FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/03/08 月曜日

2021年第10週の月曜日です。

週末に入ってから、アメリカでは例の1.9兆ドルの経済対策法案が成立しまして、これが本日からの金融市場、特に債券市場と外国為替市場でどのような反応になるのか気になっております。

jp.reuters.com

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場合によっては、月曜日早朝のオセアニア時間からググっと動意つく可能性もあり、警戒感を持って迎えたい一週間の始まりです。いや、むしろ警戒感より期待感の方が高い感じです(笑)。 


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で3月10日水曜日深夜24時(11日木曜日に変わる瞬間)にカナダ中銀のカナダ銀行が今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0.25%の据え置き予想となってまして、金融政策も含め大きな変更は無いかと思われます。金融政策に関しての声明文では、恐らく「ワクチンが~、ワクチンが~」と、ワクチン普及による新型コロナウイルス対策が進む事での経済回復を他力本願的に期待する内容が多く見られる事でしょう(笑)。カナダ中銀は他の中銀よりもワクチンへの期待感が高いようでして批判される事も多いんですが、私としては、無駄に不必要な金融政策を繰り返すよりも適切な判断が出来ていてよろしいかと思うところです。⇦ 単にカナダ中銀の評価が私の中で高いせいでそう思ってるってのも無きにしもあらずですが。

ところで、よく深夜0時(24時)や正午のイベントや指標発表の場合、やたら発表時間を注意するような書き方をするんですが、これは過去に自分自身が時間帯や日付を間違えた事があるためでして、ややトラウマ気味です(笑)。⇦ 本当はワラエナイ 他にも、夏時間と冬時間が変わって初めてのイベントや指標発表の時、1時間前に既に終わっていたなんてのもありまして、今月来月は夏時間冬時間の切り替えが多くの国や地域で発生するため、5月くらいまで特に注意しておかなければなりません。今回は北半球が冬時間から夏時間に変更となるため、各種イベントや指標発表時間が1時間早くなります。また夏時間や冬時間に移行の際や、移行後初めてのイベントや指標発表の際にも注意はしていきたいと思います。とりあえず、今度の日曜日3月14日にアメリカが夏時間に移行となるため、アメリカの冬時間は今週までとなっております。

11日木曜日午後9時45分に欧州中央銀行ECBが今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 0%の据え置き予想となっております。また、金融政策についても大きな変更は無いかと思われますが、最近問題となっている長期金利上昇に対応するため、一部では資産購入の拡大を予想する向きもありまして、ただこれ資産購入枠を増やしてお茶を濁すのか、資産購入のペースアップを決定するのかで随分と違ってきます。そもそも、先々週(最新)の「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP) 」の購入金額は純減してまして、「長期金利上昇に対抗する」と言っていた事に対して反しております。既に長期金利上昇が米国債券市場からの余波だと確証がある現状では「対抗する」と言う発言の方が不必要であって、PEPP購入純減も問題無いかとは思うところです。そんな事もありまして、今回のECB金融政策理事会では長期金利上昇に対しては何もしなくても良さそうな気もしますが、あえて短期での沈静化を狙って資産購入枠の拡大をしてくる可能性もありそうな感じもしております。資産購入枠の設定だけなら、別に使わなかればいいだけですので。また、午後10時半からはECBラガルド総裁による記者会見が予定されております。

これ以外にも、毎度おなじみエキゾチックカントリーの中銀による金融政策発表としては9日火曜日午後6時カザフスタン、11日木曜日午後4時ウズベキスタン,午後8時セルビア、12日金曜日午前8時ペルー,午後6時ベラルーシなどが予定されております。ぶっちゃけ、株も為替も手が出せないような国ばかりです(笑)。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日8日月曜日、午前8時50分に日本の貿易収支があります。ええ、ありますね(笑)。午後4時にドイツも鉱工業生産さんがあります。こちらも、ええ(以下同)

明日9日火曜日、午前8時50分に日本の国内総生産(GDP)がありますが確定値のため極端に大きな変動でも無い限りスルーは確定してます。午後7時にユーロ圏の圏内総生産(GDP)も3回ある発表「速報値⇨改定値⇨確定値」のうちの3回目でして、こちらも確定値のため極端に(以下同)

10日水曜日、午前10時半に中国の消費者物価指数(CPI)、午後10時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)が発表されます。中国はアメリカの発表日にぶつけてきたんでしょうか?(笑)。来週に米FOMCが予定されておりますので、アメリカのCPI、特に燃油や生鮮食品などを除いたコア指数が前回値や事前の市場予想と大きく乖離しますとFOMCの金融政策への影響から、瞬間的に為替相場への影響があるかもしれません。

11日木曜日午後10時半にアメリカの週次新規失業保険申請件数の発表があります。ここ最近、雇用に関して重要視の姿勢を強く見せていたFRBです。この指標発表がFOMC前の最後の米雇用関連指標となる事から、予想通りの申請件数低下を示しますと、FOMCへ向けての好印象となるでしょう。新規失業保険申請件数は、前回値が74.5万件、事前の市場予想が72万件前後となってます。

12日金曜日午後4時に英国の月次国内総生産(GDP)、また英国の鉱工業生産など各種生産指数の集中発表があります。午後10時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)の発表がありまして、これがFOMC前最後にあるアメリカの物価指数となりますので、10日にあるCPIが微妙な結果だった場合、このPPIでも反応があるかもしれません。同じく午後10時半にカナダの失業率など雇用関連指標の発表があります。こちら、私の中で今週の注目ナンバーワン指標となってます。ええ、カナダ好きな私の中でナンバーワンだけです(笑)。世間様的には、おそらく10日水曜日にあるアメリカのCPIがナンバーワンなのでしょう。最後、深夜24時にミシガンさんとこの例のアレ速報値がありまして今週は終了です。


 

先週こんなニュースがありました。 

www.bbc.com

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タイってなにかと動物さんが海で救出される報道が多い気がしてならないんですが、どうなんでしょう?ただ、それにしても、沈む船から無事に猫さんたちが救助されて良かったです。我が家にも猫さんが4匹おりまして、同じく4匹の猫さんが救助されたと言う事で他人事のように思えない報道でした。

 

さあ、いよいよ2021年も第10週と、既に2桁週数に突入しました。このままズルズルとしておりますと、今年もすぐにクリスマスがやって来ます。まあ、ただクリスマスって書きたかっただけですけど(笑)。クリスマスとか言ってる前に、まずは春を迎える準備を済ませられるよう、今週も一週間頑張ってまいりましょう。


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