FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/01/10 月曜日

2022年第2週の月曜日です。

本日、日本は「成人の日」の祝日でお休みです。地域により参加する実年齢に若干違いがあるものの、今年の成人の日までは20歳での成人を祝う事自体は同じです。

今年の4月から民法が改正され18歳で成人となるため、この現状の20歳での成人を祝う成人式は今年が最後となりまして、来年以降も20歳での祝賀を予定している自治体も多くあるものの、あくまでも従来の20歳でのお祝いと言う部分を世襲しただけの「ハタチになったお祝い」でしかなく、成人式ではありません。

昨年は、ほぼ全国で成人式が新型コロナウイルスの影響で中止となっておりました。今年も幾つかの市区町村では中止となっているようですが、多くの自治体では、蔓延防止措置を徹底した上で成人式を開催するようです。私もそれでいいと思います。

今年、成人式を迎えた方たちは、大学に入学、あるいは高校を卒業して就職し、もうずっと新型コロナウイルスの影響下で過ごしてきました。一番抑圧されている世代でもあり、成人式くらいさせてあげたいと、一人の大人として思います。


 

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で10日月曜日午後10時ルーマニア、13日木曜日午後8時セルビア、14日金曜日午前10時韓国、当初14日の予定だったカザフスタンは24日に変更になったようです。日本の皆さんで、カザフスタンの金融政策に注目している人がどれくらい居るのか分かりませんが(笑)。

13日木曜日早朝4時に米地区連銀経済報告いわゆるベージュブックが公開されます。ベージュブックが何なのかは、過去に何度も何度も何度も何度も書いておりますので詳細は省略しますが、このベージュブックが次回FOMCで議題のたたき台になるため、利上げ利下げの予想が難しい時などにはこのベージュブックでドッカ~ンと動く事もあります。ベージュブックはマスコミが伝えるような恣意が入った情報ではなく、標準化した目線から全米の現状を鳥瞰できる数少ない報告書でして、最近は特にその重要性が増していると私は考えております。為替や株の金融取引では、正しく大きく全体の流れを見た視点と言うのは非常に重要で、多くの人達がマスコミやSNSが伝える情報を鵜呑みにする中で、正しい情報を得ると言うアドバンテージは「ずるい」と言えるほど大きなものです。せっかく無料で全世界に公開してくれるのですから、これを見て利用しない手はありません。

 

金融政策とは直接関係しない政治絡みのイベントとしては、11日から12日に日付が変わる午前0時から米上院銀行委員会におきまして、パウエルFRB議長の再任の公聴会を開催します。また、13日から14日に日付が変わる午前0時から米上院銀行委員会におきまして、副議長に指名されたブレイナードFRB理事の公聴会も開催されます。

jp.reuters.com

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特に注目している発言などはありませんが、何があるのか分からないのが公聴会です。開始時間が深夜0時と言うのもニューヨークオプションカットタイムとなっているため注意はしておいた方が良さそうです。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日10日月曜日、午前9時半に豪州の住宅建設許可件数の発表があります。いまだに住宅価格で大騒ぎの豪州ですので、もし仮に建設許可件数が事前の市場予想を大きく下回る事にでもなりますと、当然、将来的に市場へ供給される住宅戸数が予想より減少する事になりますので、豪ドルやNZドルの動きに注意が必要な指標です。

明日11日火曜日、この日も注目の指標が少なく、午前9時半に豪州の月次小売売上高の発表があるくらいです。

12日水曜日午前8時50分に日本の貿易収支(国際収支ベース)も発表になります。日本の貿易収支では、国際収支ベースと通関ベースと言うのが発表されてまして、今回は国際収支ベースの方です。いわゆる世界中で発表されている貿易収支はこの国際収支ベースですので、他国の貿易収支との比較はこの指標となります。午前10時半に中国の消費者物価指数(CPI)の発表もありまして、上海や深圳、香港の株価に影響が出てアジア圏の株式市場に影響が波及し外国為替市場まで引っ張られるパターンになる事を期待してます(笑)。そして午後10時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)の発表が待っております。こちら、文句なく今週の注目ナンバーワン指標となります。CPI伸びたら好景気&好循環は過去の事で、今はどこまで抑えられるのかがキーになっております。CPIの結果で株価と米ドルが相反して動くので、両方の取引をしている方は過去の経験と違った動きになるため特に注意しておいた方がいいでしょう。

13日木曜日午後10時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)の発表があります。前日にCPIの発表があるため目立たない感じではありますが、CPIの結果が事前の市場予想と大きく違った場合などは物価指標第二弾の扱いになる事もあります。

14日金曜日午後4時に英国の月次国内総生産(GDP),鉱工業生産など各種生産指数,貿易収支など英国の指標集中発表があります。午後10時半にアメリカの月次小売売上高の発表がありまして、こちらが今週の注目ナンバーツー指標となります。最近は小売売上高への注目度が低下している感じもありますが、週末金曜日の発表ですし、指標発表時間がトリガーとなって動き始める可能性もあります。最後、深夜24時にミシガンさんとこの学生さんが頑張ってる例のアレの速報値の発表がありまして今週は終了です。


 

今週も、冬らしく寒い日々が続きそうで、火曜日以降は雨や雪が降る確率も高くなっている地域が多いようです。そんな中、本日だけは全国的に晴れマークが出ておりまして、なんとか成人式を晴れで過ごす事ができるようです。

明日からは冬は寒いと諦め、今週も一週間がんばってまいりましょう。


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