FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/12/06 月曜日

2021年第49週の月曜日です。

毎月、雇用統計が終わると2週間程度指標やイベント関係が少し落ち着く感じになるんですが、12月はクリスマスを控えており、その前に一気に終わらせないとならない事情があったりで、落ち着くのは雇用統計の翌週、つまり今週くらいとなります。

先週末4日の土曜日からFRB高官らがFOMC終了後まで発言を禁止されているブラックアウト期間が始まりまして、パタッと静かになる週となります。この期間に出てくる発言っぽい記事は全て妄想ですのでご注意下さい(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で12月7日火曜日お昼過ぎの午後0時半、豪州中銀RBAが政策金利と今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0.10%の据え置き予想となっております。

8日水曜日深夜24時、カナダ中銀のカナダ銀行が今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0.25%の据え置き予想となっております。

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては6日月曜日午後6時カザフスタン、7日火曜日午後0時半豪州、8日水曜日(時間未定)ポーランド,午後1時半インド,午後5時ジョージア(グルジア),午後6時15分ナミビア、9日木曜日午前0時カナダ,午前6時ブラジル,午後5時15分ウズベキスタン,午後8時セルビア,午後9時ウクライナ、10日金曜日午前8時ペルーなどが予定されております。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日6日月曜日、本日は特に注目な指標はありません。欧州各国の個別指標が若干ありますがそんなのでは全く動かないご時世でして、指標のようなノイズが無いためきれいに動き始める月曜日になるかもしれません。むしろ、そう期待(笑)。

明日7日火曜日、正午前後に中国の貿易収支が発表予定となってます。最近、中国の動向がやや不安定なので数値がブレると株式市場からの波及があるかもしれません。午後10時半にアメリカとカナダの貿易収支も発表になります。今現在の市場が注目しているのはヤレ貿易摩擦だの乾布摩擦だではありませんので注目度は低いんですが、数字が極端に振れると勝手に金利動向に結びつけるパターンになりますので、その辺りだけ注意しておけばいいかと思います。

8日水曜日、午前8時50分に日本の四半期国内総生産(GDP)確定値、同じく午前8時50分に日本の貿易収支(国際収支ベース)も発表になります。日本の貿易収支では、国際収支ベースと通関ベースと言うのが発表されてまして、今回は国際収支ベースの方です。いわゆる世界中で発表されている貿易収支はこの国際収支ベースですので、他国の貿易収支との比較はこの指標となります。

9日木曜日、午前10時半に中国の消費者物価指数(CPI)が発表になります。中国にしては珍しく決まった時間に発表になる指標です(笑)。午後10時半にアメリカの週次失業保険関連指標の発表がありましす。雇用統計が雇用指標として微妙に不完全燃焼だった感じなので、次週のFOMC前に数字だけでアレコレ入れる数少ない指標の一つなので、今回はいつもより注意しておきたい指標です。

10日金曜日午後4時に英国の月次国内総生産(GDP)鉱工業生産など各種生産指数貿易収支など英国の指標集中発表があります。金曜日にしてやっと登場した小マシな指標なんですが、小マシなだけで市場を牽引するほどの力がありそうな指標でも無さそうです。午後10時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)が発表になります。今週の注目ナンバーワンと言うか、もうオンリーワンに近い感じでして、今週は米CPIのためにあるような状態となってます。燃油や生鮮食品まで全て含めた素の消費者物価指数(CPI)の前年比が、前回は 6.2%だったところ今回は 6.8%前後の市場予想となってまして、これが仮に 7%を超えてくるようなことでもあれば、次週のFOMCで緩和政策の急激な縮小を余儀なくされる観測からの利上げ時期前倒しで急激なドル買いに向いそうな感じがあります。最後、深夜24時にミシガンさんとこのグレートでファンタスティックなアレ(速報値)があり今週も終了です。


 

さあ、いよいよクリスマスが再来週末に迫ってきました。毎年この時期になりますと、あれだけ待ち遠しかったクリスマスが来てしまうのが惜しくなり、もうちょっと先延ばしにしたい心境となります。そうは言ってても来てしまうのは仕方ないので、今年からはもう少し長い視点を持ち、来年を見据えて「まだ1年あるじゃないか」と現実逃避することにしました。すると「来年のクリスマスますまでに2回もクリスマスがあるじゃないか!」と(笑)。

現実逃避しても仕方ないので、およそ3週間後に来る今年のクリスマスを全力で楽しむため、まずは残りの日々をお稼ぎできるように今週も頑張ってまいりましょう。


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