FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/07/31 戦績

 2020/07/31 金曜日 戦績

USDJPY        +152,700円

EURUSD        +133,685円

GBPUSD        +810,929円

AUDUSD         +34,132円

NZDUSD         +31,807円

USDCAD         +20,439円

USDCHF        +144,229円

EURJPY        +238,500円

GBPJPY        +699,200円

AUDJPY         +33,900円

NZDJPY         +37,100円

CADJPY        +136,600円

CHFJPY        +169,400円

EURGBP         +36,521円

EURCHF         +31,079円

TOTAL       +2,710,221円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +6,781,627円

 

月間戦績(07月)

TOTAL      +28,920,462円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +296,826,282円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +490,919,771円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,870,919,786円

 

昨日、麻生財務大臣がお昼前の会見で為替について言及しました。最近の財務省関係者による発言と同じく「市場を注視」との内容でしたが、ちょうどドル円が104円前半まで下落したところでして、この発言を受けたタイミングで円高進行にストップがかかり、104円を割る勢いは封じる事に成功したようです。

www.nikkei.com

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また午後4時半すぎには、財務省・金融庁・日銀の三者会合終了後の会見で、再度繰り返して「市場を注視」との発言があり、ここまでくると「お前の事、監視してるぞ!いつも関ししてるからな!」みたいな怖さも出てきまして、

www.bloomberg.co.jp

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ドル円だけ見ますと、なんとかこれ以上の円高の防衛には成功したようです。

その後、欧州時間には目立った動きが無かったものの、ニューヨーク時間にはドル買いと同時に円売りヤーがやって来まして、クロス円まで含め、ものの見事に円安祭りが開催されました。ここ最近クロス円は全般的に円売りが継続してましたが、昨日のニューヨーク時間で一気に加速、さすが月末フィキシングと言った感じでした。このまま毎月毎月大絶賛月末フィキシングを繰り返してたら、もう月末の取引だけで家建つんじゃないですかね?(笑)。


 

一昨日の木曜日にアメリカの四半期国内総生産(GDP)が大幅に落ち込んでいた事で話題になってましたが、昨日はユーロ圏の四半期GDPが発表になりまして、こちらもなかなかどうして、事前の市場予想を裏切らない落ちっぷりでした⇩ 

ユーロ圏第2四半期(4-6月)
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
圏内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -3.6% -12.0% -12.1%
圏内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -3.1% -14.5% -15.0%

ここで面白いのが、通信社や新聞社によって違うニュースのタイトルでして、通常、市場関係者はユーロ圏のGDPは前期比と前年比で見ているわけでして、速報なんかも前期比や前年比で入ります。いつもと同じように前期比・前年比でタイトル付けしていた通信社や新聞社はこちら⇩

ブルームバーグ
ユーロ圏、4-6月GDP12.1%減-スペインは18.5%減

ロイター
BRIEF-第2四半期のユーロ圏GDP速報値、前期比-12.1%=統計局

NHK
ユーロ圏4~6月GDP -12.1% 統計開始以降最悪に 新型コロナで

読売新聞

ユーロ圏GDP、最大の下げ幅12・1%…4~6月期

普段ならしない年率換算でわざわざ数字を派手にしていたのがこちら⇩

共同通信
ユーロ圏GDP40.3%減、過去最悪

日本経済新聞
新型コロナ:ユーロ圏GDP40%減、4~6月年率 過去最悪

朝日新聞
ユーロ圏4~6月期GDP、年40%減 過去最大の下落

毎日新聞
ユーロ圏GDP 年率40.3%減 4~6月期 95年以降最悪

他にも、共同通信から記事配信を受けている地方紙は軒並みでした。ただし、ちょっとだけ補足としまして、日経だけは年率換算でのタイトル表示もたまにしておりましたので今回だけが特別ではありません。他の一般紙はちょっと分かりません。

この発表があったのが午後6時、欧州時間に入ってからダラダラとドル高に向かっていた最中の発表でして、GDPの結果自体が事前の市場予想とほぼ同じだっため特に反応することもなく、スルーだったと言ってもいいでしょう。

この情報の扱い方の差が、金融系のニュースを見る層と一般紙だけを見る層の金融に対する意識の差、金融リテラシーの差をよく示しているように思えます。逆に言えば、一般紙が頑張ってくれたら、日本人の金融に対する意識、金融リテラシーはいくらでも底上げできるのかもしれません。頑張ってくれるとも思えませんが(笑)。

 

午後9時半にありましたアメリカの個人所得・個人消費などの個人収支関連指標も、事前の市場予想と同程度か若干下回るものばかりでして、反応していたように見えたのはドル円だけ。恐らく指標に反応したのではなく、午後9時半と言う時間に反応しただけだったんでしょう。同じく午後9時半に発表されたカナダの月次GDPも事前の市場予想より良かったり悪かったりしまして、対米ドルではカナダドルは完全スルー、対円でのみドル円と同じ動きをしていただけでした。

動いてくれるなら、なんでもいいです(笑)。


 

昨日こんなニュースがありました⇩ 

www.nikkei.com

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香港からヘッジファンドが退避しているニュースは結構出ておりまして、その獲得に豪州シドニーやシンガポールが頑張っております。ただ、当然にそれなりの手続きは必要なわけでして、この日本の金融庁の大胆な取り組みは「とりあえず日本に避難して考えよう」と言うヘッジファンドを釣り上げ、もしかしたら定着してくれるかもしれないと言う期待感は出てきます。

税制の問題はなんとかしないとなりませんが、よく言われる「英語の使える従業員の確保」については実はそれほど難しい事もなく、特に金融庁や日銀などヘッジファンドが必要な届け出なども全て英語で行うこともでき、金融庁には英語でのサポートデスクまであったりします。

