FX専業 システムトレード日々の戦績

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。

2021/01/25 月曜日

2021年第4週の月曜日です。

この土日、東京都心でも雪が降るような予報でしたが、幸いな事に若干みぞれ混じりの雨が降る程度で済みました。

近年は、とかく完璧を求められる事が多く、天気予報なども多少のハズレをやたら追求するような風潮も見受けられます。一昔前に比べ、比較にならないような膨大な気象情報が手に入るようになり、以前ですと見落としていたような変化も分析できるようになった一方で、情報量が増えすぎたゆえ、その分析結果が多肢に分かれてしまう事も多いようです。

じゃ「情報量をあえて制限した方がいいのか?」と言えばそうでは無く、以前ですと全く予想もしていなかったような危険な状況も低い確率の中から見えて来る事があり、人命や国民の財産を守ると言う天気予報の使命から考えたら、当たり外れの的中率よりも、低い確率の中でも危険性の高い事象が見つけられる事の方が大切なわけです。 これ、全く同じ事が金融の世界でも言えるかと思います。

何度も繰り返して予報がハズレますと、よく「オオカミ少年」の例えが出されますが、あれって最後は「嘘ばかりついていた、オオカミ少年と言われた者の話しを聞かなかった大勢の村人が損害を受ける(羊を全て食べられてしまう) 」結末で、嘘をついた少年の方にスポットが当てられますが、むしろ、少年の言う事を無視してしまったため大損害を被った村人の方がダメージが遥かに大きく、オオカミ少年を作ってしまったのは「大勢の村人=世間」であるとも言えます。

金融の世界ですと、同じ事が何度も何度も繰り返されたとしても「確率が低かろうが危険性が高い場合には対策をする」事は当たり前です。このブログをご覧の皆さんでしたら、よくお分かりいただけるかと思います。ところが、こと天気予報になりますと、何度も繰り返してハズレますと「また今回もどうせハズレるだろう」と甘く見て、その結果、人命が奪われたり大規模な経済的損失が発生する事があります。

天気予報がハズレたとしても、「ああ今回はハズレてよかった」と思えるよう、「次もまたハズレたらいいな」と思いながら災害に備えられるような心のゆとりを持てるよう、そんな世論形成がされていく事を期待したいと思うところです。 


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で28日木曜日早朝4時に米連邦公開市場委員会(FOMC)が2日間にわたる会合を終え、今後の金融政策を発表します。今回のFOMCですが、年が変わりまして、投票権を持つ地区連銀の入れ替えが行われます。

過去に何度も書いているんですが(2019/04/29 月曜日記事など)、FOMCで議決権を持つのは11人のFOMC委員になりまして、その内訳は「連邦準備制度理事会(FRB)の7人の理事,NY連銀総裁,NY連銀を除く地区連銀から持ち回りで地区連銀総裁4人」と言う構成になってます。今回入れ替えが行われるのは持ち回りの地区連銀総裁4名です。昨年は、ブルームバーグにタカ派と名指しされていたフィラデルフィア連銀のハーカー総裁やクリーブランド連銀総裁のメスター総裁らがFOMCメンバーでしたが、この両氏がハズれ、代わりにハト派と言われるパウエル議長のイエスマン連銀総裁が入ります。これで大勢が変わるほどの事ではありませんが、必要に応じて早い判断が求められている今の情勢ですと、パウエル議長的には、やや運営しやすい状況になるのではないかと思うところです。

そんな感じでして、今回のFOMCは委員の入れ替えが無くても「何も変更が無い、目新しい景気判断が無い」と言う状況になりやすい情勢ですが、委員の入れ替えがあった事も合わせてハト派な結果となりますと、強いドル売りが再燃する可能性があるのかな?と予想しております。恐らく、FOMC後に発言があると思われるイエレン財務長官(日本時間で26日早朝に議会による就任承認を予定)もFOMCの決定を尊重し、先日の「強いドル政策を放棄してない」と示した方向性を求めるような事は無いかと思われます。むしろ、ドルが弱いうちに投資環境を整え、アメリカに投資を向けさせる方が先ですから。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、今週はかなりエキゾチックなカントリーがほとんどでして、25日月曜日カザフスタン,キルギス、26日火曜日ハンガリー,ナイジェリア、27日水曜日ケニア、28日木曜日モザンビーク,チリ,アンゴラ村長(笑)、29日金曜日アゼルバイジャン,モルドバ,マラウィ,ブルガリア,コロンビアなどが予定されております。また、米ドルとペッグしている通貨の発券国や、通貨バスケットの構成で米ドルを主としている通貨の発券国などの金融政策発表も控えております。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、本日25日月曜日から29日金曜日まで「ダボスウィーク」としまして、例年スイスのダボスで開催されております世界経済フォーラム(通称ダボス会議)をオンラインで内容を限定し「ダボス・アジェンダ」として開催します。一応、実際の対面会議を5月にシンガポールで開催するとアナウンスしておりますが、どうなんでしょうかね?開催可能なんでしょうか。分かりませんけど。 

