FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/04/19 月曜日

2021年第16週の月曜日です。

本日早朝4時前後から始まったオセアニア時間は、微妙に円高っぽい感じもあったのですが極端に高い程でもなく、午前6時過ぎには、先週末の終値と比べてドル円で10銭程度、ユーロ円やポンド円で20銭程度の円高と、どちらかと言えば円高と言うよりドル安と言った感じになっておりました。

先週末には日米首脳会談による共同宣言に強く反発していた中国ですが、昨日は米中で気候問題に関する高官協議を行っておりまして、こちらもまた共同宣言を行い協力姿勢を示しておりました。

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さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で4月21日水曜日午後11時にカナダ中銀のカナダ銀行が今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0.25%の据え置き予想となってまして、金融政策も含め大きな変更は無いかと思われます。また、深夜24時からはマックレム総裁よる記者会見が予定されております。

22日木曜日午後8時45分に欧州中央銀行ECBが今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0%の据え置き予想となっております。また、金融政策についても大きな変更は無いかと思われます。また、午後9時半からはECBラガルド総裁による記者会見が予定されております。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、19日月曜日午後10時イスラエル、20日火曜日午前10時半中国(実質的な政策金利であるローンプライムレート),午後4時半インドネシア、22日木曜日午前7時コスタリカ,午後4時ウズベキスタン、23日金曜日午前6時パラグアイ,午後7時半ロシアなどが予定されております。

 

20日午前10時半に豪州中銀RBAが前回4月6日に開催しました金融政策委員会の議事要旨を公開します。政策金利や金融政策については、金融政策委員会終了直後に公開された声明文にて変更なしとの決定が既に公表されてまして、今回の議事要旨の注目ポイントとしては、声明文にて記載されていた「住宅ローンの動向に対する注視」をどの程度本気で話し合ったのかと言う部分になるかと思われます。豪州については、特に住宅価格が上がり続けていた経緯があり、住宅価格上昇を抑える事が一時期は政府の重要課題になっていたほどでして、現在でも豪州に居住権を持たない外国人は、新築マンションしか購入する事ができません。住宅政策が経済全体へ与える影響が他国よりも大きいため、特に「住宅ローンの動向だから~」と軽視しておりますと、豪ドル急変で痛い目を見る可能性もあります。その辺り、特に注意しておきたいところです。

 

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日19日月曜日午前8時50分に日本の通関ベース貿易収支の発表があります。むしろ、本日はこれ以外にまともな指標の発表がありません(笑)。

明日20日火曜日午後3時に英国の失業率など雇用関連指標の発表があります。これもね~、あんまり市場の皆さんは期待していないと言うか、いくら変化があっても英中銀の金融政策変更に直結しないであろうと言う感じから、あまり重要視していない感じです。

21日水曜日午前10時半に豪州の月次小売売上高の発表があります。豪ドルは、特に最近は何でも反応しやすい感じでして、金融政策会合の議事要旨も前日に発表された後ですから小売売上高くらいの中規模な指標にも反応してくれる事を期待しております。⇦ 結局は他力本願(笑)。午後3時に英国の消費者物価指数(CPI)など英国の物価関連指数の集中発表があります。最近はどこの中銀もやたら物価物価と騒いでまして、何か他に注目されたくない事から目を背けさせるために物価を全面に押し出している感じもあるんですが、それでも中銀が推している以上は注意して見ておく必要があるでしょう。午後9時半にカナダの消費者物価指数(CPI)もありまして、いつもであれば、中銀の金融政策発表直前の指標は反応薄と言うパターンが多いんですが、今回は午後11時の金融政策発表直前のCPIと言う事で、もし極端に上振れする事でもあれば金融緩和の早期終了の可能性から加ドルが急変するかもしれません。よく注意しておいた方が良さそうです。

22日木曜日、特に目立った指標も無いんですが、午後9時半にあるアメリカの週次新規失業保険申請件数と、午後11時の米中古住宅販売件数くらいでしょうか。

23日金曜日、この日はマークイット社による主要国の購買担当者景気指数(PMI)の発表が予定されております。最近はよくPMIで為替が振れる事があり、欧州とアメリカのPMI発表時間は若干注意しておいた方がいいかもしれません。フランス午後4時15分、ドイツ午後4時半、ユーロ圏午後5時、英国午後5時半、アメリカが午後10時45分となってます。午後3時に英国の月次小売売上高の発表があります。特に前年比が前回と比べて高い市場予想となってますが、今回発表の数値は3月度でして、1年前2020年の3月は欧米で新型コロナウイルスが一気に拡大した頃、前年比が伸びて当たり前です。ただ、そう言う事は一切関係なく数字だけ見て売った買ったするのが為替屋さん(笑)。数字が大きい小さいと言うだけでも十分に注意しておいた方がいいでしょう。最後、午後11時にアメリカの新築住宅販売件数があります。もともと、この指標は数字のブレが大きいんですが、今はなんでも数字が大きければ評価される「大きな事は良い事だ」的な感じがありまして、週末最後にババ~ンと動いてくれる事を期待しております。 


 

いっときは非常に暖かくなって「さすが春」と褒めていたのに、最近は寒い日が続いていたところ、ようやく昨日になって気温が上がったと思っておりましたところ、

なに?台風来るの???

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tenki.jp

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まだ進路が定まっておらず、油断しないようにと言う事ですが、つまりは台風が日本に来る可能性もあるって事ですよね?暖かくなってきたら、いきなりの台風ですか。やはり、もう昔の季節の巡り方とは違うんでしょうかね。

台風来るなら備えなければなりません。備えるためには元手が必要と言うわけで、今年度もまた自然災害に備えて稼ぐ必要がありそうです(笑)。⇦ 笑い事ではない。

今週も一週間、頑張ってまいりましょう。


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