FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/10/12 月曜日

2020年第42週の月曜日です。

本日早朝から始まりましたオセアニア時間ですが、前週末の終値と比べ、完全に米ドル高のスタートとなっておりまして、背景にはこの辺りが絡んでいそうです⇩

www.bloomberg.co.jp

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this.kiji.is

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為替の変動は結果論なので別に構わないのですが、このご時世で核戦力強化の宣言をするとか、実に困ったちゃんです。先週には、警視庁が北朝鮮に特化した外事課を増設すると言うニュースもありました⇩

www3.nhk.or.jp

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www.sankei.com

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最近は少し静かになっていたと思っていたんですが、またしばらくは、この困ったちゃんにお付き合いしないとならないんでしょうかね?なにか、こう?根本解決する方法や、誰か根本解決してくれる方とか登場しないのでしょうか。

 

本日はアメリカが「コロンブスデー」と言う連邦の祝日でして、名前の通りコロンブスがアメリカ大陸を発見した事に由来した祝日です、これ、ネイティブアメリカン、通称インディアンと呼ばれる皆さんからしますと「自分たちが住んでいた土地を奪われる切っ掛けになった日」とも言えるわけで、近年ではコロンブスデーに何色を示す州や郡,市などが名称を「先住民の日」や「ネイティブアメリカンの日」に変えたり、民間企業などでは平日扱いとして営業したりするところも多く見られます。ニューヨーク証券取引所とナスダックもそれら色々な事情を加味して取引日としており、コロンブスデーは連邦の祝日ですがニューヨーク市場はオープンと言う事になっております。ちなみにハワイ州も名称が違い(ディスカバラーズデー)ますが、ハワイに関しては「アメリカ大陸発見したのがコロンブスとかオレたち関係ね~し」と言う事でして、ごもっとも(笑)。

また、同じく本日はカナダが「サンクスギビングデー」の祝日になっております。こちらは連邦の祝日ではなく、多くの州で祝日となっているため、「事実上カナダ祝日」と言った扱いです。いくつかの州では平日となっておりまして、例えば赤毛のアンで有名なプリンスエドワード島があるプリンスエドワードアイランド州では平日となってまして、別の日に行うわけでもなく、この州ではサンクスギビングデーはありません。私が住民だったら「他より祝日少ないのはおかしい」とか思うかもしれません。ただ、それで引っ越すかどうかまでは微妙なところで、ここの州の多くの住民もそんなところなのかもしれません。あるいはカナダも労働者権利が強いので、祝日じゃなくてもお休みが取りやすく、祝日少ない事なんて気にしてないのかも。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本の皆さんにおなじみなところとしては、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で10月14日水曜日シンガポール、韓国の発表あります。毎度おなじみエキゾチックカントリーでは13日火曜日インドネシア、14日水曜日ベラルーシ、15日木曜日チリ、16日金曜日スリランカなどが予定されております。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、14日水曜日にG20財務相中央銀行総裁会議がオンラインで開催予定で、G7で既に大筋合意されている途上国への債務返済猶予についてG20での合意を目指すようです。これが合意に至りますと、途上国通貨だけでなく、エマージング通貨と言われる新興国の通貨まである程度の影響があるかと思われますので、日本時間で14日水曜日夜から15日木曜日早朝にかけては、特にその辺りの通貨を取引されている方は注意した方が良さそうです。

jp.reuters.com

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15日木曜日から欧州理事会(EU首脳会議)がEU本部のあるベルギーで開催されます。

www.consilium.europa.eu

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この15日は英国が設定した通商協議の期限になってますので、欧州理事会どうのこうのよりそちらの方が注目されております。私の予想としては、ある程度のラインで何かの譲歩を示し通商協議の期限を延長する、あるいは、詳細はともかく大筋合意と言う事にしておいて実務協議を続ける、そんな感じで15日までに何かの発表があるのでは?と思ってます。もちろん楽観論ではあるのですが、最近はどうも英国側よりEU側の方に焦りが見えてきてまして、以前より可能性としてはありそうに思えます。英国とEUの通商協議関連については「15日になにかある」と思っておかず「いつ発表になってもおかしくない」と言う心構えで15日を迎えた方がいいでしょう。

