FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/02/08 月曜日

2021年第6週の月曜日です。

雇用統計明けの本日早朝3時ころから始まったオセアニア時間ですが、「ほぼ先週末水準から、やや微妙に米ドルが若干高いかな~」と言った感じでの開始でした。ユーロやポンドが上値張り付きで終了していたため、その反動もあるのでしょう。円だけは若干の円高っぽい感じもありましたが、ユーロやポンドが対円でも微妙に下がっていたため、それに収束したためでしょう。ドル円は、月曜日の早朝から独自に動くほど血圧が高く無いようです(笑)。

さて、今週は2月11日木曜日に日本の祝日「建国記念の日(建国記念日ではない) 」がありますし、同じく11日木曜日から中国が旧正月=春節の連休に入ります。太陰暦=旧暦の元日が春節で、春節自体は12日なんですが、日本を含む西側諸国が大晦日もお休みするのと全く同じと言う事です。ちなみに先週豆まきをして恵方巻を食べた節分は立春の前日でして、これも旧暦に基づくものではあるんですが「太陽の動きを基準にした二十四節気」と言う、主に農業のためのもので、旧正月がどうのこうのと言うのは太陰暦「月の満ち欠けを基準にした暦」です。なんとなくゴッチャになってしまうんですが。

日本の「建国記念の日(建国記念日ではない) 」については、また例年のように2月11日にでも思いの丈を書きたいと思います(笑)。⇦ とりあえず笑っておく 


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本の皆さんにおなじみなところとしては、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で2月10日午後5時半にスウェーデン、12日金曜日午前4時にメキシコ,午後7時半にロシアの発表が予定されてます。また、毎度おなじみエキゾチックカントリーでは、9日火曜日ルーマニア⇦キャンセルされました、11日木曜日午後5時フィリピン,午後8時セルビア,(時間未定)ウルグアイ、12日金曜日午前8時ペルー,(時間未定)東カリブ諸国連合などが予定されております。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、12日金曜日にG7財務相中央銀行総裁会議がオンラインで開催されます。

jp.reuters.com

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主要な議題としては新型コロナウイルス関連となっておりますので、特に為替など金融市場やデジタル関連について強く言及があるとは予想しておりません。また、月末にあるG20財務相中央銀行総裁会議でG7諸国として協調して対応する部分の確認なども含まれているかと思われます。さらに、イエレン女史の財務長官としての国際会議デビュー戦でもありますので、会議自体が比較的大人しめに終わるんじゃないでしょうか。暴れる人があまり居なさそうですから(笑)。 

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日8日月曜日、午前8時50分に日本の貿易収支が発表になります。今はアメリカさんも大統領が変わったばかりでゴタゴタしている最中でしょうから、この辺りでひとまずガッ!と貿易黒字を一気に積み立てておいてくれたらいいかと思います(笑)。午後4時にはドイツの鉱工業生産とかありますが、最近はPMI以外の個別加盟国の指標でユーロが動くところを見かけない感じです。日本時間で午後4時は中央欧州時間で午前8時と言う時間的にはちょうどいい時間ですので、指標があるからと言うよりも、むしろ欧州時間に入ってからの週初っ端の始動だけ気をつけたいところです。

明日9時火曜日、特に注目の指標は無い日です。午前8時50分に日銀からマネーストック統計の発表がありますが、どうせハイパー上昇で「日本はお金ジャブジャブ」を実感させてくれるだけです(笑)。しっかし、昨年夏以降のマネーストックは前年比で毎月毎月 7% → 8% → 9%成長とどんどん上昇し円が市場に溢れかえっている一方、外国為替市場では円高、株式市場では株高と言う凄い状況になってます。そのジャブジャブ、マイナス金利とは言わないので 0.01%くらいの金利で10兆円くらいこっちに融通してもらえないものでしょうか?⇦ 9割本気なのでワラワナイ

10日水曜日午前10時半に中国の消費者物価指数(CPI)午後4時にドイツの消費者物価指数(CPI)午後10時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)など、主要国のCPI発表が立て続けの日になってます。午前10時半に中国のCPI発表がありますが、中国の株式市場が春節連休前の最終取引日と言う事もありますので、指標発表で上海や香港の株価指数から波及が来る可能性もあり、いつもよりは警戒が必要です。また、午後10時半にあるアメリカのCPIは指標が少ない中で今週の注目指標となっております。まあ、注目しても市場で値が反応するのかどうかは分かりませんけど。

11日木曜日、午後10時半にアメリカの週次失業保険申請件数があるくらいで、他に目立った指標はありません。先週雇用統計があったばかりですが、市場は雇用統計よりむしろこちらの指標の方を重要視している感じもあり、発表した瞬間だけ追いかける短期目線ではなく、金融政策の行方と言った長期目線で毎週の発表をチェックしておきたい指標です。

12日金曜日午後4時に英国の四半期国内総生産(GDP)貿易収支鉱工業生産など英国の集中指標発表が予定されております。特に2020年第4四半期のGDPは今週の注目ナンバーワン指標と言っていいかと思います。最近は対ドルのハードカレンシーの中でポンドだけ個別の動きをしておりまして、特にドル高局面で円やユーロにつられない強さが見えたりもします。四半期GDPとしては、前回第3四半期がその前第2四半期に比べて極端な伸び方をしているのは他の国と同じで、今回は前期比で見ると前回値に比べて見劣りする数字の発表になるでしょう。四半期の数値より、2020年トータルの数値で他国とどれくらいの違いがあるのか見ている人が多いかと思います。指標発表サイトの一覧表の更新を待ってるより、通信社の速報を待ってるより、公式サイトの発表をF5連打で迎え撃った方がいいかもしれません(笑)。午後4時半にスイスの消費者物価指数(CPI)があり、また最近スイスフランの微妙な動きがあるため、ポジション持ってる場合には特に要注意です。最後、深夜24時にミシガンなんとかさんのなんとか指数速報値の発表があり、今週も終了です。


 

今週、週末だけは雨マークがあった東京ですが、今朝になって天気予報を確認したところ雨マークが無くなり一週間いいお天気になりそうです。

tenki.jp

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ただ、日本海側の方では週前半に雪雪雪そして雪みたいな感じに雪だるまが列挙されてまして、手放しで喜んでいいのか微妙なところなんですが、天気と言うのは別に地域によってトレードオフされているわけでは無いので、「たまにはこちらで引き受ける」とか出来ない以上、いいお天気だと言う事を素直に喜んでおきたいと思います。天気悪いと、我が家の猫さんたちが機嫌悪いんですよね~

月初の雇用統計も終わり、今週は指標も少ない事から為替市場は「行くのか or 停滞するのか」ハッキリ出る事でしょう。木曜日と言う絶妙なタイミングで祝日もある事ですし、週半ばの水曜日くらいまでに方向性を決めて頂き、週末にかけてはダラダラと過ごせるように市場関係者の皆様にはご配慮頂きたいところです(笑)。今週も週半ばまで一週間がんばってまいりましょう。


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