FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/11/08 月曜日

2021年第45週の月曜日です。

昨日の日曜日、北米のアメリカとカナダで夏時間が終了し標準時(いわゆる冬時間)へと移行となりました。一番目立つところでは、金融イベントや指標発表の時間が1時間遅くなります。午後9時半に集中する北米の指標発表は午後10時半なりまして、為替にも影響があるニューヨークオプションカット時間も夏時間の午後11時から深夜0時に変更となります。

これで、秋にあります主要地域での夏時間と冬時間の入れ替えは全て終わりました。現在は、南半球のオーストラリアとニュージーランドが夏時間、北半球の北米と英国,欧州が冬時間になっております。次回春、オーストラリアとニュージーランドは来年2022年4月3日の日曜日に夏時間から冬時間に、北米は3月13日の日曜日,英国は3月27日の日曜日にそれぞれ冬時間から夏時間となる予定です。欧州は来年から夏時間の採用はありませんので、今後は日本時間との差は発生しない事になります。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で11月9日火曜日午後9時セルビア,午後10時ルーマニア、10日水曜日午後4時05分タイ王国、11日木曜日午後5時フィリピン,午後8時ルワンダ、12日金曜日午前4時メキシコ,午前8時ペルーなどが予定されております。

10日に金融政策発表のあるタイ王国とか、11日のフィリピンとか、新型コロナウイルスが蔓延する以前は日本人の主にオッサン(笑)にとって海外渡航先として非常に人気のあるところでした。よく空港の両替所で、タイバーツやフィリピンペソの両替をしてる人を見かけると「あ~あ、現地着いて✕✕で両替した方がいいのに」とか余計な事を思ったり(笑)。世界中の中銀の金融政策発表一覧を見ておりますと、そんな事を思ったりします。

11月8日月曜日、午前8時50分に前回10月27~28日に開催しました金融政策決定会合の「主な意見」を公開します。毎度の事なんですが、この主な意見と言うのは日銀特有なものでして、どの中銀でもある会合直後の「声明」と1ヶ月程度経過してから発表される「議事要旨」の間を埋めるような感じの会合で出た意見を羅列したものでして、どちらかと言えば議事要旨より分かりやすいです。 

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日8日月曜日、特にありません(笑)。どうしてもって言うなら、フランス人が大好きな南の島国セイシェル共和国のインフレ率が午後5時に発表になるようで、この国ほんと世界経済にモロ影響を受ける国で大変なんです。2008年にアメリカが発端となった経済危機の際には30%以上に上昇し、ここ数年1%台にまで落ち着いてきていたのに、この新型コロナウイルス騒動で10%超えの状況で、ほんとセイシェルで夕日見てる場合じゃねえぞ!って感じで(笑)。⇦ ワラエナイ
世界銀行によるセイシェルのインフレ発表(1971年~2019年) , アーカイブ ⇨ 2021/11/07現在
セイシェル中央銀行によるインフレ発表 , アーカイブ ⇨ 2021/11/07現在

明日9日火曜日午前8時50分に日本の貿易収支があります。この日の発表は、日本の場合2つある貿易収支の発表のうち、一般的に世界中で貿易収支と言われる収支ベースの発表となります。午後10時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)の発表があります。翌日に消費者物価指数(CPI)の発表を控え今回はPPIが先に発表となりますので、極端に数字が変動しますと翌日のCPIへの懸念となる可能性もあります。

10日水曜日午前10時半に中国の消費者物価指数(CPI)の発表があります。為替への影響どうのこうのでは無く、最近は中国の経済先行きが非常に危うい報道が多くなってまして、CPIが急変でもすると中国株からアジア株そして欧州,アメリカへと株安連鎖へと繋がりかねません。そうなると、当然のように為替や他の金融商品への影響も大きいため「中国の指標で豪ドル動かなくなったからもういいや~」ではなく、もっと大きな影響を期待して注意しておきたいところです。午後10時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)の発表があります。週半ばですが、今週の注目ナンバーワン指標となります。その中でも注目はCPIの前年比でして、少し前は変動の大きな燃油や生鮮食品を除いたコア指数が注目されていたんですが、ここのところ一気にコア指数から総合指数へと市場の皆さんの注目が移っておりますのでご注意下さい。まだまだ「注目のコア指数では~」とか言う報道を目にすると思います。なぜコア指数では無く総合指数=通常のCPIへと注目が移っているのかと言えば「これだけ燃油価格が上昇してて全ての製品に影響出てるのに、そこで燃油の価格変動だけ除いても意味ないじゃん!」「生鮮食品がこれだけ価格上昇してるのに生鮮食品の変動を除いた指標って言っても、みんな生鮮食品食べないで生きてるの?」と言う事です(笑)。前年比で、前回値が5.4%の今回の市場予想が5.8%程度のようです。これがもし、6%台に突入したら「確実にFRBは利上げするしか無い!」と言う市場の見方が出てくるでしょう。

11月11日木曜日、この日はどうしても月日両方書く必要がある日でして、ポッキーの日です。と書くと、プリッツ!と言われるので、正確にはポッキー&プリッツの日です。指標的には、午前9時半に豪州の失業率など雇用関連指標の発表があります。豪州は非常に指標のバラツキが多くなってきてまして、雇用関連はネガティブ方向な捉え方をする見方が多く、豪ドルの動きに直接の影響を与える可能性もあるので注意しておきたい時間です。午後4時に英国の四半期と月次国内総生産(GDP)鉱工業生産など各種生産指数貿易収支など指標の集中発表となっております。ところで、英国はいつまで午後4時(英国現地午前7時)の発表を続けるんですかね?英国国家統計局(ONS)は新型コロナウイルスで市場が過敏に反応するから一時的に変更する(2020年03月23日 ONS公式発表)って言っておりましたが、すっかり当たり前になってきております。まあ、別にいいんですけど。

12日金曜日、この日も触手が動かない指標すら乏しい感じでして、最後深夜24時にミシガンさんとこの学生さんが単位取るために必死に頑張ってる例のアレ速報値があって終わりの日って感じです。


 

今年は寒い寒いとあちこちで言われておりまして、どうやら今週は9日あたりから西日本を中心にして冷えてくるようです。

tenki.jp

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原油価格が高騰し、ガス代も電気代も上昇し、気温も下がるとなったら家計的には大変な冬になりそうで、なんとかカバーできるようにとお稼ぎするしかありません。

今週も一週間、まずは今年の冬の暖房代を稼ぐために頑張ってまいりましょう。


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