FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2021/01/01 元日

皆様、あけましておめでとうございます。

日々、数字と指標結果の羅列しか発表して無いようなブログですが、昨年も大勢の方にお越し頂きましてありがとうございました。

 

昨年は、とにかく「コロナ・コロナ・コロナ」と言った状況の一年だったと言う記憶しか残らない年になってしまいました。年初には、まだそんな感じではなかったハズなんですが、もうそんな事が思い出せないほどだったのは、誰もが思っているところでしょう。それでも、年末には新型コロナウイルスに対するワクチン接種が開始されるなど、「未知の脅威」から「克服できる脅威」へと変わりつつあります。

よく年初には健康を祈願する事がありますが、今年ほど、本当の意味で健康を願う事はあまり無いかと思います。いま世界人口は75億人くらいでしょうか。世界の皆さん全員で、自分の信じる神様仏様に(あるいは、信じる神様も仏様も無いのであればとりあえず思いついた神様仏様にでも)健康を願ったら、なんとなく数の力でどうにかしてもらえそうな気もします(笑)。

来年のお正月には、新型コロナウイルスが過去の事になっているまではまだ無理かもしれませんが、「克服できる脅威」から「克服できた脅威」へと変わっている事を願う2021年の元日です。


 

本日、日英包括的経済連携協定(日英EPA)が発効しました⇩

www.yomiuri.co.jp

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昨年の同じ元日に日米貿易協定が発効しておりまして、2年連続で元日に大国との通商条約が発効した事になります。ただ、昨年のアメリカは環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を離脱して個別に条約を締結、一方今年の英国は個別の条約を足がかりにしてTPPへの加盟を目指しております。

この同じような2つの条約ですが日米はEPAではなく、EPAの限定版とも言えるFTAでもなく、単なる「物品の貿易協定」でしかありません。一方で、日英は内容こそ物足りないものの「物品やサービスまで含めた通商協定」です。これが「真の経済連携」を伴うEPAとなるのかは、今後の日英政府による更なる交渉に掛かっているわけでして、英国をTPPに迎えるだけで終わるのか、あるいは人の移動まで含めて完全なEPAまで昇華するのか今後注目しておきたいところです。1月20日にはアメリカ合衆国の大統領が交代する見通しとなっておりまして、今後の日米貿易協定の行方、更には噂されているアメリカのTPP復帰の可能性なども気になるところです。

また、同じく本日、英EU通商協定が発効しました⇩

www.bloomberg.co.jp

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「もうどうにもならない」とハードブリグジットを覚悟しておりましたが、土壇場でどうにか回避された格好です。まさに、夏休みの宿題を最終日にまとめて全部やった状態(笑)。実際、まだまだ正式に決定されていない事だらけでして、EUでの批准は暫定でしかありません。

今後は新しい交渉も始まるでしょうし、今回妥結したように見えている漁業権の譲歩についても年限が限られているため、再度の交渉の際には英EUどちらも厳しい姿勢での再交渉となるでしょう。こう言う事を無くすために作られた欧州連合=EUと言う組織だったハズですが、結果としてそれが機能せず余計な混乱を招いてしまったと言う事になります。もっとも、仮に国家同士が合併して一つの国となっても民族間での軋轢で再度分裂する事も多いですから、どんなに行きついても「これでもう安泰」と言うことは無いのでしょう。

 

外国為替取引を生業(なりわい)としておりますと、自ずと経済動向やニュースが目につきます。だた、その目にしたニュースには質があり、書き手のバイアスも加わっており、本当の意味を理解するのはなかなか難しい事です。事実だけを淡々と伝えてくれるメディアがあればいいのですが、それにしても、伝えきれてない事実に真実が隠れている場合もあり、やはり鵜呑みにはできないでしょう。

よくブログでニュース記事を取り上げますが、なるべくニュースを見ての自分の考えも書くようにしておりまして、それが私のブログを見てくださってる方が見て「ああ、そう言う考え方もあるのか」あるいは「そう言う見方もあったのか」と、ニュースを疑って見るキッカケになったらいいなと思っております。

⇧ この段落、昨年のコピペ(笑)。

 

本年もお付き合いのほど、
よろしくお願い申し上げます。

 


 

昨日の大晦日にも、いくつかの指標発表がありました。いつもと同じように指標結果を貼っておきます。そして、その指標が中国とアメリカ(笑)。 

中国12月
1000JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
52.1 52.0 51.9
非製造業購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
56.4 56.3 55.7
(複合)購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
55.7 55.5 55.1
米国 週次
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数  80.6万件
 80.3万件
 83.3万件  78.7万件
失業保険継続受給件数  532.2万件
 533.7万件
 539.0万件  521.9万件

 


=別表= 米国 EIA週間天然ガス在庫集計

米国 EIA週間天然ガス在庫集計
(12/25分)

2430JST
前回値 市場予想 結果
天然ガス在庫(前比) -152Bcf -125Bcf -114Bcf

 


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