FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/09/20 月曜日

2021年第38週の月曜日です。

本日、日本は敬老の日の祝日でお休みです。よく言われるハッピーマンデーでして、年によって日付が変わるが第3月曜日の固定と言うヤツです。今週はもう一回23日に勤労感謝の日がありますが、こちらは日付固定でして、年によってはこの2つの祝日の絡みで例のシルバーウィークが登場したりしなかったりするわけです。

いつも思うんですが、勤労感謝の日と言う勤労者に優しい日であるべき祝日の方が、ハッピーマンデーであるべきなんじゃないかと。どうでしょう?「じゃ、どうしろって言うの?」って言われると困るんですけど。

⇧なぜか早朝の脳内で11月まで飛んでおりました(笑)。今週はもう一回23日に祝日がありますが、こちらは日付固定(天文現象なので前後1日は変化あり)でして、年によってはこの2つの祝日の絡みで例のシルバーウィークが登場したりしなかったりするわけです。

正直に言いますと、この新型コロナウイルス蔓延していて旅行どころか外出もままならないこの時世に連休あっても仕方ないので、もういっそ、今年の祝日は来年以降に全部移動してもらって、来年もまだ旅行とか無理そうだったら全部再来年に移動してもらって、アレですね?携帯キャリアの容量繰り越しみたいな、祝日繰り越し(笑)。

有給休暇の消化が進まないとか言われる日本ですが、祝日は休むと言うのは定着しておりまして、祝日が多い分だけ世界基準の有給休暇消化からは消化分を減算してもいいのかもしれません。まあ、それでも有給休暇の消化は低いわけで、いっそ有給休暇が一定割合以上残っていたら企業に罰金を課すとか、あるいは、有給休暇の消化が一定割合を超えたら特別に法人税の控除を与えるとかしますと、有給休暇の消化が進むのかもしれません。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で22日水曜日正午前後に日本銀行が金融政策決定会合を終え、決定した今後の金融政策を発表予定です。政策金利である補完当座預金制度適用利率はマイナス 0.10%の現状維持との市場予想になっております。また、いつものように午後3時半から黒田総裁の定例記者会見の予定です。日銀の御用メディアの日経が「何も無い」って言ってるので何も変更無いハズです(笑)。

www.nikkei.com

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23日木曜日早朝3時に米FRBが連邦公開市場委員会(FOMC)を終え今後の金融政策を発表します。政策金利は「恐らく」と言うか「間違いなく」据え置きでしょう。また、午前3時半からFRBパウエル議長による記者会見が予定されております。とにかく問題だらけのアメリカの金融政策でして、今度は毎年季節風邪のように騒いでいる連邦債務上限問題が、また今年も猛威を振るい始めてます。

jp.reuters.com

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この話題が石鹸席巻している最中に、果たしてFRBはテーパリングとか言い出せるのでしょうか。FRBがどんなにマクロ金融を制御しようとしても、直接的な支払いの資金不足となる連邦予算と言うミクロなお金が無いと言われたら、それはもうマクロ経済どうのこうのじゃどうにもなりません。

 

23日木曜日午後8時に英中銀イングランド銀行が金融政策委員会(MPC)にて決定した金融政策を発表します。今回もまた政策金利については現状維持の+0.10%のままに予想となっております。ただ、資産買い入れプログラム(量的緩和政策=QE)の縮小は始めるような報道もありまして、金融政策変更に一番近い中銀とも言えます。

jp.reuters.com

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先週15日の消費者物価指数の発表では前月比も前年比も随分と上昇している事が確認できており、特に前年比は3%を超えておりました。このままでおりますと物価だけが一方的に伸びていく事になりかねません。アメリカも欧州も同じような物価だけ上昇するような状況になりつつあり、物価上昇の上限目標を2%から若干緩和する姿勢をFRBもECBも決定しております。ただ「3%超えたらどうしよう?」と言うところを、今回のBOEチャレンジで注目しているのかもしれません(笑)。