17日土曜日にニュージーランドの総選挙が予定されております。週末を越えるポジションを持たない方はいいのですが、いつも週末を越えてNZドルのポジションをお持ちの方は、今週末は十分にお気をつけ下さい。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日12日月曜日、午前8時50分に日本の機械受注が発表になります。この機械受注、ほんと「どれだけ数字が悪くても株式市場にも為替市場にも一切の影響がない」類まれな指標でして、いっそ前年比マイナス1万パーセントとか出してみて、それでも反応しないのか見てみたい気がします(笑)。⇦ 小学生みたいな感想

明日13日火曜日、午前10時半前後に中国の人民元建て貿易収支の発表があります。最近は米中間での貿易不均衡についてはやや下火なため、あまり影響は無いかもしれませんが、いつ何時(なんどき)トランプ大統領が反応するか分からないので、とりあえず指標の発表がある事だけは忘れないようにしたいと思います。午後9時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)の発表があります。最近、FRBが「インフレターゲット」をやたら言い始めてまして、ネタに困っている金融系通信社のロイターやブルームバーグがそろそろ食いつきそうな気がします。FRB的には、目線をインフレターゲットにさせる事でミクロな経済政策への対応批判を交わそうと言う雰囲気もあるのですが、もともとミクロな施策は政府のお仕事ですから、FRB的には本来の業務へ戻ろうとしているだけとも言えます。もちろん、FRBが本来の業務に戻れると言う事は世の中が正常に機能しだして来たと言う事でもあり正しい姿ではあります。と言う事で、赤字の太字にしておきましたが、今週の注目ナンバー2の指標となってます。

14日水曜日、この日はあまり注目の指標も無いんですが、夜からはG20のオンライン会合もありますので指標があっても「G20待ち」となりかねず、かえって指標が無くてよかったかもしれません。一応、午後9時半にアメリカの生産者物価指数(PPI)がありますが、前日にCPIの発表があったばかりなので恐らく無反応でしょう。

15日木曜日午前9時半に豪州の失業率など雇用関連指標の発表があります。豪州中銀RBAは「豪州はそんなに悪くないんじゃないかな~」的なスタンスを取ってまして、雇用に関しても同様です。最近、豪州ではロックダウンをぶり返したりしてまして、これが雇用にどのように影響が出ているのか、今回の発表はちょうど9月分の発表なので非常に気になります。新規雇用者数が前回8月はプラス11.1万人と非常に良かったんですが、今回は様々な影響を加味し市場予想の中心がマイナス3~4万人程度となっておりまして、事前の市場予想通りだったとしても豪ドルに悪影響があるかもしれません。その辺りは伝えるメディアさん次第で(笑)。午後9時半にニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀から製造業景況指数の発表があります。この辺りの指標は株式市場への影響の方が大きいため、為替市場への影響はそちら様次第と言ったところでしょう。

また、通常でしたら水曜日午後11時半に発表される米国エネルギー情報局(EIA)による週間燃油在庫集計いわゆるクッシング在庫の発表が、今週は月曜日の祝日の影響で15日木曜日深夜24時(16日金曜日午前0時)の発表となっております。

16日金曜日午後9時半にアメリカの月次小売売上高の発表があります。こちらが今週の注目ナンバー1指標でして「週末にかけて米ドル高基調になり、そこで小売売上高の良好な結果が発表され、一気にドル高どっか~ん」そんなストーリーとなりますと嬉しくてたまりません(笑)。最後午後11時にミシガンさんのなんとか指数速報値がありまして、今週は終了となります。 


 

台風14号に弄ばれた(もてあそばれた)一週間が終わりまして、ようやく秋らしくなってきました。と、思っておりましたら、なんと今週は夏日になる地域も発生するんだとか⇩

tenki.jp

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一方で、同じ日にあった tenki.jp の別の気象予報士さんの記事では、ほとんど真逆のタイトルになっておりまして⇩

tenki.jp

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発表された時刻は、上の記事は午前6時頃、下の記事は午後7時半頃と、見ているデーターにさほど大きな違いは無いかと思いますが、気象予報士さんによって見る角度や分析が違い面白いな!と思います。日本列島、南北に3,000kmを超える範囲を「全国」として記事にするのですから気象予報士さんによって内容が違うのは当たり前で、身の危険が迫った予報でなければ、自分の都合のいい部分だけ見たらいいのかな?と思います(笑)。いずれにせよ、今週でいよいよ2020年の夏にお別れをする事になりそうです。

 来る冬に備え、蓄える物も蓄えなければなりません。そうしたら、やっぱり必要なのがお財布の中身です。お買い物に行った時に値札をチラ見しないで済むように、今週も一週間頑張ってまいりましょう。


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