FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/12/13 月曜日

2021年第50週の月曜日です。

もう今年も50週です。あと2週で2021年の週次カウントも終わりです。今週は駆け込み需要で各国中銀の金融政策発表も山程ありますし、来週末にはいよいよクリスマスとなるため、来週は早い時期から市場の皆さんが不参加となる事でしょう。つまり、今週がお稼ぎチャンス(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で12月16日木曜日、この日はとにかく各国中銀の金融政策発表が目白押しとなっております。まず午前4時に米FRBが連邦公開市場委員会(FOMC)を終え今後の金融政策を発表午前4時半からはパウエル議長による記者会見も予定されております。夕方になり、午後5時半にスイス中銀のスイス国立銀行が金融政策発表午後8時にトルコ中銀も金融政策を発表予定となっており、トルコリラはお好きな方はお好きでしょう(笑)。そして午後9時に英中銀イングランド銀行が金融政策発表があり、最後は午後9時45分に欧州中銀ECBが金融政策発表を行い、いつものように午後10時半からはラガルド総裁による記者会見が予定されております。すげ~、怒涛ですよ、怒涛(笑)。

そして、17日金曜日午後0時前後に日本銀行が金融政策決定会合を終え、決定した今後の金融政策を発表予定で、午後3時からは黒田総裁の大喜利大会記者会見が予定されております。

どの主要国中銀も政策金利変更の予想はないんですが、日本を除く主要各国では物価上昇が随分と大きくなってきており、その対応をどのようにするのかの方針に注目が集まっております。ちなみにトルコは現状15%から今回も1%利下げの市場予想になってまして、もういっそ一気に10%くらい引き下げて 5%にでもしたらいいんじゃないですかね?(笑)。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、14日火曜日午後7時ウガンダ,午後10時ハンガリー、15日水曜日午前7時チリ共和国,16日木曜日午前7時アメリカ合衆国(FOMC),午前7時コスタリカ,午後4時フィリピン,午後4時半インドネシア,午後5時中華民国(台湾),午後5時半スイス,午後6時ノルウェー,午後8時トルコ,午後9時英国,午後9時45分欧州中銀(ECB)、17日金曜日午前2時エジプト,午後4時メキシコ,正午前後(時間未定)日本銀行,午後7時半ロシア、18日土曜日午前3時コロンビアなどが予定されております。また、米ドルとペッグしている通貨の発券国や、通貨バスケットの構成で米ドルを主としている通貨の発券国などの金融政策発表も控えております。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日13日月曜日、目立った指標はありません。一応重要と言う事になっているのが午前8時50分にあります日銀短観ですが、もしかしたら株式市場が若干反応する可能性を密かに持っている程度でして、外国為替市場で大きく反応したなんて話しは聞いた覚えがありません。

明日14日火曜日午後4時に英国の失業率など雇用関連指標の発表があります。英中銀BOEの金融政策委員会前なので極端に悪化した場合に反応しそうではあります。午後10時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)があります。先週の消費者物価指数(CPI)では事前の市場予想通りで「失望感」とか言われてましたが、このPPIではあまりそう言った事は無いかとは思います。もともと資源関係や原油価格高騰などで、前年比で8%オーバーが当たり前みたいな感じになってますので、今回の市場予想でも9%超えとなっており、ある程度高くてもFOMCでの金融政策に直接の影響を与える事は無いと市場の皆さんは判断するかと思います。

15日水曜日午後4時に英国の消費者物価指数(CPI)など英国の物価関連指標の集中発表が予定されております。アメリカほどでは無いんですが、それでも前年比で4%台となっている英国のCPIでして、今回事前の市場予想では4.8%前後となっており、これがもし5%行くような勢いですと金融緩和の早期終了と利上げへの期待から、ロンドン株式下落とポンド高への誘導となりそうです。午後10時半にカナダの消費者物価指数(CPI)、同じく午後10時半にアメリカの小売売上高が発表となります。特にアメリカの小売売上高は11月のブラックフライデーを含んだ数字で期待がある一方、FOMC直前と言う事もあり、事前の市場予想近辺での数字ですと外国為替市場では大きく反応は無いかもしれません。

16日木曜日、この日はマークイット社による主要国の購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表が予定されております。最近はよくPMIで為替が振れる事があり、欧州とアメリカのPMI発表時間は若干注意しておいた方がいいかもしれません。フランスが午後5時15分、ドイツが午後5時30分、ユーロ圏が午後6時、英国が午後6時半、アメリカが午後11時45分となってます。午前9時半に豪州の失業率など雇用関連指標の発表があります。最近は何故か豪ドルが買われている事もあり、ちょこっと注意しておいた方が良さそうな発表です。あとは、午後10時半にアメリカの住宅着工件数とかありますが、とにかくこの日は金融政策発表に流れやすい日となるでしょう。

17日金曜日午後4時に英国の小売売上高午後7時にユーロ圏の消費者物価指数(HICP)などがありますが、恐らくもう市場の皆さんはクリスマス休暇に入る準備に余念がなく、指標や値動きどころじゃなくなってきている頃でしょう(笑)。強いていうなら、ポジション清算のためのタイミングを見計らっているくらいで、いつも動くような午後3時,午後4時,午後9時,午後10時半,午後11時,深夜24時,午前1時などのタイミングに十分に気をつけておきたいところです。


 

さて、私事なんですが、これから年末にかけて色々と立て込んでおります。いつもブログの更新は、前日の夜、または早朝に予約して午前7時半更新としておりますが、今週以降は時間が不定期になるかもしれません。また、内容も簡素になる可能性も高くなります。

実は年明けくらいからは更新回数を減らし、週に1回月曜日+不定期としようと考えておりましたが、やや早まり、クリスマス週からそのようになるかもしれません。まあ、いずれにせよ、大して多くの方にご覧頂いているわけでは無いのでさして問題は無いでしょう(笑)。

 

市場が薄くなってからの急変に賭ける事を除くと、月曜日から週末までまるまる一週間まともに機能するのは今週が年内最後の週となります。年内最後のレギュラー週、今週もがんばってまいりましょう。


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