FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/11/11 戦績

 2020/11/11 水曜日 戦績

USDJPY        +158,500円

EURUSD        +112,369円

GBPUSD        +227,038円

AUDUSD         +16,759円

NZDUSD         +34,281円

USDCAD         +68,407円

USDCHF         +72,323円

EURJPY         +83,500円

GBPJPY        +361,900円

AUDJPY         +35,200円

NZDJPY         +57,400円

CADJPY         +31,100円

CHFJPY         +43,600円

EURGBP         +28,099円

EURCHF         +14,756円

TOTAL       +1,345,232円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +6,507,201円

 

月間戦績(11月)

TOTAL      +13,325,504円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +392,119,707円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +586,213,196円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,966,213,211円

 

昨日午前10時、ニュージーランド中銀のニュージーランド準備銀行(RBNZ)が今後の金融政策を発表しまして、政策金利は事前の市場予想通り据え置き、また、量的緩和政策である大規模資産購入プログラム(LSAP)の資産購入枠も1,000億NZドルの据え置きとの結果となりました⇩

ニュージーランド準備銀行
(中央銀行)

11/11 1000JST
現状 市場予想 結果
オフィシャルキャッシュレート
(政策金利)
0.25% 0.25% 0.25%
LSAP資産購入枠 1000億NZドル 1000億NZドル 1000億NZドル

jp.reuters.com

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政策金利と資産購入枠の据え置きとの発表を受けてなのか、あるいは、発表直前から若干入っていたNZドル売りを仕掛けている向きによるものなのか、午前10時の発表直後にはNZドル売りが見られたものの、

発表された内容をよく確認しますと、「貸し出し向け資金供給プログラム = Funding for Lending Programme(FLP) 」を新規開始とのアナウンスと、遠回しに「FLPの実施でマイナス金利の採用を遅らせる、このまま経済状況の回復があればマイナス金利を採用しなくても済む可能性もある」と示唆しており、

ロイターなどの金融系通信社さんによるご解説が出始めた10時03分後半くらいから、徐々にNZドル買いが優勢に(笑)。

 

結局、要点としては、

hold the OCR at 0.25 percent, in accordance with the guidance issued on 16 March;

3月16日に発表したガイダンスに従い、政策金利(OCR)を0.25パーセントに維持する。

maintain the existing LSAP programme of a maximum of $100b by June 2022; and

2022年6月まで最大1,000億ドルの既存LSAPプログラムを維持する。

direct the Bank to implement an FLP in early December 2020.

2020年12月初旬までにFLPを開始するよう中銀(RBNZ)に指示する。

f:id:fxse:20201111195839p:plain

この⇧赤字の「3月16日に発表したガイダンス」と言うのは、3月16日に発表された金融政策発表中のフォワードガイダンスを指してまして、こちら⇩

Provide forward guidance that the OCR would remain at 0.25 percent for at least 12 months.

政策金利を最低12ヶ月間は0.25%に維持するとのフォワードガイダンスを定める。

つまり、来年の3月までは金利変えないとの方針を今回も維持、と言う事です。だったらそう書けよ!みたいなところはあるんですが(笑)。

 

午前11時からのRBNZオア総裁による会見でもマイナス金利について発言がありまして、金融政策発表から上昇していたNZドルがオア総裁の会見を受けもう一段高となる展開になりました。

総裁は、マイナス金利の可能性が今や低下したのかどうか「判断するには時期尚早」とした。失業率が現在の5.3%から上昇し、インフレ率も中銀の目標レンジを下回ると予想される中、一段の刺激策導入に含みを残した。

jp.reuters.com

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で、なんだかんだ言いながら、結局はロイターなど金融系通信社の報道をアテにしてしまうって事なんでしょう。 


 

英国市場が始まって少し経った夕方6時半過ぎ、英中銀BOEの外部金融政策委員であるテンレイロ女史が「長期的な低金利維持とマイナス金利を肯定」するとの発言を、英国イングランド北部の地方紙ヨークシャーポストが伝えたと、

www.yorkshirepost.co.uk

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ロイターなど金融系通信社が報じ、陽の目をみまして、

jp.reuters.com

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昨日の欧州時間はポンド高で推移していたところを、とりあえずポンド買いを抑える程度の効果はあったようです。

最近は、明確な結果を伴う発言でも無い限り動かない様相のポンドですが、さすがにこの発言をしたのがロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで経済学を専攻する教授と言う事で、いつものBOE高官らの発言と違い、「マイナス金利が経済へ与える恩恵の証拠を提示できる」との発言への信憑性を感じ、近い将来的にBOEがマイナス金利を導入する可能性を考慮した結果と言う事なんでしょう。

ただ、一瞬のポンド売りは「マイナス金利導入の可能性へのサプライズ」でしょうが、その後のポンド買い戻しは「それでも近いうちでのマイナス金利導入に懐疑的な見方」によるものなのか、あるいは「教授の発言によるマイナス金利のネガティブ感低下」によるものなのかは分かりません。

現状では、「発言や指標などの内容次第では、ポンドも動くことがある」と分かっただけでも良しとしたいところです。

ちなみに、ヨークシャーポスト紙の地元ヨークシャーは、ヨークシャーテリアの発祥地でして、Google IMEでも「よーくしゃー」と入力した際に、最初「ヨークシャーテリア」は出てきましたが「ヨークシャーポスト」は出てきませんでした(笑)。Google IME は余計な変換や変な学習なんかも多く、そろそろ昔使っていた ATOK に乗り換えたいと思ってるところなんですが、サイバーマンデーで安くなるかも?とか思っていると今買う踏ん切りがつきません。サイバーマンデーまで待って安くならなかったら、それはそれでがっかり感で買う意欲が無くなりそうな気もするんですけど。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

オーストラリア11月
0830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信頼感指数 +105.0 +107.7
消費者信頼感指数(前比) +11.9%  +2.5%
日本国10月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーストックM2(速報値)
季節調整前(前比)
 +9.0%  +9.1%  +9.0%
マネーストックM2(速報値)
季節調整済(前比年率)
 +7.4%
 +7.6%
 +3.2%
マネーストックM3(速報値)
季節調整前(前比)
 +7.4%  +7.6%  +7.5%
マネーストックM3(速報値)
季節調整済(前比年率)
 +6.1%  +2.7%
マネーストックCD(速報値)
季節調整なし(前比)
  -4.0%
  -4.1%
 +1.7%
広義流動性(速報値)
季節調整前(前比)
 +5.6%  +5.4%
広義流動性(速報値)
季節調整済(前比)
 +5.7%  +1.3%
広義流動性(速報値)
平均残高・季節調整済
1915兆3千億円
1915兆2千億円
1917兆4千億円
日本国10月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
工作機械受注・速報値
(前比)
-15.0%  -5.9%
中国10月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
人民元新規貸出 1兆9000億CNY   7750億CNY   6898億CNY
ファイナンス規模 3兆4800億CNY 1兆4000億CNY 1兆4200億CNY
中国10月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM0(前比) +11.1% +10.7% +10.4%
マネーサプライM1(前比)  +8.1%  +8.2%  +9.1%
マネーサプライM2(前比) +10.9% +10.9% +10.5%

 


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