FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/10/11 月曜日

2021年第41週の月曜日です。

自民党総裁選の前から金融市場の博打打ちの皆さんから注目されておりました金融所得課税の引き上げについてなんですが、どうやら先送りとなるようです。テレビ番組での質問への回答だったようですが、先送りの理由が「総裁選のときに挙げた一つの選択肢ばかりが注目されて、すぐやるのではないかという誤解が広がっている。これはしっかり解消しないと関係者に余計な不安を与えてしまう」えっ?そうなの?

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赤字にした「これ」が示すのって「すぐやるのではないかという誤解」ですよね?これって、すぐじゃなければ関係者の不安は無くなるんでしょうか?(笑)。いや、もしかしたらこの関係者って、実際に課税される人じゃなくて、証券業等に関わる「金融所得課税の引き上げ」で売上が下がる人たちを指しているような気がしてきました。

正直に言いますと、別に総合課税にしてもらっても構いません。20%で済めばラッキーですが、50%払ってもいいです。その代わり、総合課税ならすべての収入損失と通算できますよね?株で儲けて家賃収入で損したら通算できるようになるんですよね?

最近株を初めた方などは信じられないかもしれませんが、以前の日本では株の売却時に売却金額の1%を納税して課税が終了する源泉分離課税が選択可能でした。当然、ちょっと値上がりした時は申告分離課税で税額は低く抑えられましたし、損した時も申告分離を選択したら納税ゼロでした。まあ、税制なんてのはその時々の都合で代わるので、あまり深く考えてイライラしていても仕方ありません。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと12日火曜日午前10時韓国、13日水曜日午後9時モロッコ、14日木曜部午前7時チリ,午前11次スリランカ,午後7時ウガンダなどが予定されております。

 

議事録関係ですと、14日木曜日早朝3時、米FRBが前回9月21~22日(現地時間)に開催しました「連邦公開市場委員会(FOMC) 」の議事要旨を公開します。この回は、金融政策に関して概ね据え置き決定だったんですが、次回以降で早いテーパリング着手へと期待を持たせるような声明文が出されておりまして、その辺りどの程度なのか議事要旨で更に言及がありますとドル買いの流れに結びつきそうに思います。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、日本の衆議院が14日に解散予定となってます。

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恐らく何もないんですが、むしろ、この衆議院が解散後に問題が発生して参議院が緊急招集(緊急集会)されるような事態が発生しますと、だいたい何故か日本の場合は自国通貨高=円高となる不思議な国なので注意しておきたいと思います(笑)。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日11日月曜日、特に目立った指標がありません。どうしてもって言うなら、午後3時に日本の工作機械受注でもあげておきましょうか。どうせ午後3時ですから、欧州勢の参加で「いえ~い!」となってドル円も動くでしょう(笑)。

明日12日火曜日午後3時に英国の失業率など雇用関連指標があります。正直言って英国の失業率なんかは十分に低い感じですので、ここで0.1ポイント上に下にとあんまり関係ない感じです。ただ、発表が午後3時ですので欧州勢の参加で「いえ~い!」となってポンドが(本日2回目)

13日水曜日午前8時50分に日本の機械受注があります。いくら数字が良かろうと悪かろうと一切市場に影響を与えない奇跡の指標でして、いっそ前年比1000%とか古い邦楽ような数字でも出てくれたら真実がハッキリするんですけど(笑)。ちなみに、この午前8時50分にあります機械受注は内閣府が発表する官製指標で、月曜日にあります毎回午後3時の工作機械受注は日本工作機械工業会が発表する民間指標です。なんとなく、民間指標の方が信用できるようなイメージがありそうな気がしないでも無いような感じなのはどうしたものか・・・・・・。えっと、午後3時に英国の月次国内総生産(GDP)、鉱工業生産指数など英国の各種生産指数の集中発表があります。発表が午後3時ですので欧州勢の参加で「いえ~い!」となってポンドが(本日3回目)午後9時アメリカの消費者物価指数(CPI)の発表があります。今週注目ナンバーワン指標となっております、が、各国中銀が「物価上昇はいいんだけどね~」的な感じになってきてまして、むしろ物価上昇行き過ぎるのに利上げ出来ないジレンマに陥ってきている感じも見受けられ、あまり高い物価上昇=消費者物価指数の上昇は中銀にとってネガティブな感じになってきております。そんな感じもあるので、注目はしますがさほど動かないんじゃないかな?って気もします。

14日木曜日午前9時半に豪州の失業率など雇用関連指標があります。最近の豪州は、住宅価格の上昇が凄い事になってきているのに、雇用状況が悪化したりと非常に危険な状況になってきておりまして、この発表は豪ドルを取引している皆さんは十分に注意したいところです。午後9時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)がありますが、前日に消費者物価指数(CPI)の発表を終えたばかりですので、特に前日のCPIでジェットコースターのような急落でも発生していない限りは注目度は赤字にするほどでも無いかと思われます。

15日金曜日午後9時半にアメリカの月次小売売上高の発表があります。最近はあまり小売売上高の動向が市場に影響を与えない感じになってますが、これは季節性もあるので今後は注目度が上がるでしょう。とりあえず9月の数字は市場の皆さんはさほど気にしないように思います。同じく午後9時半にニューヨーク連銀製造業景況指数の発表がありまして、最近はどうも連銀景況指数の数値乱高下で反応がある時もあり、特にニューヨーク連銀の数値は注目されるので注意しておいた方がいいかもしれません。小売売上高だけ見ていてこっちで「やられた~」とかなりませんように。最後午後11時にミシガンさんとこの例のアレ・速報値があり今週は終了です。


 

10月も遂に11日と言う中旬に入りまして、昨日もスーパーやデパートに出かけますと、売り場はハロウィン一色でした。新型コロナウイルスが蔓延する世の中ではハロウィンと言うのは家でパーティーするのがせいぜいなイベントになりそうですが、スーパーなんかの売上には、むしろその方が効果があるのかもしれません。

ハロウィンまであと3週間です。ハロウィンに楽しいパーティーを開けるようお財布ふくらませるため、今週も一週間頑張ってまいりましょう。


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