FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2022/01/03 月曜日

2022年第1週の月曜日です。

そう、今週は2022年の第1週です。「おかしい」と思う方と「なんでおかしいの?」とむしろ疑問に思う方がおられるかもしれませんが、カレンダーを見ながら「今週は2022年第1週」と言われると、違った印象を受けるかもしれません。

月曜日始まりカレンダーなのには意味があります(後述)
2021年12月~2022年1月
 
27 28 29 30 31 1 2 2021年 最終週
3 4 5 6 7 8 9 2022年 第1週
10 11 12 13 14 15 16 2022年 第2週

そう、今週が2022年の第1週となりますと、2022年に突入した最初の2日間を無視して「3日から2022年の週が始まった」と言う事になるわけです。

この基準はどう言うものかと言いますと、国際的に日付と時刻を定める国際標準化規格(ISO)で「ISO8601」にて定義されておりまして、こんな感じ⇩

ISO8601 Part 1: Basic rules

3.1.1.23項

the first calendar week of a calendar year is the week including the first Thursday of that year
該当年における最初の木曜日を含む週を第1週とする。

3.1.2.16項

seven calendar days which begins on Monday and ends on Sunday
一週間は月曜日に始まり日曜日に終わる。

www.iso.org

と言う事になってまして、3.1.1.23項によって「一年で初めて木曜日が含まれている週が第1週」となるため、2022年の初めての木曜日はカレンダーでバックを緑色にしてある6日ですので、6日が含まれる週である今週が2022年の第1週となるわけです。あと、珍しく月曜日始まりのカレンダーにした理由も、3.1.2.16項で「一週間ってのは月曜日に始まるって事にしようぜ」と決まってるためでして、いくらアメリカや日本が「日曜日始まり!」と声高らかに詠唱したところで、ISOで決められている以上はそれに逆らえません(笑)。

週の始まりが何曜日なのか?と言うのはISOで決められてはいるものの、これも絶対ではなく、それぞれの国で慣習や宗教的な理由から使われているものが尊重される事になってまして、ISOで決められてる月曜日始まりが絶対と言う事でもありません。ただ、私としては、生まれ育った環境から一週間は月曜日始まりと言う意識が非常に強く、そのため日曜日のブログ記事では日曜日の所属を誤魔化すような書き方をする事が多くあります。例えば、翌日の月曜日からの一週間を「今週」と言う表現ではなく「明日から始まる5日間」としてみたり、逆に私としては今週と言うイメージが強い日曜日までの一週間を「今週」と表現すると、読んでる方に間違って伝わる可能性があり「この一週間は~」としてみたり。細かい文化の違いで割を気を使ってます。

ところで、やたら「一週間は日曜日に始まる」と定義にうるさい連中を尊重する皆さんも、およそ土日をまとめて「週末」と言われるている事が多いんですが、私としたら「一週間は月曜日始まりだと認めないなら、日曜日は週末じゃないでしょ?」とツッコミたい感じでして、あまりにも定義を尊重する皆さんには、今度からは「週末の予定」と言うところを「週末と週初の予定」にして頂きたいと思うところです(笑)。これ、別に一週間を月曜日始まりだと認めろ!と言っているわけではなく、ただあまりにも行き過ぎた「定義」を笠に着た「言葉尻をとらえるようにする事」への反抗と言うか、イヤミと言うか。

正しい言葉は重要なんですが、例えば近年急に言われるようになった「元旦」しかり、「旦」の字が日の出を表す云々と言う「もともとの意味」と言う事で、元旦は元日の朝だけと言う理論のようですが、更にもっと遡って、漢字が日本に中国から渡来した事を考えますと、中国では当たり前のように1月1日を「元旦」と表記しますから、元に戻り尽くすと「元日も元旦も一緒」と言う事になってしまいそうです。

そんな事を言っている私も、実は「確信犯」の使い方が本来の意味「正しいと思ってやっている事」ではなく、「間違っていると分かってやってる事」の意味で使われているのが気になって仕方なかったりするわけですが、人と人がコミュニケーションをする際には、どこか必ず妥協しあう必要があり、過度な正しさや定義を盾にした圧迫社会が冗長しなければいいなと思うところです。

⇧ここまで、まるっきり昨年のコピペ修正(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。今週は主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国どころかほとんどの国で金融政策発表なんて無い年初週となります、が、それでも独自路線を貫く国はありまして、1月3日月曜日午後11時イスラエル、4日火曜日深夜24時前後ポーランド、5日水曜日午前7時ホンジュラス、6日木曜日午前3時ウルグアイ、7日金曜日午前8時ペルーなどが予定されております。

