FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/09/28 月曜日

2020年第40週の月曜日です。

早いもので2020年も遂に40週になりました。今週で10月に入りますし、一年で最大の行事であるクリスマスまで既に3ヶ月切っております。 

 

今週、英国EU通商協議の第9ラウンドが始まります。欧州のメディアでは、そろそろ交渉が合意の方向に動き出すんじゃないかと報道が出てきておりまして、

www.bbc.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

www.bbc.com

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

特に発言や情報があったわけでもなく予想(憶測)の記事がほとんどですが、それでも市場の雰囲気的にはそんな方向にバイアスが掛かってまして、本日早朝のオセアニア時間は前週終値と比べポンドが上昇、ユーロは下落、円はお付き合い程度に若干の高値偏移でのスタートとなっておりました。 

 

今週の木曜日10月1日は中国は国慶節(建国記念日)で、そこから今年は8連休となる国慶節の連休となるようです。観光で海外に出る事がほとんどできない中国の皆さんは、今年は国内旅行が賑わっているそうでして、新型コロナウイルス感染拡大の発端となった武漢も人気観光地となっているようです。

トランプ大統領がよく、新型コロナウイルスを「武漢ウイルス」や「中国ウイルス」と呼んで中国側から問題視されますが、初期感染拡大の中心地の地名が伝染病の名称として用いられる事はよくある事でして、例えば「日本脳炎」も日本から伝搬したとしてこの名称になっており、香港なんかでも、いまだに蚊の写真とともに日本脳炎に注意と大きな警告看板が街中のあちこちにあったりします。

名称に関して変に過敏になっていると、逆に何かあるのではないかと疑われてしまうような気もしないでもありません。中国が、トランプ大統領の言うところの「武漢ウイルス」や「中国ウイルス」と言う名称を排除しようとするならば、日本脳炎も名称変更してくれるのかどうか中国政府に聞いてみたいところでもあります。


 

さて、今週は月末であり、また月初でもあるので、その辺りの思惑が錯綜しそうな感じがあります。今月は30日までしかありませんので、本日28日の外国為替取引が月内に受け渡しの最終日となっており、本邦企業で多く見られる9月の中間決算、またアメリカ合衆国政府の年度末と言うのも気になるところです。ヘッジファンドの45日ルールもありますが、あれはあくまで解約予告なだけで四半期決算が多いヘッジファンドの実際の精算が9月末に入る事も多く、相場が荒れくれるのは本望るかもしれません。

 

今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。 今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本の皆さんにおなじみなところとしては、10月1日木曜日にフィリピンとインドで金融政策発表が予定されてます。どちらもFXではほとんど見かけない通貨ですので、おなじみと言っても主に実需的な方になりますが。フィリピンは、もうずっとロックダウン状態で外国人の入国は不可能ですが、そろそろ行きたくてウズウズしている方も多いのではないでしょか?実需的な意味で(笑)。毎度おなじみエキゾチックカントリーでは、9月28日月曜日ガーナ,アンゴラ,キルギスタン、29日火曜日ケニア,レソト、30日水曜日ブルガリア,ジャマイカ,グァテマラなどが予定されております。

ケニアの通貨ケニアシリングと言えば日本円に非常に近い通貨桁でして、新型コロナウイルスによる影響で先進国以外の通貨が軒並み安くなった現状では、1ケニアシリングが0.97円程度と、ほぼ等価となってます(物価は無視です)。

円はドルやユーロに比べおよそ100倍の通貨桁を持ってまして、ごくたまに「円は100分の1デノミをしたらいいのに」と言われてまして、デノミしますと、当然に紙幣は全部交換、紙幣判別機も全部交換で、お店の価格表示、製品の価格表示、そして、なにより消費者の意識の変更が課題なんです。が、そこ、今まで100円だったものが1円となり、なんとなく安くなったような感じがしてしまい消費拡大する可能性は非常に高いと言えます。もしかしたら、日本がデフレから脱却する一番手っ取り早い方法が、デノミなのかもしれません。2023年に迫った紙幣の図柄変更には間に合わないかもしれませんが、その後10年後の定期的な図柄変更ではデノミも含めた協議をしてみたらどうでしょう?「言うは易し」なので、言うだけ言ってみました。

 

直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で30日水曜日お昼前の午前10時からアメリカ合衆国大統領選挙立候補者による討論会が開催されます。アメリカでの討論会ですが、現地夜9時のスタートとなるため日本時間で午前10時となりますので注意が必要です。共和党の現職トランプ大統領と、民主党のバイデン前副大統領による一騎打ちとなるため、非常に注目されております。トランプ大統領がどのようにバイデン氏を怒り心頭に持ち込み、一部で言われております「認知能力」の問題へ持ち込めるのかが勝負所とも言われておりまして、その点トランプ大統領が何を言おうが、怒りをぶちまけようが「いつもの事だ」で終わりそうなので、トランプ大統領有利と言わざるを得ません(笑)。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日9月28日月曜日は、注目の指標が見当たりません。個人的には、毎週月曜日に公開されているスイスの中銀当座預金残高が気になるところですが、スイスの介入を研究している方以外にはあまり役に立たないでしょう。午後2時に日本の景気先行指数(CI)確定値の発表なんてのもありますが、速報値ですら市場になんら影響が無い指標の確定値が果たしてどれほどのものか(笑)。