一番は各種税制だったりするんですが、非居住者から出資を受けた資金の運用についてはそれなりのスキームで出資者の居住国だけでの課税方法なんかもありまして、これも言われているほど問題になりません。じゃ、何が問題なのかと言うと、ファンドマネージャーやスタッフの皆さんがもし日本で働いている最中に亡くなった時の相続税。よく「日本で勤務している最中にだけは死ぬな」とかよく冗談で言われるくらいでして、かなりの資産を持っている皆さんなので相続税が課税されるとなると、なかなか厄介な問題だったりします。それだけ世界的に見たら、相続税がある国と言うのが珍しいわけです。

相続税の件は別にして、久々に「日本もなかなか頑張ってるな!」と言う感じのニュースでした。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

日本国6月
0830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率 2.9% 3.1% 2.8%
有効求人倍率 1.20 1.16 1.11
日本国6月
0850JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産(前比)
速報値
 -8.9% +1.2% +2.7%
鉱工業生産(前比)
速報値
-26.3% -19.3% -17.7
中国7月
1000JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
50.8
50.9
51.0 51.1
非製造業購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
54.5
54.4
54.1 54.2
(複合)購買担当者景気指数
(中国国家統計局)
54.2 54.0 54.1
豪州第2四半期(4-6月)
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数(前比) +0.2%  -1.8%  -1.2%
生産者物価指数(前比) +1.3%  -0.9%  -0.4%
オーストラリア6月
1030JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
民間与信
(前比)
 -0.1% +0.1%  -0.2%
民間与信
(前比)
+3.2% +3.3% +2.9%
日本国6月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅着工戸数(前比) -12.3% -13.0% -12.8%
建築受注額(前比)  -6.1% -10.0% -13.4%
日本国7月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者態度指数
季節調整(二人以上世帯)
28.4 26.0 29.5
消費者態度指数
(二人以上世帯)
28.5 29.5
消費者態度指数
(単身世帯)
30.5 30.4
消費者態度指数
(総世帯)
29.2 29.8
フランス第2四半期(4-6月)
1430JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -5.9%
 -5.3%
-15.2% -13.8%
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -5.7%
 -5.0%
-20.0% -19.0%
英国7月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
全国住宅価格指数
(前比)
 -1.6%
 -1.4%
 -0.2% +1.7%
全国住宅価格指数
(前比)
 -0.1%  -0.3% +1.5%
ドイツ6月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) +12.7%
+13.9%
 -3.9%  -1.6%
小売売上高(前比)  +3.8%  +3.0%  +5.9%
スイス6月
1530JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) +30.3%
+30.7%
 -3.8%
小売売上高(前比)  +6.2%
 +6.6%
 +1.1%
フランス7月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.1%  -0.1% +0.4%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.2% +0.3% +0.8%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.1%  -0.1% +0.4%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.2% +0.4% +0.9%
フランス6月
1545JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人消費(前比) +37.4%
+36.6%
 +6.8%  +9.0%
スペイン第2四半期(4-6月)
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -5.2% -16.6% -18.5%
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -4.1% -19.7% -22.1%
イタリア第2四半期(4-6月)
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -5.4%
 -5.3%
-15.5% -12.4%
国内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -5.5%
 -5.4%
-17.3% -17.3%
スペイン5月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
経常収支  -15.3億ユーロ  -3.8億ユーロ  +7.5億ユーロ
ユーロ圏第2四半期(4-6月)
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
圏内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -3.6% -12.0% -12.1%
圏内総生産(GDP)速報値
(前比)
 -3.1% -14.5% -15.0%
ユーロ圏7月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.3%  -0.5%  -0.3%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.3% +0.2% +0.4%
消費者物価指数コア(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.3% +0.1%  -0.3%
消費者物価指数コア(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.1% +1.1% +1.3%
イタリア7月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.1% +0.1%  -0.1%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
 -0.2%  -0.1%  -0.3%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
 -0.3%
  0.0%
 -1.5%  -0.6%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
 -0.4%  -0.2% +0.9%
イタリア6月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高・速報値
(前比)
+24.0%
+24.3%
 +2.0% +12.1%
小売売上高・速報値
(前比)
 -10.5%  -12.0%  -2.2%
米国6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人所得(前比)  -4.4%
 -4.2%
 -0.5%  -1.1%
米国6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
個人消費支出(前比)  +8.5%
 +8.2%
 +5.5%  +5.6%
米国6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
コアPCE価格指数
(前比)
 +0.2%
 +0.1%
 +0.2%  +0.2%
コアPCE価格指数
(前比)
 +1.0%  +1.0%  +0.9%
米国6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
PCEデフレーター
(前比)
 +0.1%  +0.4%  +0.4%
PCEデフレーター
(前比)
 +0.5%  +0.9%  +0.8%
米国第2四半期(4-6月)
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
雇用コスト指数(総合) +0.8% +0.6% +0.5%
雇用コスト指数(支払給与) +0.9% +0.4%
雇用コスト指数(福利厚生) +0.4% +0.8%
カナダ5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)
(前比)
-11.7%
-11.6%
+3.5% +4.5%
国内総生産(GDP)
(前比)
-17.3%
 -17.1%
-14.6% -13.8%
カナダ6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業製品価格(前比)  +1.2%  +0.4%
鉱工業製品価格(前比)  -4.9%  -3.1%
原材料価格(前比) +16.4%  +7.5%
原材料価格(前比)  -24.3%  -13.5%
カナダ6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅建設許可(前比) +21.6%
+20.2%
 +6.2%
米国7月
2245JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
シカゴ購買部協会景気指数 36.6 44.5 51.9
米国7月
2300JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
ミシガン大消費者信頼感指数
確定値
 73.2  73.0  72.5

 


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