FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/10/29 戦績

 2020/10/29 木曜日 戦績

USDJPY        +151,200円

EURUSD        +122,963円

GBPUSD        +288,396円

AUDUSD         +35,768円

NZDUSD         +42,043円

USDCAD        +161,266円

USDCHF         +93,441円

EURJPY        +204,500円

GBPJPY        +177,400円

AUDJPY         +46,100円

NZDJPY         +43,900円

CADJPY        +171,500円

CHFJPY         +84,200円

EURGBP         +23,562円

EURCHF         +28,943円

TOTAL       +1,675,182円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +4,663,909円

 

月間戦績(10月)

TOTAL      +23,701,720円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +377,295,542円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +571,389,031円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,951,389,046円

 

昨日午後0時12分、日本銀行が2日間に渡って開催していた金融政策決定会合を終了し、決定した今後の金融政策について発表しました。政策金利については事前の市場予想通りに据え置きとなり、

日本銀行(BOJ)
(中央銀行)

10/29 1212JST
現状 市場予想 結果
補完当座預金制度適用利率
(政策金利)
-0.10% -0.10% -0.10%
長期金利誘導目標
(10年物国債利回り)
 0.0%  0.0%  0.0%

金融政策についても現状維持との結果となりました。 

www.bloomberg.co.jp

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日銀の金融政策決定会合と言えば、金融政策委員であった原田氏と現職の片岡委員がいつも2人で仲良く反対していた感じでしたが、先日原田氏が退任してからは片岡委員だけが反対の立場表明をしているご様子です。

これ、いつも思うんですが「反対」と言う表現が「否定」のようにとられがちで、実際には「評決を取った内容に100%の賛成はできず、なんらかの意見がある」状態と言えます。NOと言えるのがカッコいいわけではありませんが、この経済が厳しい状況下において、金融政策決定会合で評決した金融政策に注文を付ける必要性を感じているのが、委員9人中で片岡委員だけと言うのが正常な運営と言えるのか疑問に感じてしまうところです。

 

今回は、年に4回だけ金融政策決定会合の終了と同時に「経済・物価情勢の展望(展望リポート) 」 が発表される回でした。金融系通信社や新聞が伝えていた「成長率下方修正」と言うのはコレ⇩の事でして、特に2020年度の部分、赤字の枠で囲った部分をことさら強調して下方修正と騒いでおりました。

2020年度の予想ですから、4月から始まって7月の段階では年度の1/4しか経過しておらず、予想と言ってもかなり幅が広くなるのは必至です。特に新型コロナウイルスによる影響が今後どうなるのか、まだ判断が難しい時期でもありました。最近になりますと、年度の半分が過ぎ、およそ新型コロナウイルスによる影響も見えるようになってきまして、この段階で出てきたGDP予想が上の表の通りです。

7月の段階では「 -5.7~-4.5の中央値 -4.7」だったものが、今回は「 -5.6~ -5.3の中央値 -5.5」となりまして、中央値だけ見ると確かに大きく悪化しているようにも思えますが、予想した委員のうちで最大に悪化を予想していた者は、わずか0.1ポイントですが改善方向にシフトしております(実際には最大値最小値を除いて集計してますので、今回の -5.6を上回る悪化を予想してた者が1名いた事にはなります)。7月に予想されたレンジ内で収束しただけですし、鬼の首を取ったように「下方修正、下方修正、かほ~しゅ~せ~」と言うほどの事ではありません(笑)。ちなみに来年度以降、2021年度、2022年度ついては、予想中心値で改善方向へと偏移しておりました。

 

午後3時半からは黒田総裁による会見がありまして、今回もマスク姿での登場となりました。あれだけ総裁と記者の間があいているんですから、そろそろ透明なアクリルパーティションなんかで対応し、黒田総裁が「うふふ」と笑ったご尊顔を、中継で見られるようにしていただきたいと思います(笑)。

www.bloomberg.co.jp

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金融政策発表が終了した午後からは美しくドル円が下落しておりまして、午後3時半からの黒田総裁会見でも特に市場に影響があるような内容はなく、そのまま欧州時間に突入しても順調にドル円下落が続いておりました⇩

ほんと、金融政策発表があったとは思えないくらい美しいチャートです。これを「安定してる」と評価していいのか、あるいは、ハードカレンシーを発券する中銀としての影響力への懸念をした方がいいのでしょうか。あるいは、月末だから~、大統領選挙前だから~、と納得しておく方法もあります(笑)。


 

昨日午後9時45分、欧州中銀(ECB)が今後の金融政策を発表しまして、政策金利は事前の市場予想通り据え置きとなりまして、

欧州中央銀行(ECB)
10/29 2145JST
現状 市場予想 結果
主要リファイナンスオペ金利
(政策金利)
  0.00%   0.00%   0.00%
限界貸付ファシリティー金利
(貸出金利)
+0.25% +0.25% +0.25%
預金ファシリティー金利
(預入金利)
 -0.50%  -0.50%  -0.50%

事前に東スポブルームバーグがかっ飛ばしていた⇩サプライズ緩和もなく

www.bloomberg.co.jp

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主だった金融政策は据え置きとの発表になりました。とりあえず、発表文からすると、現状のままの状況で経済指標が厳しいままですと12月の会合では金融緩和措置を行うだろうと言う事は示唆したものの、それにしても緩和の対象はパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)となるようです。

www.bloomberg.co.jp

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なお、ブルームバーグ⇧は是が非でもECBが金融緩和しないとお困りの様子(笑)。 

