FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/10/18 月曜日

2021年第42週の月曜日です。

本日早朝3時前後から始まりましたオセアニア時間、ニュージーランドでの取引ですが、およそ前週末の終値近辺からのスタートとなっておりました。また、値動きもほぼなく、非常に落ち着いた雰囲気でした。って言うか、日本時間で早朝3時って、ニュージーランドの夏時間で現地の朝7時だし、そんな朝っぱらから外国為替の丁半博打しないし(笑)。実際には、ニュージーランド早朝のオセアニア時間にグッと動いてる時って、およそニューヨーク勢がやってる事が多く、東京時間の早朝って事はニューヨークでは午後ですから、日曜日の午後あたりですと大きなニュースでもあればヘッジファンドの皆さんは取引したいわけです。

そんな資金力で、そのうち月曜早朝にぶっ放してみたいものです(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本の皆さんにおなじみなところとしては、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で21日木曜日午後8時にトルコ中銀の金融政策発表があります。トルコなんてここで毎回茶化して書いてるのに、今回は赤字にまでしているのには理由がありまして「トルコ中銀の独立性ってもはや存在していないため、利上げして金融市場・トルコの世の中が安定しても中銀総裁が解任され終わり、利下げしても金融市場・トルコの世の中が不安定で終わり」どっちにしても終わりな感じです。ここ2年でこんな⇩ 

2021年10月14日 記事

www.bloomberg.co.jp1

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2021年3月20日 記事

www.bloomberg.co.jp

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2020年11月7日 記事

www.nikkei.com

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2019年7月6日 記事

www.nikkei.com

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もう、現在の中銀総裁も利下げしないだけで解任か?と言う状況になってまして、ある意味中銀の独立性を無下にするとどうなるのか?と言った、ある程度大きな規模の国での壮大な実験を見ている感じがします。 

jp.reuters.com

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結局は、世の中のすべての縮図が価格に現れ、そしてそれがチャートを描くわけです。 

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、19日火曜日午後4時半インドネシア,午後9時ハンガリー、20日水曜日午前10時半頃中国(事実上の政策金利)、午後10時モーリシャス、21日木曜日午後4jいウズベキスタン,午後7時15分ボツワナ,午後8時トルコ,午後8時ウクライナ、22日金曜日午前7時パラグアイ,午後5時タジキスタン,午後7時半ロシアなどが予定されております。ロシアもちょっと気にはなってまして、別にあの美人な総裁が気になるわけではありません(笑)。そう言えば、最近はワザと年齢高く、あまり美しく映らないような感じにしているように思えます。それはいいんですが、ロシアは現状の政策金利が 6.75%で、多くのアナリストは 25bp(ベーシスポイント)上げの 7.00%予想となってますが、ロシア方面に強いところがいくつか 50bp上げで 7.25%予想を出してます。私も意外と 50bp上げがあるような気がしておりまして、どっかのブッキーでこれ無いですかね?(笑)。

 

19日火曜日午前9時半に豪州中銀RBAが前回10月5日に開催した金融政策委員会での議事要旨を公開します。豪州は、とにかく住宅価格の上昇がキツくなってきてまして、新築中古問わず購入する価格が上昇すると賃貸価格も当然上昇する事になり、住宅価格だけの上昇は経済全体としては正常なインフレとは言えません。RBAとしては、正直なところ住宅価格上昇を抑圧するだけの手法は無く打つ手なしとも言えるんですが、ここはもう「住宅価格が上昇続けるなら利下げもやむを得ず」的な口先政策を実施する事で回避する。あるいは、中銀としては権限がなくとも、住宅価格の上昇を牽引している銀行や不動産デベロッパーに対して遺憾砲や敵視発言を行う事で目を向けさせる方法もあり、議事要旨中で住宅価格上昇にどの程度の関心を持っているのか注目しておきたいところです。

ちなみに私としては、豪州の現在の住宅価格上昇は、現在の経済状況と豪州の人口からしたら誰かが仕組んで作っているとしか考えられず、RBAが手出し出来ないことや、豪州政府が住宅価格抑制に動くまで後手に回る事を知っており、不動産の売買がお得意で豪州を攻撃したいアノ国とかやりたそうな気がすると思うんですけど(笑)。

 