明日29日火曜日、午前8時半に東京都区部消費者物価指数(CPI)がありまして、日本の指標なのでとりあえず書いておきます。午後9時半にあるドイツの月次消費者物価指数(CPI)速報値くらいが注目といえるでしょうか。

30日水曜日、午後3時に英国の四半期国内総生産がありますが、確定値のため極端に数値が変わらない限り影響は薄いかと思われます。ただ、最近の英国の事なので、もうなんでもいいからポンド動かせ!的な反応が出ないとも限りませんから、一応マークしておくべきではあるかと思います。同じく午後3時にドイツの月次小売売上高午後4時55分にドイツの失業室など雇用関連指標の発表がありまして、「最近ドイツ良いぜ!ドイツ良いぜ!」のプロパガンダが通じているのか測れるいいチャンスでしょう(笑)。CPIとか微妙な指標より、物が売れたのか売れてないのかズバッと分かる小売売上高や失業率の方が経済回復段階での指標としては分かりやすいかと思われます。午後9時15分には米ADP社による全米雇用レポートの発表がありますが、最近は雇用統計の先行指数としての機能が完全に失われている感じで今回はどうでしょうかね?午後9時半にカナダの月次国内総生産(GDP)、同じく午後9時半にアメリカの四半期国内総生産(GDP)確定値もあります。カナダは若干前回より落ちる予想ですが、同時にあるアメリカは確定値の発表で「アメリカのGDPやっぱやばいよね~」と話題がぶり返されますと、カナダのGDP下げ幅なんて軽く無視になる可能性もあり、指標発表⇨即ポジションは危険かもしれません。

10月1日木曜日、この日はマークイット社による製造業購買担当者計指数(PMI)確定値の集中発表日になっております。午前8時50分に日本銀行から全国企業短期経済観測調査いわゆる日銀短観の発表があります。大企業における現状や先行きへの判断が上向きになってきており、月も変わった事で株価が買われやすくなる可能性があります。株価上昇からドル円の上昇へつながる期待も込めて赤字にしておきました。午後9時半にアメリカの個人所得,個人消費支出など個人収支関連指標の発表があります。いつもの事ですが、アメリカは消費し続けて経済を発展させている国なので、とにかく消費消費消費と消費している事が確認できたらそれでOKです(笑)。午後11時にISM製造業景況指数もあります。

2日金曜日、午前8時30分に日本の失業率など雇用関連指標の発表があります。失業率は上昇、有効求人倍率は下落と言う状況ではありますが、それでも現状で失業率は3%未満、有効求人倍率は1%を超えてます。これが、それぞれ3%を大きく上回り1%を大きく下回りでもすれば、指標での反応もあるかもしれませんが、現状ではそこまでの変動があるようには思えません。午前10時半に豪州の小売売上高があります。月が変わってすぐと言う事もありますし、事前の市場予想では大幅に前月比を下回るような感じでして、市場予想なんてのは無視して発表された数字にだけ反応し大きく動くのはいつもの事なので油断大敵です。午後6時に欧州の消費者物価指数(HICP)速報値があります。午後9時半にアメリカの雇用統計がありまして、多分反応は薄いでしょうが一応は今週のメインイベントとなるのでしょう。反応薄いとか油断していると急変したりもするので、あえて「薄いでしょう、薄いでしょう、薄々でしょう」とフラグを立てておき、大きく反応してくれる事を期待してます(笑)。最後、午後11時にミシガンなんとかかんとかどうのこうの 確定値がありまして今週は終了です。 


 

今週は若干気温が低いものの関東は晴れの日が多くなりそうです。

一番安心したのは、熱帯低気圧から台風13にクラスチェンジしたアイツが日本から大きく進路をズラして遠ざかった事です。

tenki.jp

アーカイブ ⇨ 2020/09/28現在

台風も、他の自然災害も来なくていいよ!と思うのですが、なかなかそう言うわけにもいきません。たとえオオカミ少年のように台風の進路予想が外れまくったとしても、「今回も外れてくれてありがとう」と思い、台風や多くの自然災害に備える事を忘れないようにしたいものです。
先日、停電時の充電用にソーラーパネルを2つ購入しました。自然災害に備えるのにもお金がかかります(笑)。台風シーズンの今、万全な自然災害への対策ができるよう稼ぐためにも、今週も一週間がんばってまいりましょう。 


【おなじみさん限定】つづきは ⇨ こちら