FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/06/28 月曜日

2021年第26週の月曜日です。

1年は52週ですので、今週がちょうど半分と言う事になります。もっとも、週で無理やり考えなくても、今週の途中で6月から7月に変わりますから、今週が一年の中間だと言うことは分かりそうなものですけど(笑)。

2月が28日しかありませんので、正確に言いますと1年365日の中間の日は年始から183日目となります7月2日でして、時間まで考えたら7月2日の正午と言う事になるのでしょう。これが閏年ですと2月が1日多くなるため、7月2日から翌3日に変わる瞬間の深夜24時が一年の真ん中となるかと思われます。

実際には一日の長さも微妙に違っていたりして閏秒の挿入とかもあるわけですし、だいたい、こんな地球ほどの巨大な物体が、恐ろしく長大な軌道を持って宇宙空間を飛んでるわけなのに、200年で1秒くらい遅くなるくらいの変化しか無い方が不思議なわけです。

今週は2021年の第26週だと言うだけで、随分と壮大な始まりになりました(笑)。 


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。 

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で6月29日火曜日午前1時ジンバブエ,午前1時半グァテマラ,午前3時コロンビア、7月1日木曜日午前3時ウルグアイ,午前6時ホンジュラス,午前6時半ジャマイカ,午後6時ブルガリアなどエキゾチックなカントリーばかり勢揃いと言った感じになっております。グァテマラなんて、しょっちゅう書いてる感じがするんですが、もうそろそろ直前に発表キャンセルとかやめて「ちゃんと仕事しろ~」って感じです(笑)。

本日6月28日月曜日午前8時50分に日銀が、前回6月17~18日に開催しました金融政策決定会合の「主な意見」を公開します。毎度の事なんですが、この主な意見と言うのは日銀特有なものでして、どの中銀でもある会合直後の「声明」と1ヶ月程度経過してから発表される「議事要旨」の間を埋めるような感じの会合で出た意見を羅列したものでして、どちらかと言えば議事要旨より分かりやすいです。この6月17~18日に開催された金融政策決定会合と言いますと、決定発表した瞬間を含む前後数十分間はドル円が不動、そして黒田総裁の会見時にも上下に10pipsほどしか動かなかった時でして⇩

今回の「主な意見」の公開でも、まず何も無いかとは思っております。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は月末月初を両方とも含む週だけあり、重要な指標・そうでも無い指標が玉石混交と言った雰囲気ではあるんですが、玉石と言うと良・悪と言う事らしく、指標には市場へのインパクトが大きな指標と小さな指標があるにしろ悪い指標と言うものはありませんので、玉石混交と言う表現は誤用と言う事になります。⇦ ただ書きたかっただけです(笑)。

本日28日月曜日、特に注目の指標はありません。 

明日29日火曜日午前8時半に日本の失業率など雇用関連指標の発表があります。これ皆さん勘違いしているんですが、市場参加者的には「日本の失業率を注目していない」のではなく「日本の失業率の動きが小さすぎるから面白く無い」と言うだけでして、もうちょっと上下にアグレッシブに動いてくれると、ドル円や日経平均に影響を与えてくれるんですけど(笑)。午後9時にドイツの消費者物価指数(CPI,HICP)速報値が発表になります。ユーロに影響が大きなドイツの指標ではあるんですが、こちらも事前の市場予想では前回値とあまり変化が無いような数字になりそうな感じでして、市場参加者が求めている派手な数字のブレにはならなそうな気配です。もちろん、そう言いながら極端に大きく違った数字が出ると激しく動く事になりますので、注意だけはしておいた方が良さそうです。特に午後9時と言う発表時間が珍しいため、その点は気をつけたいところです。アメリカに「コンファレンスボード」とか言う団体がありまして、Conference Board = CBとか省略してているため「トランシーバーか?(CB無線) 」とか「キャッシュバックか?」とか経済にあまり興味が無いアメリカ人の皆さんによく言われております(笑)。その米コンファレンスボードが午後11時に消費者信頼感指数を発表予定でして、あまりコンファレンスボードの消費者信頼感指数は注目指標で取り上げないんですが、最近はちょこっと反応するような時があり、指標で反応が薄い最近の市場環境ですと無視できなくなりました。