www.jetro.go.jp

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5月にきちんとした形で年次総会を開くと言う以上、今回のオンライン会議はどうしても暫定的になってしまうわけでして、いっそ今年は対面での会議は中止としてしまって、オンラインでの会議だけにしてしまった方が決まる事も決まり、深まる議論もより深まったように思います。

今回、このダボス・アジェンダが金融屋さんたちの注目が低いのも、その辺りが理由なんじゃないでしょうか。それでも、中国の習近平国家主席の参加も予定されていたりで、それなりに注意は必要そうです。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日25日月曜日、特に目立った指標はありません。何も無い中で、強いて言うなら午後6時にドイツのIfo景況指数くらいでしょうか。何も無い中で予想外の数値が出ますと、逆に目立つかもしれません。

明日26日火曜日午後4時に英国の失業率など雇用関連指標の発表があります。今回も悪化が予想されてまして、発表時間に向かってポンド売りがありますと、発表された数値が良くても悪くてもその時点をもってポンド買い戻しと言う、いつもの変態行動に出る可能性があります(笑)。事前の動きを見ていたら分かりやすいため、火曜日午後4時に向かってポンド売りになったらボーナスタイムかもしれません。⇦ ハズレても文句は無しでお願いします。

27日水曜日午前9時半に豪州の2020年第4四半期国内総生産(GDP)があります。これ以外は特に目立つ指標もなく、午後10時半にアメリカの耐久財受注とかありますが、FOMC前と言う事もありますし極端な数値でも出ない限りスルーでしょう。

28日木曜日、午前4時にFOMC結果が出てますので外為市場の「FOMC待ち」が解除になっているハズです。午後10時にドイツの月次消費者物価指数(CPI,HICP)速報値があります。逆に、午後10時まで他に目立つ指標が無いとも言えます(笑)。午後10時半にアメリカの週次新規失業保険申請件数、そして、同じく午後10時半にアメリカの2020年第4四半期国内総生産(GDP)速報値がありまして、このアメリカのGDPが今週注目指標第2位となってます。第2四半期はマイナス31.4%(確定値)、第3四半期はプラス33.4%(確定値)と恐ろしく上下したアメリカのGDPです。今回第4四半期の事前予想はプラス4~5%前後となっており、第1四半期のマイナス5%を含め、2020年トータルとしてプラスに持ち込めるのかどうか、そこが一番の関心事かと思われます。

29日金曜日午前8時半に日本の失業率など雇用関連指標が発表になります。もともと世界最低レベルの日本の失業率ですが、さすがにジリジリと上昇してまして、今回は3%を上回る予想となってます。日本の指標は「良いと円買い、悪くても円買い」となる事が多いんですが、果たして失業率でも同じなのかどうか(笑)。欧州時間に入りますと欧州各国の2020年第4四半期国内総生産(GDP)速報値の発表が順番に待ち構えてまして、午後3時半フランスのGDP午後4時ドイツのGDP午後5時スペインのGDPの発表となってます。また、午後5時55分にドイツの失業率など雇用関連指標の発表もあり、特にユーロは注意したい金曜日です。なんとなく、またユーロ円は一方的に上昇しそうな気もしますし、そうなって欲しいと言う願望もあります(笑)。午後10時半にカナダの月次国内総生産(GDP)、そして、同じく午後10時半にアメリカの12月個人所得,個人消費支出(PCE)など個人収支関連指標の発表があり、こちらが今週注目の指標第1位となってます。最後、深夜24時にミシガンさんのなんとか指数確定値があり今週は終了です。 


 

気がついたら、もう1月最終週です。昨日、雨が上がった夕方に近所のドラッグストアに買い物に行ったところ「本日24日までの特価」と言うPOPを見て、「あれ?今日って、もう24日だったっけ?」と、思わずスマホのカレンダーを確認してしまいました。毎年1月は、1年のうちで最も早く一ヶ月が終わるような気がします。

そんな1月最終週の今週です。今週も一週間、がんばってまいりましょう。


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