FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/12/20 月曜日

2021年第51週の月曜日です。

遂にやって来ましたクリスマスパーティーウィークです。今週は外国為替も株式も、23日までは通常通り取引されているとは言え、大口の機関投資家などがクリスマス休暇に入っている可能性もあり、かなり市場が薄くなる時でもあります。

市場が薄くなって値が動かないのは仕方ないのですが、突発的なニュースなどで急変した場合、株式や先物など「市場」がある取引の場合はサーキットブレーカーの発動で取引停止がなされますが、相対取引である外国為替の場合は行くところまで行ってしまいます。いい例がスイスフランショックであり、2019年1月3日のドル円急変です。

値が急変で飛んだ場合はストップロスの指値も無効で、その場合ブローカーによってどの価格で指値が執行されるのか規約とニラメッコするしかありません。よくご確認頂き、クリスマス明けに一文無しならラッキー、多額の追証とかなりませんように十分にご注意下さい。

勘違いや、よく理解されていない方がおられるので、あえて厳し目に申し上げますが、外国為替証拠金取引は預けてある証拠金をすべて溶かして終了ではなく、理論的には無限に損失を被る可能性がある契約です。そう言う意味でいけば、日本で無登録の海外ブローカーのよく提示している「追証なし」と言うのは非常に顧客に有利な契約です。ただ、無登録の海外ブローカーを公然とオススメできないところがなんとも言えないところです。急変しそうな長期休みに入った相場で、2つ以上の業者を使ってロングとショートを超ハイレバレッジでポジション取っておく(スワップ受け払いもなくて両建てに最適期間)とか使い方次第と言うところもあるんですけど。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で20日月曜日午前10時半中国(実質的な政策金利であるローンプライムレート),午後8時ウガンダ、21日火曜日午前6時30分ジャマイカ,午後9時モロッコ、22日水曜日午前6時ホンジュラス,午前7時パラグアイ,午後4時05分タイ王国,午後10時30分チェコ,深夜24時アルバニアなどが予定されております。

21日火曜日、午前9時半に豪州中銀RBAが前回12月7日に開催しました金融政策委員会の議事要旨を公開します。

22日水曜日、午前8時50分に日銀が前々回10月27~28日に開催しました金融政策決定会合の議事要旨を公開します。

恐らく、豪州中銀RBAも日銀も、この議事要旨の公開で大きく動く事は無いかと思われます。ただ、金融政策の決定時点での声明文からの内容とあまりにもギャップがある内容が記載されておりますと、当然動く切っ掛けとなりますので公表時間だけ注意しておく必要はあるかと思われます。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週はクリスマス週で、特にクリスマスまでの駆け込み発表が多くなっており、22日水曜日と23日木曜日に集中して重要指標が山盛りになっております。

本日20日月曜日、特に目立つ指標はありません。

明日21日火曜日午後10時半にカナダの小売売上高が発表されます。10月の数値なのでセール時期前ではあるのですが、少し上向きになっている予想もあり、前回値はマイナスのところ事前の市場予想はプラスとなっている絶対値での多少のインパクトはありそうな気もします。

22日水曜日、午後4時に英国の四半期国内総生産(GDP)の発表がありますが、確定値のため前回値と極端に大きく変動が無ければ市場への影響は無いかと思われます。午後9時半にアメリカの四半期国内総生産(GDP)の発表がありますが、アメリカも同じく確定値の発表となっておりまして、アメリカの四半期GDPは「速報値 ⇨ 改定値 ⇨ 確定値」と全部で3回の発表があり、今回は3回目の「確定値」の発表となってます。深夜24時にアメリカの中古住宅販売件数の発表がありまして、ここ最近少し上向き傾向があるため、前回値を下回るような事になりますと大きく動きそうな感じがします。別に、だから前回値を下回って欲しいわけではありません(笑)。

23日木曜日午後10時半にアメリカの個人所得・個人消費支出など個人収支関連指標の発表があります。この指標が今週ナンバーワン注目指標でして、クリスマス前最後の大型指標となってます。同じく午後10時半にカナダの月次国内総生産(GDP)の発表もあります。せっかくなので、アメリカの大型指標と分かれて欲しかったんですけど(笑)。深夜24時にアメリカの新築住宅販売件数、同じく深夜24時にミシガン大学消費者態度指数・確定値が発表となります。

24日金曜日午前8時半に日本の消費者物価指数(CPI)が発表され、なんと今週の注目指標が日本の指標で締めくくられると言うイレギュラーな週はクリスマスだけ(笑)。24日は日本時間が終わると早々に取引終了となるブローカーもあるかと思いますので、週越えポジションを作らないようにご自身の取引されているブローカー(FX業者)の取引時間にお気をつけ下さい。


 

先週も月曜日の記事で書いたのですが、年明けからブログの更新を「週に1回月曜日+不定期」の予定にしておりまして、今のところ、年内は内容は薄くても日々更新をしたいと考えております。

実は年明けくらいからは更新回数を減らし、週に1回月曜日+不定期としようと考えておりましたが、やや早まり、クリスマス週からそのようになるかもしれません。まあ、いずれにせよ、大して多くの方にご覧頂いているわけでは無いのでさして問題は無いでしょう(笑)。

fxse.hatenablog.jp

 

ついに週末にクリスマスを控えた一週間が始まります。皆さんも素敵なクリスマスを迎えられるよう、どうか良い日々をお過ごし下さい。


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