30日水曜日、午前8時50分に日本の鉱工業生産があります。日本の指標なので特別にとりあげただけです。午後3時に英国の国内総生産(GDP)がありますが確定値のため通常は無視できる指標なんですが、最近は「ポンドなら何でも反応」と言った風潮があるので、東京時間終了直後と言う事もあり注意しておきたいところです。午後4時55分にドイツの失業率など雇用関連指標午後6時にユーロ圏の消費者物価指数(HICP)速報値など欧州の指標は総じて事前の市場予想が前回値とあまり乖離が無く、予想通りだとスルー、逆に予想と少し違うと大きく反応する可能性もありそうです。午後9時15分に米ADP社の全米雇用レポートがあります。最近は「ああ、あるね(笑)」的な扱いです(笑)。午後9時半にカナダの月次国内総生産(GDP)がありまして、事前の市場予想で前年比が20%前後となっており、前回値の6.6%を大きく超えるため、数字だけ見た関係者の方々が「ひゃっほ~!カナダドル買え~」となってくれる事を祈るばかりです。

7月1日木曜日、この日はマークイット社による製造業購買担当者景気指数(PMI)の集中発表が予定されております。主要国のPMIについては確定値となりますが、欧州やアメリカはPMIで振れやすいため、それぞれの国の発表時間にだけ若干の注意をしておいた方が良さそうです。フランスが午後4時50分、ドイツが午後4時55分、ユーロ圏が午後5時、英国が午後5時半、アメリカが午後10時45分(すべて夏時間の場合)となってます。午前8時50分に日本銀行が全国企業短期経済観測調査いわゆる日銀短観を発表します。株価は、ごくごくたま~~~~~~~~~に反応する事がありますので、そこからの波及的なドル円やクロス円の動き=おこぼれをお待ちしております。午後9時半にアメリカの週次新規失業保険申請件数の発表があります。雇用統計を翌日に控えた最後の米雇用関連指標でして、特に最近は新規申請件数が下がりそうで下がらない状況になっており、ここで新規申請件数が下がりますと翌日の雇用統計へも期待が膨らみそうです。午後11時に米ISM製造業景況指数の発表があります。この発表の15分前にマークイット社のPMIが発表されるので、その数字次第ではマークイット社のPMIからのコンボでドル急変が発動するかもしれません。⇦ ほとんど期待で書いてます(笑)。

最後2日金曜日

午後9時半に米雇用統計があります。

以上終了。と言った感じなんですが、もうちょっと書きますと同時に午後9時半に米貿易収支もありまして、もし雇用統計がつまらない結果になっても、値が動いた時に金融系通信社の皆さんが動いた理由を書きやすいように記者フレンドリーな指標発表スケジュールが組まれております(笑)。一応は米雇用統計が今週注目ナンバー1指標ではあるんですが、他に注目度が高い米欧の指標が無いための消極的なナンバー1です。どうですかね?動きますかね?FRBは、テーパリング開始の判断を物価に照準を置いているのは明らかでして、雇用情勢は極端に変化がなければ「完全雇用には程遠い」と言っているだけで済ませられる程度の数字です。発表直後に極端に動いたとしても、仕掛け発動なだけで行って来いでチャラ、あるいはアメリカの指標ですが「円」だけ動くと言った結果になるような気がしております。


 

冒頭でも書きましたが、今週で6月も終わりです。6月が終わりますと、いよいよお馬さんには厳しい暑さがやってきまして、 その前に最後のG1宝塚記念が昨日ありました。ええ、ありました。思い出したくもない。

しばらくG2以上の重賞がありませんので、8月末の札幌記念までお馬さんは少し離れまして、今年上半期のお馬さんでの負けを本業の為替で取り戻すべく今週も頑張ってまいりましょう。


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