FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/07/15 戦績

 2020/07/15 水曜日 戦績

USDJPY         +84,600円

EURUSD        +203,967円

GBPUSD        +162,227円

AUDUSD         +35,386円

NZDUSD         +31,434円

USDCAD         +79,061円

USDCHF         +53,449円

EURJPY        +147,700円

GBPJPY         +96,300円

AUDJPY         +24,200円

NZDJPY         +19,400円

CADJPY         +27,700円

CHFJPY        +112,900円

EURGBP         +20,579円

EURCHF         +63,147円

TOTAL       +1,162,050円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +3,206,122円

 

月間戦績(07月)

TOTAL      +13,586,635円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL     +281,492,455円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +475,585,944円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,855,585,959円

 

昨日、日本銀行が2日間にわたる金融政策決定会合を終えまして、午前11時57分に決定内容を公表しました。 

www.bloomberg.co.jp

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政策金利は事前の市場予想どおり据え置き、 

日本銀行(BOJ)
(中央銀行)

07/15 1157JST
現状 市場予想 結果
補完当座預金制度適用利率
(政策金利)
-0.10% -0.10% -0.10%
長期金利誘導目標
(10年物国債利回り)
 0.0%  0.0%  0.0%

他に大きな方針変更もありませんでした。また、年に4回公開されます「経済・物価情勢の展望」いわゆる日銀展望レポートでも、前回4月に公開された内容と大きな変化は見られず、良くいえば「4月の段階から新型コロナウイルスの影響が拡大していない」ということで、悪くいえば「4月の段階から新型コロナウイルスの影響を抑えられていない」ともいえ、底が見えない現状では、影響が拡大していない方を「マシ」ととらえるしか無いかとは思います。

午後3時半からありました黒田総裁の会見でも「躊躇なく砲」が予定通り放たれた以外には特に目立った発言もなく、

www.nikkei.com

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ただ、一部メディアでは黒田総裁が「底を打った」と発言したとその部分を切り取って大きく報じているようですが、これは読売新聞の記者からの質問で「展望レポートに関して、数字が落ちているように見えるが変化なしでよいのか」と言う内容の質問に対し、数字以外の理由も上げ、多少の数字のブレがあっても「はっきりとした底打ちと回復ということがみられていますので」と答えているものです。質問から全て聞けば分かるものなんですが、答えの一部だけ切り取って報じると意味が変わってきてしまいます。

youtu.be

実際の質疑は、テレビ東京がアップしたYou Tube動画 29'53" 付近⇧から確認できます。

市場の反応と言えば、午前11時57分の発表時には当然のようにスルー、午後3時半からの黒田総裁会見中の値動きも後場終了後から始まったドル売りの波に飲み込まれ、総裁発言での値動きなのかどうか効果が測定できない感じでした。

 

午後11時にはカナダ中銀のカナダ銀行が今後の政策金利と金融政策を発表しまして、政策金利は事前の市場予想通り据え置き、 

カナダ銀行(中央銀行)
07/15 2300JST
現状 市場予想 結果
翌日物金利誘導目標
(政策金利)
0.25% 0.25% 0.25%

また、経済に対する見かたも以前と変わる事なく厳しさを強く認識したままで、

jp.reuters.com

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発表直後には、発表少し前からの流れで一瞬だけカナダドルが売られる場面もあったのですが、その後は全通貨で繰り広げられていた壮大な米ドル売りファンタジーに戻りましてカナダドルも高くなりまして、金融政策発表もへったくれも無い状態(笑)。 

 

昨日は全体的に米ドル売り一色だったわけですが、アイツだけはなぜか怒涛の安値進行でして、アイツと言うのはスイスフラン⇩

なにも介入効率が悪いドル売り一色の日に頑張ってスイスフランをこんなに売り込まなくてもいいのに、と思うんですが。

 

昨日はいろいろとあった日でして、OPEC加盟国と非加盟国で話し合われるOPECプラスにて、現状の減産合意を8月から縮小するそうです。

jp.reuters.com

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おおむね原油市場では好感をもって受け入れられているようでして、WTIの原油価格が久しぶりに41ドル台を付けているところを見た感じがします。もっとも、減産合意の縮小の前提となる需要と言う部分で、午後11時半に発表になったEIAの週間燃油在庫集計で前週比が大きくマイナスになったと言うのも大きいかとは思います。