 

これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、20日月曜日午後9時半パキスタン、21日火曜日午後4時半インドネシア,午後9時ハンガリー、22日水曜日午前6時パラグアイ,正午ころ日本国、23日木曜日午前3時アメリカ合衆国午前6時ブラジル午後4時半スイス午後5時ノルウェー,午後5時フィリピン,午後5時中華民国(台湾),午後8時英国午後8時トルコ共和国午後10時南アフリカ共和国、24日金曜日(時間未定)ジンバブエなどが予定されております。また、米ドルとペッグしている通貨の発券国や、通貨バスケットの構成で米ドルを主としている通貨の発券国などの金融政策発表も控えております。日本のFX業者でよく見かける通貨の発券国を赤字にしてみましたが、やはりFOMCがあると有名どころの国も追従する感じが分かります。結局はアメリカ(笑)。

21日火曜日午前10時半に豪州中銀RBAが前回9月7日に開催しました金融政策委員会の議事要旨を公開します。実は今回この議事要旨の公開が意外と注目でして、この9月7日の金融政策決定発表直後には随分と荒れた回なんです⇩

「この新型コロナウイルス拡大局面で緩和しなくていいの?」と言う市場の声は軽く無視した感じです。その結果⇩

fxse.hatenablog.jp

今回また、議事要旨の内容次第では荒れる可能性もありまして、別に荒れる事を祈ってるわけではありません。荒れるより、絶望感や期待感で一気下げ一気上げをお願いしたいところです(笑)。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、日本の自民党総裁選がなぜか金融相場を刺激します。これ、外国の友人から「お前は誰に投票するの?」とか聞かれたりしまして、一体どうしたらいいものなのやら。他にも選挙関連ですと、今度の26日の日曜日にはドイツの総選挙が予定されます。あと、本日20日が利払い期限となっていたらしい中国の恒大集団が経営破綻しそうなアレとかもありまして、ニュースをこまめにチェックどころか、おおまめにチェックの必要がありそうな週となっております。ちなみに小豆は"あずき"で、大豆は"だいず"です(笑)。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少なく、若干レベルを落としても対応できるかどうか。

本日20日月曜日、日本は敬老の日の祝日となってます。そして指標ですが、全く注目できそうな指標がありません。強いて言えば、う~ん。無いな(笑)。

明日21日火曜日、この日は強いて言えば午後9時半にあるアメリカの住宅着工件数くらいでしょうか。

22日水曜日、また指標的には微妙な日でして、午後11時にあるアメリカの中古住宅販売件数が唯一なんとか羅列できる感じの指標となっております。

23日木曜日、日本は秋分の日の祝日となってます。この日はマークイット社による主要国の購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表が予定されております。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午後9時半カナダの小売売上高の発表があります。今週初の注目指標となってまして、私の中では今週注目ナンバーワンにして構わない指標となっております。ただ、ハードカレンシーでは無いので一応は注目指標止まりとしておきましょう。

24日金曜日午前8時半に日本の消費者物価指数(CPI)の発表があります。正直、日本のCPIで動くわけが無い状態なんですが、指標の重要性と言う意味で言えば重要なんでしょう。午後11時にアメリカの新築住宅販売件数の発表がありまして、この指標を今週の注目ナンバーワンにする時が来るとは思ってもみませんでした(笑)。だって他に何も無いだもん、状態なわけです。

今週は、完全に金融政策発表週と言った感じですが、一方で金融政策発表に大きな期待感も抱けないような現状もあり、今週もなかなか難しいトレードを強いられそうな雰囲気になっております。


 

さて、今週は祝日が2日もあり、しかも月曜日と木曜日なんて言う微妙なところ。今週も一週間頑張れるのか、それを頑張るような週になりそうです(笑)。と言う事で、とりあえず今週も一週間頑張ってまいりましょう。


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