FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/10/05 月曜日

2020年第41週の月曜日です。

本日早朝のオセアニア時間は、先週末の終値近辺と比べまして円だけが若干高いかな~?ん?どうかな?程度で始まりまして、商いが薄い時間ですし、2way提示しているところはスプレッドも極端に広い時間ですので、先週末との乖離は誤差の範囲かと思われます。午前6時を過ぎますと、概ね先週末付近で落ち着いてました。

 

先週、新型コロナウイルスに感染し入院中のトランプ大統領ですが、早ければ明日にも退院できるくらいに回復が進んでいるようです。

DONALD Trump's doctors said he could leave hospital as early as tomorrow

ドナルド・トランプ氏の主治医は、早ければ明日にも退院する可能性があると述べた。

www.thesun.co.uk

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医師がそのように言っているので間違いないハズの情報なんですが、アメリカのマスコミでは日本時間で午前6時前後の報道を見ておりますと、退院の可能性を伝えるものよりも、「トランプ大統領は酸素吸入を2度受けていた!」と言う方が白熱しておりまして、上の記事も大衆紙 The SUNのものです。英国の東スポと言われる The SUNでも、さすがに医師の発言は正確に伝えているので大丈夫でしょう(笑)。

 

今週から豪州ではサマータイムが実施されておりまして、正確に言いますと昨日早朝2時になった瞬間に1時間時刻を進める事でサマータイムに突入しました。ですので、豪州では一部のサマータイムを実施していない州を除き、2020年10月4日午前2時から午前3時になる直前までの1時間は存在しない事になります。来年2021年4月4日早朝にサマータイムが終了するまでは日本より1時間早い時間となりますので、指標の発表時間なども冬時間の間より1時間早くなるためお気をつけ下さい。

豪州と同じオセアニアのニュージーランドでは1週早くサマータイムが開始されてますが、アメリカと欧州のサマータイム開始終了がズレているのと同じように、豪州とニュージーランドもやはりサマータイム開始がズレてまして、サマータイム採用国同士で合わせない理由が何かあるんですかね?昔作った法律のままと言うのも分かるんですが、今の時代なら合わせた方が便利なように思うんです。まあ、欧州は再来年からサマータイム廃止になるので、もういいやって感じでしょうが。ちなみに、豪州とニュージーランドはサマータイム終了はいつも同じ4月第一週の日曜日です。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で10月6日火曜日、お昼過ぎの午後0時半に豪州中銀(RBA)が政策金利と今後の金融政策を発表予定です。政策金利は事前の市場予想では据え置きの 0.25%となっております。正直、いまは細かい金融政策調整で凌ぐしか無い状況ですので、政策金利の変更や大きな金融政策変更は無いかと思いますが、豪州の経済指標が思ったほど悪くない中で、新型コロナウイルスによる州の越境禁止措置(ロックダウン)がどこまで経済にダメージをもたらすとRBAが考えているのかが今回注目ポイントかと思われます。特に大きく流れは無いでしょう。

8日木曜日、早朝3時に米FRBが前回9月15~16日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公開します。FOMC終了後の声明文を公開した時には、ほんと~に市場の反応が無いに等しかったため、今回の議事要旨公開で新たな注目点が出るとは考えにくいのですが、そこは相場は水物でして、その時の市場参加者の気分によって同じ "文字" を眺めても如何様にも考えられますし(笑)。直前で何か市場の思惑でも出てこない限り、今回は起きて待機していなくてもいいかな?と思ってます。 

8日木曜日午前10時前後に、日銀の黒田総裁が支店長会議冒頭におきまして挨拶を行う予定です。これ、今回はちょっと注意しておいた方が良さそうだと思うんですが、特に地域経済に対する銀行の役割とか今まで以上に突っ込んで、各支店長に要望と言う形の指示が出そうな気がしてます。ここ最近は新型コロナウイルスによる中小企業の倒産件数が飛躍して増えておりまして、中央からの遠回しに湾曲した表現では対応が困難なところまで来ているでしょう。具体的な指示は内部で行えばいいものの、対外的に「総裁からの要請があった」と認識させるために支店長会議での挨拶に入れてくるように思います。午後2時に地域経済報告いわゆる「さくらリポート」が公開されます。

8日木曜日午後4時25分から、EUの組織である単一破綻処理委員会(Single Resolution Board)の年次会議におきまして、「新型コロナウイルス危機による影響(The impact of the COVID-19 crisis) 」と題するパネルディスカッションに、英中銀イングランド銀行(BOE)のベイリー総裁や、ECBのシュナーベル専務理事、JPモルガンドイツのCEOドロシー・ブレッシング女史などが参加します。市場に大きな影響があるような発言は無いと思われるんですが、ベイリー総裁とシュナーベル専務理事がかち合うので、質疑の中でブリグジットについて何か質問があるかもしれません。

