカナダも消費者物価指数(CPI)を発表予定でして、CPIデーとなっております。

20日木曜日午前8時50分に日本の通関ベース貿易収支の発表があります。他国であまり発表にならない通関ベースなので過去の数値としか比較できませんが、港ごとの取り扱い高とか見ると、取り扱いキャパに対する現状から上限を見通すとかもできるようです。金融屋さんとしてはそこまで求めてませんが、できるって知ってるだけでもなにか優位に立てる日がありそうな気もします ⇦ コピペ。午前9時半に豪州の失業率など雇用関連指標の発表があります。豪州は今週他に目立った指標も無いため、この雇用関連指標で豪ドルがちょこっと動く事を期待したいところです。

21日金曜日午前8時半に日本の消費者物価指数(CPI)が発表予定です。今回も数値は伸びているでしょうが、恐らく一般紙やテレビでは、マイナス数値になるであろう生鮮食品や燃油を除いたコアコアを大々的に報じて「日本は物価が伸びないアピール」に忙しくなる事でしょう(笑)。午後4時に英国の小売売上高、そして午後10時半にカナダの小売売上高の発表がありまして今週の注目指標の発表は終わりです。今週は指標的には大人しめな感じの週となっております。


 

本日は、もう1月17日と言う事で、気がついたら既に1年のうち24分の1が経過してしまいました。このペースで順調に行けば、今年のクリスマスもすぐにやって来そうです(笑)。

そろそろ世の金融屋さんたちも本格的に動き出す頃でしょうし、市場も随分と活性化してきました。上手く波に乗り、少しでも多く鞘を取れるように今週も一週間、がんばってまいりましょう。


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