FX専業 システムトレード日々の戦績

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。

2020/07/06 月曜日

2020年第28週の月曜日です。

この土日、特に経済的な方面での大きなニュースや発言などが無かったため、本日早朝から始まったオセアニア時間では、前週末と大きく乖離スタートした通貨ペアも見られず、比較的落ち着いた週初となりました。と、下書きしておいたので、そのように始まってくれたら修正しなくて済むのでお願いします(笑)。 

非常に商いが薄く動意も乏しいなかで、豪ドルだけ若干安めに始まったようですが、オセアニア時間と言う事を考えたらそんなものでしょう。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で七夕の7月7日火曜日午後1時半に豪州中銀のオーストラリア準備銀行(RBA)が政策金利と今後の金融政策を発表します。RBAは先進国中銀の中では珍しく金融政策と政策金利を分離して発表するため、あてこのような書き方にしてます。もっとも、どの中銀でも金融政策発表の時に今後適用する政策金利を発表しない事はまず無いかとは思いますが。ただ、日銀などの金融政策の決定事項の中で政策金利を扱っている中銀に関しては、現状の政策金利の変更が無い場合にはあえて話し合わないと言う事も理論的には可能でして、「常識で考えろよ!」だけで世の中成り立つのであれば法律も警察も最高裁判所長官もいらないわけで、とりあえず覚えておくだけでも宴会のネタにはなります(笑)。

事前の市場予想では、政策金利は現状 0.25%の据え置きであろうとされておりまして、実際 0%にする気も無いでしょうし、25bp(ベーシスポイント)より細かく刻んで利下げして来ることもないでしょう。ましてや利上げする事も考えにくく、恐らく大方の予想通り据え置きしか選択肢として無いかと思われます。

今回、政策金利や金融政策より重要なのは、RBAが現状の豪州経済をどのように認識しているのかと言う部分でして、豪州経済を大きく支える輸出関連で中国との関係性まで強く踏み込んだ声明文となりますと、大きく豪ドルが売られる事にもつながりかねないかと予想しております。

これ以外の中銀による金融政策発表としては、主要な国や日本の皆さんにおなじみなところでは特になく、毎度おなじみエキゾチックカントリーでは7月6日月曜日イスラエル,ルーマニア、7日火曜日マレーシア、8日水曜日ポーランド,モーリシャス、9日木曜日セルビア,スリランカ,ペルーなどが予定されております。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列していきます。

本日7月6日月曜日午後11時にアメリカのISM非製造業景況指数が発表予定です。前回が 45.4ポイントでして、事前の市場予想の中央値では景気判断の分岐点とされる 50.0ポイント前後となっております。アメリカが夏時間の今、日本時間で午後11時はちょうどNYオプションカット時間ですし、ロンドンフィキシングまで残り1時間と言う動きやすい時間に比較的注目度合いが高いISMの指標ですので、数値次第では外国為替市場でも大きく値が動くかもしれません。

七夕7月7日火曜日、特に目立った指標は無いんですが、やたら外貨準備高の発表が多くある日でして、日本、中国、スイス、フランス、南アフリカ、ポーランド、ウクライナなど、あと香港やシンガポールも同じ日です。別に発表を合わせてるってって事も無かったと思うんですが。午後3時にドイツの鉱工業生産が発表になります。これ、前月比で前回がマイナス17.9%のところ、今回の市場予想の中央値はプラス10%前後になってまして期待がある一方、前年比で見ますと今回の市場予想もマイナス17%前後となっており、冷静に見たら前月比がいくら良くてもユーロ買いの材料にはなりにくそうです。指標一覧サイトによっては前年比の数字が出ないところもありそうなので、短期のファンダメンタルズで取引している方はご注意ください。

8日水曜日、この日も特に注目の指標はなく、午前8時50分には日本の貿易収支もありますが、日本は貿易依存国では無いと既に市場の皆さんにはバレバレなので、どんなに黒字幅が拡大しようが「だから何?」的な反応で終わりそうです。