6日木曜日早朝4時に、米FRBが前回12月14~15日(現地時間)に開催しました「連邦公開市場委員会(FOMC) 」の議事要旨を公開します。この回は、テーパリングの拡大が発表された回でして、発表直後に一瞬ドル高になったものの「予想通り」と言う事で、パウエル議長の会見終了後に「行って来いの倍返し状態」で終わった時の議事要旨となります。非常に期待感に薄い議事要旨の公開となります(笑)。

fxse.hatenablog.jp

ただ、いつも言いますように、議事要旨で何か新しい発見でもありますと金融政策の発表直後に予想通りと見ていたのに「なんだ!そう言うのもあったのか!」のような大きな反応がある可能性も若干ありますので、注意しておきたいイベントです。 

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日3日月曜日、この日はマークイット社による製造業購買担当者景気指数(PMI)の集中発表が予定されております。主要国のPMIについては確定値となりますが、欧州やアメリカはPMIで振れやすいため、それぞれの国の発表時間にだけ若干の注意をしておいた方が良さそうです。フランスが午後5時50分、ドイツが午後5時55分、ユーロ圏が午後6時、英国が午後6時半、アメリカが午後11時45分となってます。これ意外は、正直言って何も指標が無いと言ってもいいくらいで、深夜24時にアメリカの建設支出がありますが、ありますけど?って程度です。

明日4日火曜日午後5時55分にドイツの失業率など雇用関連指標の発表、深夜24時にアメリカのISM製造業景況指数の発表があります。この日の指標は非常に薄いんですが、前日3日が各国でお正月の振替休日などで休場だった株式市場が動き出す日となってまして、そっちの方が外国為替市場への影響が強そうに思えます。

5日水曜日、この日はマークイット社によるサービス業と複合の購買担当者計指数(PMI)確定値の集中発表日になっております。発表時間は月曜日と同じですので、その時間だけ一応気をつけておけばいいでしょう。午後10時15分に米ADP社の全米雇用レポートの発表があります。最近は新規失業保険申請件数が少なかったり、継続件数も減少しておりまして、新規で仕事に就いた人が増えている可能性も十分にあります。この指標が極端に増えていれば、金曜日にある雇用統計への先行指標として注目度が一気に上昇し、値動きに期待できるかもしれません。

6日木曜日午後10時にドイツの消費者物価指数(CPI,HICP)速報値の発表があります。EU加盟国単体での指標でユーロは動きにくくなっておりますが、フランスなど他のEU主要国のCPIが出揃ったあと最後にドイツの値ですので、そろそろ期待しているところではあります。午後10時半にアメリカの貿易収支、同じく午後10時半にアメリカの新規失業保険申請件数など失業保険関連指標の発表があります。新規失業保険の申請件数は1月1日現在、継続者数は12月25日現在です。深夜24時にアメリカのISM製造業景況指数の発表があります。いつもの月ですと、マークイット社の同様の指標の発表直後にあるのでコンビネーションで動く事もあるんですが、今月は残念ながら別々の日となっておりまして、極端に事前の市場予想と違っていなければ大きな動きは望めないかもしれません。

7日金曜日午前8時半に東京都の消費者物価指数(CPI)午前8時50分に日本の勤労統計調査と家計消費支出調査の発表があります。「日本の事を今週も1つくらい書けて良かった」と言ったところです(笑)。午後7時にユーロ圏の小売売上高,消費者物価指数(HICP)速報値が発表になります。まあ、多分何もないです。そして午後10時半にアメリカの雇用統計、そして同じく午後10時半にカナダの失業率など雇用関連指標が同時に発表となります。今週の注目ナンバーワン指標の雇用統計、注目ナンバー2指標のカナダの雇用関連指標が同時公開となります。加ドル好きには、できれば2週に分けて発表して欲しいのに今月は同時発表という勿体ない回となってしまいました。恐らく、年初なので動かしたい人が大勢居て荒れると思います。⇦ ほとんど願望(笑)。あとは、深夜24時にカナダのIvey購買部協会指数とか言うPMIもありますが、極端に数値が変動しない限り影響は無いでしょう。

今週はミシガンなんちゃらが無いので、これで終わりです。


 

今年から、週に1回月曜日の更新だけにする予定とお知らせしておりましたが、日々の戦績ではなく、日々の指標結果だけ羅列する形で毎日の更新だけは続ける事にしました。が、恐らく今まで以上に面白くもなんともない更新になるかと思われます。とりあえず、気持ち的には続けたいところと、月曜日の更新だけはちゃんと書こうと言う折衷案と言うか、無駄な抵抗と言うか(笑)。

 

さあ、2022年の取引スタートの月曜日となります。良い年のスタートが切れるよう、今週も一週間がんばってまいりましょう。


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