21日木曜日早朝3時に米地区連銀経済報告いわゆるベージュブックが公開されます。ベージュブックが何なのかは、過去に何度も何度も何度も何度も書いておりますので詳細は省略しますが、このベージュブックが次回FOMCで議題のたたき台になるため、利上げ利下げの予想が難しい時などにはこのベージュブックでドッカ~ンと動く事もあります。ベージュブックはマスコミが伝えるような恣意が入った情報ではなく、標準化した目線から全米の現状を鳥瞰できる数少ない報告書でして、最近は特にその重要性が増していると私は考えております。為替や株の金融取引では、正しく大きく全体の流れを見た視点と言うのは非常に重要で、多くの人達がマスコミやSNSが伝える情報を鵜呑みにする中で、正しい情報を得ると言うアドバンテージは「ずるい」と言えるほど大きなものです。せっかく無料で全世界に公開してくれるのですから、これを見て利用しない手はありません。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日18日月曜日午前11時頃に中国の第3四半期国内総生産(GDP)の発表があります。例の不動産業者の問題もあり注目が集まっておりますので「オレ、直接関係無いからいいもんね~」と高をくくっておりますと、株価の変動から余波を受けかねません。もっとも、月曜日の午前中ですので、まず初っ端に大きな波を立てて欲しいってのも若干はございますが大きな声では言えません(笑)。

明日19日火曜日、あまり注目の指標も無いんですが、午後9時半にアメリカの住宅着工件数があるくらいでしょうか。最近アメリカは住宅の新築が低調な感じがありまして、新築が少ないと数年後に新築が急上昇し、ビルダー(大工さん)は増えないので人件費が上がり新築住宅価格も上昇、新しい中古住宅の件数も少ない事から中古市場も価格上昇と言うサイクルも来るため、実は超短期だけでなく中期くらいで見ると新築数が少ない時期と言うのも悪い事だけでも無いんです。もっとも、そこ狙って商売できるのは体力がある不動産会社だけでしょう。

20日水曜日午前8時50分に日本の通関ベース貿易収支があります。他国であまり発表にならない通関ベースなので過去の数値としか比較できませんが、港ごとの取り扱い高とか見ると、取り扱いキャパに対する現状から上限を見通すとかもできるようです。金融屋さんとしてはそこまで求めてませんが、できるって知ってるだけでもなにか優位に立てる日がありそうな気もします(笑)。午後3時に英国の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)など各種物価指数の集中発表午後6時にユーロ圏の消費者物価指数(HICP)があります。英国もユーロ圏も消費者物価指数は上振れ上等くらいで中銀が公言しているので発表を受けても何も無いように思うところです。午後9時半にカナダの消費者物価指数(CPI)がありまして、この日の消費者物価指数の発表の中ではカナダが一番の期待したい発表となってます。なにせカナダ好き(笑)。

21日木曜日、この日も注目の指標が少ない感じでして、午後9時半にあるフィラデルフィア連銀製造業契機指数はハイテクが多いナスダックさん辺りの指数がどうなってるのかで、株価から為替へのコンボ発動のトリガーにはなるかもしれません。あと、午後9時半にあるアメリカの週次失業保険関連指標が前回新規で30万件を下回ったのがどうなるのか。午後11時にアメリカの中古住宅販売件数がどの程度なのか。指標としたらそのくらいでしょうか。

22日金曜日、この日はマークイット社による主要国の購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表が予定されております。最近はよくPMIで為替が振れる事があり、欧州とアメリカのPMI発表時間は若干注意しておいた方がいいかもしれません。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午前8時半に日本の消費者物価指数(CPI)がありますね?(笑)。ええ、あります。一応お伝えしておきたいと思いまして書きました。午後3時英国の月次小売売上高が発表されます。午後9時半にカナダの小売売上高が発表となります。え~、今週アメリカさんの注目指標が極端に無いため、今回は消去法的にカナダの小売売上高を今週注目ナンバーワン指標にしておきたいと思います。私としたらカナダ好きなので、カナダの指標をナンバーワンにできて最高の週となりました(笑)。


 

昨日の東京、すっごい寒かったんですけど。昼間でも、スマホの気温表示が14度とかで、14度の時の外出の格好なんて忘却の彼方ですから、スーパー行こうと思って1階まで行ったら寒すぎてコンビニで終わりになったり(笑)。

さあ、そろそろ暦とか関係なく本当に衣替えが必要な時期となってきました。衣替えなんて無くす最高の手段があり、季節ごとにすべて買い換えること。そんな究極のセレブリティを目指し、今週も一週間頑張ってまいりましょう。


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