8日木曜日午後8時半に欧州中央銀行(ECB)が前回9月9-10日に開催した金融政策理事会の議事要旨を公開します。これ、今週の金融イベントの中ではダークホース(個人的見解)でして、この理事会があった頃はユーロ高についてEU高官やECB高官からの発言が相次いでいた時なんです。理事会終了直後のラガルド総裁会見では「ユーロについて話し合った」程度の発言で終わっておりますが、もしかしたら、声明文やラガルド総裁会見での「話し合った」以上の突っ込んだ内容について議事要旨に記載がありますと、ユーロ相場に大きな影響が出そうです。場合によっては、ユーロの急激な売りが入る可能性もありますので注意が必要でしょう。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、日本の皆さんにおなじみなところでは、7日水曜日にポーランドの発表があります。なぜか日本のFXブローカーではポーランドの通貨ズロチを取り扱っているところが目立つんですが、南アフリカランドと同じように、なぜ日本のFXブローカーがポーランドズロチを好きなのか謎です。ところで、日本でのポーランドの通貨名の表記は、昔から「ズロチ」だったはずなんですが、最近は「ズウォティ」と言う表記が目立つようになってきております。これ自体は英語発音をカナ表記しているのでいいんですが、国+通貨名を並べて書いた時に「ポーランドズウォティ」としますと、前半ポーランドの部分は完全な日本語読みになっており、後半ズウォティの英語のカナ表記に合わせるなら、ポーランド=Poland の英語表記の発音「ポーリッシュ」にしないとチャンポンな状態になってます。これでは、かの有名な御堂筋線を御堂筋マッスルラインとしたのと同じ感じに聞こえてなりません(笑)。まあ、別にいいんですけど。

他にも毎度おなじみエキゾチックカントリーでは7日水曜日アイスランド共和国,アルバニア共和国,ペルー共和国、8日木曜日セルビア共和国,ボツワナ共和国,ウガンダ共和国などが予定されております。今回も、また共和国だらけなんですが、そもそも君主がいなければ共和国と名が付かなくても共和国ですから、世界の過半数は共和国ですけど。自由の象徴であるような共和国と言う名称が、なぜ中国(中華人民共和国)や北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の国名に入っているのかと言えば、「君主=国王等がいない」と言うのが理由です。

ほんと、毎週毎週どうでもいい事が多くてね~(笑)。 

 

正直ここまでの事なんかよりも、今週は「トランプ大統領の回復具合と大統領選挙、英EU通商協議の進展」この2点がポイントとなるのは間違いありません。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日5日月曜日、この日はマークイット社による主要国の購買担当者景気指数(PMI)の発表が予定されております。午後6時にユーロ圏の小売売上高午後11時に米ISM日製造業景況指数の発表があります。

明日6日火曜日午後9時半にアメリカの貿易収支、同じく午後9時半にカナダの貿易収支の発表があります。最近、ちょこっと米中貿易摩擦の市場に与える影響が低下傾向でして、あまり市場に影響は無いような気もしますが、突如変な数字が出てバイ~ンとかもあるので気が抜けません。

7日水曜日、特に注目の指標がありません。私としたら、最近また下落傾向の原油価格がどうなるのか、午後11時半の米国エネルギー情報局(EIA)による週間燃油在庫集計いわゆるクッシング在庫の発表待ちくらいです。

8日木曜日、この日も注目指標が見当たらないんですが、加ドル好きの私としては午後9時15分にありますカナダの住宅着工件数くらいでしょうか。

9日金曜日午後3時に英国の月次国内総生産(GDP),消費者物価指数(CPI),貿易収支,鉱工業生産など、英国の経済指標集中発表があります。今週、何かしらの英EU通商協議の進展があったとすると、英国の経済指標にポンドやユーロが敏感に反応しやすくなっている事でしょうから、協議の進展と指標での高ボラを期待しております。午後9時半にカナダの失業率など雇用関連指標の発表があります。今週のメイン指標は、このカナダの指標でしょう。他に目立った指標があっても重要度が高く、特に指標ひでりの今週とあっては間違いなくメインの指標です。最後に一発大きな花火を打ち上げて、今週を終わりにさせて欲しいと願っております(笑)。


 

先週、東京では結局まともに雨が降った日がありませんでした。気温も、非常に過ごしやすい日が続いておりまして、もういっそこのまま、来年の春までこの気候でお願いしたいところです。⇦ 真剣なので笑わない

今週は最高気温が20度を下回ったり、最低気温が15度を下回る日もあったりして、だんだんと冬に近づいて行くようです。

tenki.jp

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森に住むクマさんやリスさんも、今の季節は冬になる前に冬ごもり,冬眠の準備で忙しい時です。今年は私も冬ごもりして過ごせるように、今のうちから準備に余念がありません(笑)。冬ごもりに必要なアレやコレを買うにも先立つ物が必要ですので、その資金を稼ぐべく、今週も一週間頑張ってまいりましょう。


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