また、午後10時半から行われましたECBラガルド総裁による会見では、特に新しいネタも無く⇩

jp.reuters.com

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会見を開始して少し経過する頃には「どうせ今回は緩和無いんだから」と、ユーロ以外の他の通貨が対ドルで値を下げている中で、ユーロでもドル買いに入りたくて仕方ないご様子でして、金融政策発表から会見開始くらいまではユーロ売りを抑えていた感じでしたが「会見終了 ⇨ 即ユーロドル売り再開」みたいな(笑)。

 


 

これで、今週の主だった中銀の金融政策発表は終わりました。

どうせ今日のユーロ圏GDPや米個人消費なんかの重要そうな指標でも為替相場は動かなそうですし、今日動きがあるとしたら最近流行の月末フローくらいでしょうか?今週が終わりますと、いよいよ来週のアメリカ合衆国大統領選挙を待つような感じになってきました。アレ?ところで、ブリグジットどうなった?


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

日本国9月・商業動態統計
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売業販売額
(前比)
 -1.9%  -7.7%  -8.7%
卸売業販売額
(前比)
-16.5%
-16.6%
-14.8%
百貨店・スーパー(既存店)販売額
(前比)
 -3.2% -11.6% -13.9%
  百貨店 -20.0% -32.1%
  スーパー +3.7%  -4.7%
百貨店・スーパー(総合)販売額
(前比)
 -1.2% -12.8%
  百貨店 -21.3% -34.0%
  スーパー +5.6%  -3.0%
コンビニエンスストア販売額
(前比)
 -5.6%  -3.1%
大型家電専門店販売額
(前比)
 +9.5%  -29.0%
ドラッグストア販売額
(前比)
 +9.1%  -8.2%
ホームセンター販売額
(前比)
+12.5%
+12.4%
 -9.9%
ニュージーランド10月
0900JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
ANZ 景況指数
(確定値)
-14.5 -15.7
ANZ 業況指数
(確定値)
+3.6 +4.7
豪州第3四半期(7-9月)
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
輸入価格指数
(前期比)
 -1.9%  -2.0%  -3.5%
輸出価格指数
(前期比)
 -2.4%  -3.5%  -5.1%
豪州第3四半期(7-9月)
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
NAB企業景況感(先行判断) -15 -10
NAB企業信頼感(現況判断) -26  -4
スペイン10月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.2% +0.6% +0.5%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
 -0.4%  -0.4%  -0.9%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.4% +0.5% +0.3%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
 -0.6%  -0.7%  -1.0%
ドイツ10月
1755JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業者数(増減)  -0.8万人  -0.5万人  -3.5万人
失業率 6.3% 6.3% 6.2%
イタリア10月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
Istat企業信頼感指数  92.6
 92.1
 91.7  95.6
Istat消費者信頼感指数 103.3
103.4
102.2 102.0
英国9月
1830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM4
(前比)
 -0.5%
 -0.4%
 +0.9%
マネーサプライM4
(前比)
+12.1% +12.3%
英国9月
1830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信用残高  +2.85億ポンド
 +3.00億ポンド
 +7.00億ポンド  -6.22億ポンド
住宅ローン貸付残高 +30.31億ポンド
+31.47億ポンド
+36.00億ポンド +48.27億ポンド
英国9月
1830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
BOE住宅ローン承認件数 85,530件
84,715件
76,100件 91,454件
ユーロ圏9月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ユーロ圏景況感指数  90.9
 91.1
 89.5  90.9
ユーロ圏9月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
企業信頼感指数  -1.20
 -1.19
 -1.05  -0.74
ユーロ圏9月
1900JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
消費者信頼感指数
確定値
-15.5 -15.5 -15.5
米国第3四半期(7-9月)
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)速報値
(前比・年率換算)
 -31.4% +31.0% +33.1%
GDP価格指数・速報値
(前比・年率換算)
 -2.1%  +2.8%  +3.7%
GDP個人消費支出・速報値
(前比・年率換算)
 -33.2% +38.9% +40.7%
GDPコア個人消費支出・速報値
(前比・年率換算)
 -0.8%  +4.0%  +3.5%
米国 週次
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数  79.1万件
 78.7万件
 77.5万件  75.1万件
失業保険継続受給件数  846.5万件
 837.3万件
 770.0万件  775.6万件
カナダ9月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅建設許可(前比)  +1.4%
 +1.7%
 +1.1% +17.0%
ドイツ10月
2200JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
 -0.2%  -0.1% +0.1%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
 -0.2%  -0.3%  -0.2%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
 -0.4% +0.1%   0.0%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
 -0.4%  -0.4%  -0.5%
米国9月
2300JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
中古住宅販売留保(前比)  +8.8%  +3.4%  -2.2%
中古住宅販売留保(前比) +24.2% +17.0% +20.5%

 


=別表= 米国 EIA週間天然ガス在庫集計

米国 EIA週間天然ガス在庫集計
(10/23分)

2330JST
前回値 市場予想 結果
天然ガス在庫(前比)   +49Bcf   +37Bcf   +29Bcf

 


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