9日木曜日、この日も特に(以下略)。午前8時50分に日本の機械受注がありますして、毎回毎回「どんなに悪い数字が出ても市場はびくともしない凄い指標」と言っておりますが、今回も同じでしょう。じゃ、なんで取り上げるのかと言えば、他に書くものが無いため「だったら日本の指標でも取り上げておこう」と言うだけです(笑)。午後3時にドイツの貿易収支と経常収支がありますが、市場予想ではどちらも随分と前回より伸びる予想になってまして、これも単に前回が悪すぎたのと、産業構造的に工業や鉱業の構成比が高いがゆえに貿易の回復では有利だと言えるのかと思います。

ドイツの工業と言えば自動車、特にベンツやBMW、ワーゲンなどが有名ですが、やはり乗用車の需要と言うのは世界的に低迷しており現状では厳しいようです。ドイツ国内でも5月の乗用車登録台数は前年比で半減していると報じられてます⇩

www.bloomberg.co.jp

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ただ、ちょっと面白いなと思ったのは、7月2日木曜日にドイツ連邦統計局が発表したこんなリリースでして⇩

Motor homes are popular: new registrations up 29% in May 2020

モーターホームが大人気:2020年5月に新規登録が29%増加

https://www.destatis.de/EN/Press/2020/07/PE20_N033_51.html

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前年比でモーターホーム(キャンピングカー)の登録が3割増だったと言うんです。これ、登録ベースなので、キャンピングカーの在庫が山程あるとは思えず、購入を希望している人はもっと多いのでしょう。登録が多かった理由として、発表側としては移動制限のある中での旅行を想定しているようですが、キャンピングカーを余暇だけのために余裕で買うくらいのドイツの人たちがそんなに多くいるとは思えず、新型コロナウイルスが今後も収束せずに自分たちの住む地域が危険となった時に逃げる手段のために購入しているのでは無いかと想像してます。

さて、最後の10日金曜日午後9時半にカナダの失業率など雇用関連指標が発表されます。今月はアメリカの雇用統計と一週ズレての発表となりまして、カナダドル好きの私としては期待しております。アメリカの失業率が事前に市場予想より良い結果だったため、カナダの失業率も現状の市場予想より良くなるのでは無いか?と言った声もあるようですが、カナダの場合「就職の内定を受け4週間以内に就業可能な者も、求職を行っていないが失業者に含める」と言うルールがあるため、そのためアメリカよりも「若干厳しい失業者の判定=失業率が高めになる」になってます。なので、前回の失業率が 13.7%で、現状の市場予想が12%前後と言うのは良いラインではないでしょうか。もちろん、大幅に改善した失業率が発表され、カナダドルがびゅ~んとなるのは願ってもない事です(笑)。同じく午後9時にアメリカの生産者物価指数(PPI)が発表されますが、こちらは大きく市場に影響は無いかと思ってます。

最初に「今週は注目に値する指標が少ないので、若干レベルを落としながら羅列」とか宣言しておきましたが、書き終わってみると、月曜日のISM非製造業景況指数と金曜日のカナダの雇用関連指標しか赤字にならず、今週は指標日照りの一週間となりそうです。その分、ちょっとした発言や政治動向の報道で市場が反応しやすいため、指標が少ない方がブレずに良さそうに思えるシステムトレードでも、かえってやりにくい週になるかもしれません。 


 

九州南部では鉄道の橋も流されるほどの被害が出ているようでして、毎年こう水害が続くと、被害を受けていなくても気が滅入ります。当然、実際に被害に遭われている方はそんな気が滅入るどころの話しじゃないでしょう。完全に、絶対に安全な街なんて作れないのは分かっておりますが、少しでも技術が進んで、より安全な街に、より安全な国になって行くことを願ってやみません。

東京も、今週はずっと雨模様でして、週間天気どころか10日間天気予報でも晴れマークは一切登場しないようです。

https://stat.ameba.jp/user_images/20200706/03/fx-sengyo/25/58/p/o0692016214784843969.png

tenki.jp

アーカイブ ⇨ 2020/07/06時点

せめて、農作物や貯水目的として恵みの雨となる程度での雨量で終わりますように、竹橋(気象庁があるところ)の方角に向かって祈っておきたいと思います。

今週も一週間、がんばってまいりましょう。 


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