FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/06/25 戦績

 2021/06/25 金曜日 戦績

USDJPY         +60,600円

EURUSD         +81,773円

GBPUSD        +339,326円

AUDUSD         +33,761円

NZDUSD         +34,029円

USDCAD         +35,861円

USDCHF         +43,309円

EURJPY         +39,300円

GBPJPY        +120,600円

AUDJPY         +15,500円

NZDJPY         +17,900円

CADJPY         +24,000円

CHFJPY         +10,300円

EURGBP         +38,202円

EURCHF                -

TOTAL         +894,461円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +6,174,614円

 

月間戦績(6月)

TOTAL      +21,093,889円

 

年間戦績(2021年)

TOTAL     +125,653,102円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +750,903,508円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +2,130,903,523円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。

 

ここ最近で出てくるアメリカの指標は、一時期の飛ぶ鳥を落とす勢いだったものから総じて弱くなってまして、米ドルにとって厳しいところです。

ただ指標には2種類あります。1つは結果の集計、もう1つは将来への期待値あるいは予測値を集計したものでして、前者は国内総生産(GDP)や消費者物価指数(CPI)など、後者は購買担当者景況指数(PMI)や各種信頼感指数などが有名なところです。

特に後者のアンケートベースの各種信頼感指数などは、厳しい期間が長く続き、ようやく上向きになってくると急激に数値が上昇する傾向があり、その後に景気が悪化しているわけでもなく数値が急激に低下するのが常態化しておりまして、その辺りを加味して見ておりませんと指標に惑わされ続ける事になりかねません。

なんでこんな事を突然書いたのかと言いますと、昨日は外国為替市場が非常に緩慢な動きしかしてくれず、ニューヨーク時間が近づいて若干は動意が出てきたものの、その動きも決して強いわけではなく、一応午後9時半のアメリカの指標では動きがあったようにも思えた感じなので金融系通信社の皆さんが「指標が~、指標が~」と言う記事を多く出してまして、私も指標について書いてみようかと(笑)。

おもしろいのは、午後11時にありましたミシガン大学消費者信頼感指数が発表になりまして、速報値や事前の市場予想に比べて数字が弱かったんです⇩

米国6月
2300JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
ミシガン大消費者信頼感指数
確定値
 86.4  86.5  85.5

金融系通信社では、日本語では速報値からの下落がタイトルとなっており伝えておりましたが⇩

jp.reuters.com

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英語では前回5月の結果から見て上昇したとのタイトル⇩

U.S. consumer sentiment rises in June

6月の米国消費者信頼感は上昇

www.reuters.com

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アメリカの一般紙でも前月より上昇した事をポジティブに伝えるメディアが多く、

Report: Consumer Sentiment Improved in June

レポート:6月に消費者心理が改善

www.usnews.com

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米ドルに関しては、ドル高に向かったようです⇩

日本語の金融メディアは、ロイターやブルームバーグの日本語記事を配信している事が多く、色々と注意しないとハメられそうな感じがします(笑)。注意が必要なところでしょう。


 

先日、英国にて開催されましたG7首脳会談におきまして、中国の人権侵害に対する声明を発表しました⇩

また、農業、太陽光、衣料製品など世界的なサプライチェーンでの強制労働問題を指摘。国が後ろ盾となった少数民族などへの強制労働に懸念を表明した。 

jp.reuters.com

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特にアメリカのバイデン大統領は、

その上で「私自身が(中国の)習近平国家主席に伝えたように、われわれは対立を望んでいるわけではない。協力できる分野では協力する。同意できない場合は率直に伝え、相違のある行為には対処する」とした。

と、実力行使を示唆しており、一昨日それを実行するとの発表がありました⇩ 

www.jetro.go.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ 

こう言う早いところが、実にアメリカです。

当然、早く実行しても大丈夫な軍事的な後ろ盾があるからこそですが。この手の輸入制限をかけますと、必ず「実際に現地で働く人の仕事がなくなり、現地の人のためにならない」的な意見が登場します。その考えは、むしろ人権侵害を行う側が使う言い訳でして、現地の人の仕事がなくなり生活が脅かされるなら、まずそれを保証し最低限の生活を維持するのは当該国政府の役割で、それを行わないなら、それすら人権侵害です。また、人権侵害による搾取が無くなれば適切な事業者が参入でき、その結果として市場原理で適正な労働対価が支払われる力が働くでしょう。

今回のアメリカによる輸入制限は、人権侵害とされている労働者が生産している物品と言う事のみならず、経済的ダメージを与える事も可能な物品選定となっているようで、最近多く見かけるアパレル関連の対処より更に一歩踏み込んだ対応と言えるかと思います。

正直言って、中国の辺境自治区での状況は外国メディアなどが全く伝えられないような状況になっており、正確な状況どころか、何が正しいのか、何が間違ってるのかすら分かりません。まずはその辺り、中国側も「正しい」と言うならきちんと伝える事から始めて欲しいと願います。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

ニュージーランド5月
0745JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支 +4.14億NZドル
+3.88億NZドル
+5.00億NZドル +4.69億NZドル
日本国6月
0830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
東京都(区部)
消費者物価指数
(前比)
 -0.4%  -0.2%   0.0%
東京都(区部)
消費者物価指数コア
(前比)
 -0.2%  -0.1%   0.0%
東京都(区部)
消費者物価指数コアコア
(前比)
 -0.1%  -0.1%   0.0%
ドイツ7月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
GfK消費者信頼感指数  -6.9
 -7.0
 -4.0  -0.3
スペイン5月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(前比)
PPI
 +3.0%
 +2.9%
 +1.6%
生産者物価指数(前比)
PPI
+13.0%
+12.8%
+15.3%
イタリア6月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
Istat企業信頼感指数 110.9
110.2
112.0 114.8
Istat消費者信頼感指数 110.6 112.0 115.1
ユーロ圏5月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM3
(前比)
 +9.2%  +8.5%  +8.4%
マネーサプライM1
(前比)
+12.3% +11.6%
イタリア5月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支(対非EU圏) +48.58億ユーロ
+48.46億ユーロ
+47.67億ユーロ
英国6月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
CBI流通業売上指数 +18 +14 +25
米国5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人所得(前比) -13.1%  -2.8%  -2.0%
米国5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人消費支出(前比) +0.9%
+0.5%
+0.5%  0.0%
米国5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
コアPCE価格指数
(前比)
+0.7% +0.6% +0.5%
コアPCE価格指数
(前比)
+3.1% +3.4% +3.4%
米国5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
PCEデフレーター
(前比)
+0.6% +0.5% +0.4%
PCEデフレーター
(前比)
+3.6% +3.9% +3.9%
米国6月
2300JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
ミシガン大消費者信頼感指数
確定値
 86.4  86.5  85.5

 


=別表= 米国 ベーカーヒューズ社 採掘装置(リグ)稼働数

米国 採掘装置(リグ)稼働数
06/25 2600JST
(06/26 0200JST)
前回値 結果
米ベーカーヒューズ社
原油のみ
373 372
米ベーカーヒューズ社
原油・天然ガス
470 470

 


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