原油価格の上昇で短期的には資源国通貨、特にカナダドルへの影響は大きいのですが、消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)の上昇期待につながる事からアメリカへの期待感もあり、このままドル売りが長期間継続しない理由になりそうです。当然、アメリカも産油国ですから原油高の恩恵があります。

 

このブログは「日本時間で前日の出来事を書く」と言うのがいつものスタンスですので、本来でしたら深夜に日付が変わってから朝までの出来事は、明日のブログ更新での内容となります。ただ、さすがに明日のブログ更新で「昨日、FOMCが~」とか書いても随分と古いネタになってしまいます。早朝にFOMCのような金融イベントや事件があった場合のみスタンスを変更し、深夜に日付が変わってから朝までの出来事を書かせていただく場合もございます。

それと、本日早朝3時に米FRBより地区連銀経済報告いわゆるベージュブックが公開されました。内容は予想通りとしか言いようがなく、「経済は回復基調だが、以前の状態までは程遠い」との各地区連銀の声を一冊にまとめただけでした(笑)。

www.bloomberg.co.jp

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発表された瞬間にも特に何か動く様子は全く感じられず、おそらく今回はベージュブックが全く材料視されていなかったのでしょう。

最近ベージュブックが公開される度にカウントしている、COVID と coronavirus の単語登場回数ですが、「COVID」が47回、「coronavirus」が3回となってまして、前回はそれぞれ42回と10回でしたので横ばいくらいでしょうか。ちなみにその前4月のときには、それぞれ62回と25回でしたので随分と少なくなった感じです。影響が少なくなってきたと言うよりも、あえて「新型コロナウイルスのせい」だと宣言しなくても分かるようになってきたと言うことなんでしょうか。アメリカでは感染が収まる気配も感じない様子ですので、しばらくはベージュブックに登場し続けるのかもしれません。いずれ登場回数が0(ゼロ)になる日が来るかと思いますが、果たして何年後になるんでしょう?果たして、それまで私がブログ書いているのかどうか(笑)。


 

いつもと同じように、昨日の指標結果を貼っておきます。

オーストラリア7月
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信頼感指数  +93.7  +87.9
消費者信頼感指数(前比)  +6.3%   -6.1%
英国6月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数
(前比)
  0.0%  -0.2% +0.1%
消費者物価指数
(前比)
+0.5% +0.4% +0.6%
消費者物価指数コア
(前比)
+1.2% +1.2% +1.4%
英国6月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売物価指数 292.2 292.8 292.7
小売物価指数
(前比)
 -0.1% +0.2% +0.2%
小売物価指数
(前比)
+1.0% +1.0% +1.1%
英国6月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数
(前比)
 -0.2%
 -0.3%
+0.2% +0.3%
生産者物価指数
(前比)
 -1.2%
 -1.4%
 -1.1%  -0.8%
英国6月
1500JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
生産者物価指数コア
(前比)
  0.0% +0.1%   0.0%
生産者物価指数コア
(前比)
+0.6% +0.6% +0.5%
イタリア6月
1800JST
前回値
(速報値)
市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・確定値
+0.1% +0.1% +0.1%
消費者物価指数(前比)
CPI・確定値
 -0.2%  -0.2%  -0.2%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・確定値
  0.0%   0.0%   0.0%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・確定値
 -0.4%  -0.4%  -0.4%
カナダ5月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業出荷(前比)  -28.5%  +9.5% +10.7%
米国6月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
輸入物価指数(前比) +0.8%
+0.1%
+1.0% +1.4%
輸入物価指数(前比)  -6.2%
 -6.0%
 -5.0%  -3.8%
輸出物価指数(前比) +0.4%
+0.5%
+0.8% +1.4%
輸出物価指数(前比)  -6.2%
 -6.0%
 -4.3%  -4.4%
米国7月
2130JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
NY連銀製造業景況指数   -0.2 +10.0 +17.2
米国6月
2215JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
鉱工業生産(前比) +1.4% +4.4% +5.4%
設備稼働率 65.1%
64.8%
67.7% 68.6%

 


=別表= 米国 EIA週間燃油在庫集計

米国 EIA週間燃油在庫集計
(07/10分)

2330JST
前回値 結果
原油在庫(前比) +565.4万バレル   -749.3万バレル  
ガソリン在庫(前比) -483.9万バレル   -314.7万バレル  
中間留分在庫(前比) +313.5万バレル   -45.3万バレル  
クッシング原油在庫(前比) +220.6万バレル   +94.9万バレル  
原油輸入量(前比) +213.0万バレル   -198.3万バレル  

 


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