FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/08/23 月曜日

2021年第34週の月曜日です。

本日早朝4時くらいから始まりましたオセアニア時間は、先週末と比べ、およそ同レベルから若干円と米ドル高いのかな?どうかな?程度の水準で始まりまして、特に材料も無かったことですし、こんなものかなって感じです。むしろ、ニュージーランドですら早朝7時なのに「よくこんな時間に取引しようと思うよな?」っていつも思っております(笑)。 


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本の皆さんにおなじみなところとしては、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で26日木曜日午前10時の韓国くらいですかね~?おなじみ?うん、いろんな意味でおなじみ(笑)。これ以外の国も含め、今週の各国中銀の金融政策発表としては、23日月曜日午前10時イスラエル、24日火曜日午前6時ホンジュラス,午前6時パラグアイ、午後8時ポーランド,午後9時ハンガリー、25日水曜日午後5時55分アイスランド、26日木曜日0時グアテマラ,午前10時韓国(再掲),午後7時ガンビアなどが予定されております。今週は、なんか濃いな~(笑)。

8月26日午後8時半に欧州中央銀行ECBが、7月21~22日に行いました金融政策理事会議事要旨を公開します。この回は「物価の一時的な上振れを容認する」とフォワードガイダンスを変更した時でして、実際にどのように話し合ったのか?また、どのような意見が出たのか?などが重要なため、今回の議事要旨の発表は、いつもよりかなり高く注目しております。ただし、市場が予想している通り、あるいは、求めた通りの内容だったとしたら、外国為替相場への影響はほとんど無い可能性も十分にあり、「注目度が高い=値が動く」ではありません。それでも、急変の可能性もあるので、短期や中期でユーロ関連のポジションを持っている方は十分に気をつけない発表です。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、27日金曜日にジャクソンホール会議がビデオ会議にて開催されます。

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ジャクソンホール会議と言えば、毎年毎年あの説明をするのを楽しみにしていたんですが、今年も・・・・・・、貼るだけは貼るか(笑)。

このジャクソンホール会議、毎年毎年飽きもせず説明しておりますが、正式には「カンザスシティ連銀年次経済政策シンポジウム」でして、管轄範囲に含まれるワイオミング州ジャクソンホール(地名)にて開催されるシンポジウムなので、ジャクソンホール会議と呼ばれております。決して、ジャクソンホールと言う「ホール = 講演会場」で開催されるわけではありません。そもそも、このジャクソンホールは「 Jackson Hole = ジャクソン渓谷」でして、Jackson Hall ではありません。

場所はこんなところにあり⇩ この地図2016年から使いまわし(笑)。

https://stat.ameba.jp/user_images/20180819/13/fx-sengyo/3f/51/j/o0630047214250428551.jpgここに、主要国の金融当局者や金融界の重鎮たちが呼ばれて集まり、年に一度サマーバケーションを楽しむのがジャクソンホール会議です(笑)。笑っておりますが、半分くらい正解です。なにしろジャクソンホールと言えばイエローストーン国立公園の入り口と言う大自然の宝庫で、行くだけでも癒やされます。

2017年には、写真左から黒田日銀総裁・イエレンFRB議長(当時)・ドラギECB総裁の夢のコラボレーションがあったりして大盛況でした。2017年と言えば、2008~2009年にかけての金融危機から脱し経済環境が上向いていた頃、今の厳しい情勢を考えますとこの三者の笑顔も分かります。

という事でして、昨年もビデオ会議で開催されたんですが、今年は更に1日に短縮しての会議となってまして、たぶん予算が減らされたんでしょうね(笑)。それはいいんですが、市場ではこの会議でFRBのパウエル議長がテーパリングに関しては何らかの発言をするのではないか?と言われてまして、1.本当に発言したら内容によって米ドルがどっち行くか判断が分かれるとなりそうですし、あるいは、2.発言無かったら勝手に期待していたのに勝手に絶望して米ドル売りというパターンも考えられ、むしろ2番の方が多そうな気もしないでもないです。いぜれにせよ、月末近い週末という事で、十分な注意が必要です。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は月末が近いため週末に向けて注目の指標が増えていく感じの週となっております。

本日23日月曜日、この日はマークイット社による主要国の購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表が予定されております。最近はよくPMIで為替が振れる事があり、欧州とアメリカのPMI発表時間は若干注意しておいた方がいいかもしれません。フランスが午後4時15分、ドイツが午後4時30分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午後11時にアメリカの中古住宅販売件数があります。最近アメリカの住宅関連指標が良くない感じでして、今回のこの中古住宅に関しても前月比でマイナス予想が出ており、最近のマイナス予想は更に一気落ちする事もあるため注意しておきたい指標です。

24日火曜日午前7時45分にニュージーランドの四半期小売売上高の発表があります。最近NZドルが対米ドルでどんどん下落していっている感じでして、もちろんリスクなんちゃらで米ドルが買われているのもあるんですが、一時期の何をやっても評価されるニュージーランドの様子と少し変わってきた感じは受けます。値が落ちている時に背中を刺されるような指標数値が出るとより加速するため、久しぶりにネガティブな結果に備えるニュージーランドの指標発表となりそうです。午後11時にアメリカさんの新築住宅販売件数がありまして、前月発表された前月比が非常に悪くマイナス6.6%だったため「今回はいいだろう」的な前月比3~4%程度の市場予想が出ておりまして、それ落とすと、リスクなんちゃらで買われている米ドルですら売られ、円&スイスフランフィーバーが来ちゃうかもしれません。⇦ べっ、別に、期待なんてしてる(笑)。

25日水曜日、この日はあまり注目度が高い指標は無いんですが、午前7時45分にニュージーランドの貿易収支があります。ハードカレンシー以外の通貨って、一度反応しだすとおよそかっぱえびせん状態となりますので、前日火曜日の小売売上高で反応があったら、貿易収支も注意した方がいいかと思います。それと、午後9時半のアメリカの耐久財受注くらいでしょうか。

26日木曜日午後9時半にアメリカの四半期国内総生産(GDP)の発表がありまして、欧州やアメリカの四半期GDPは「速報値 ⇨ 改定値 ⇨ 確定値」と全部で3回の発表があり、今回は2回目の「改定値」の発表となってます。通常、速報値以外では大きく値が変化する事が無ため市場への影響は少ないんですが、その少ない値の変化でも今はアメリカのGDPで市場が大きく反応する可能性もありまして、油断できない改定値の発表となってます。同じく午後9時半にアメリカの週次失業保険関連指標の発表があります。最近は、やたらと「雇用!雇用!こ・よ・う!」とFRBが言ってまして、政権と違い人気取りの必要は無いため、経済を支えるためにFRBが本当に重要だと思っている現れでしょう。毎週発表されるため、週次の失業保険指標は軽視されがちなんですが、以前爆発的に増加した際などには為替も株もこの指標で凄い反応を見せる事もありました。今はFRBが「今の流行は雇用だぜ!」と教えてくれている親切運動展開中なわけで、その親切を無下にして、あえてこの指標を無視する事もありません。

27日金曜日午前8時半に東京の消費者物価指数(CPI)があります、というお知らせでした(笑)。午前10時半に豪州の小売売上高の発表があります。豪ドルも最近は、新型コロナウイルスによるロックダウンで非常にナイーブな状況でして、小売売上高がマイナス拡大しますとロックダウンでの絶望感が増して豪ドル急変とかもウルトラありえ~る感じになっております。午後9時半にアメリカの個人所得,個人消費支出など個人収支関連指標の発表があり、こちらが今週の注目ナンバー1指標になってます。アメリカの個人収支、特に消費支出は良くて当たり前的な感じですので、悪かったら米ドル売られるかも?的な感じで、最近のリスクなんちゃらの情勢下では良くても無反応、悪くても売られるのは限定的とかになりそうな感じもします。ただ、この指標があるのは今週の金曜日、それまでに米ドルや円、スイスフランへの見方が変わっている可能性もありますし、指標は指標として注目しておきたいところです。最後午後11時にミシガンさんの500家族調査大会⇦確定値がありまして今週も終了です。なお、午後11時からジャクソンホール会議でのFRBパウエル議長による発言がありそうなので、ミシガンさんとか構ってる余裕は無いかもしれません(笑)。 


 

週末に気になっておりました台風ですが、宮古島を抜けて進路が少し当初より北にズレたようです。

tenki.jp

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最近の台風はどう動くのか予想もつかない事が多いので、このままの進路なのか、あるいは右回りが強くなって九州の方に来たりしないのか心配なところです。速度を落とし、早く温帯低気圧にでも変わってくれる事を祈っておきます。

今週も、全国的に雨の日が多いような天気予報になってます。その中でも、週半ば以降は東日本で雨が多いような感じなんですが、、なぜかまたしても関東だけ雨が降らないような感じでして⇩

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申し訳ないような気もしますし、こればっかりは、申し訳ないって思っても仕方ないような気もしますし、とりあえずは雨が降らないからと言ってフラフラ出歩いて新型コロナウイルスに感染しないようにだけは、十分に気をつけたいと思っております。

今週も一週間、頑張ってまいりましょう。 


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