FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/05/11 月曜日

2020年第20週の月曜日です。

本日早朝から始まったオセアニア時間での取引は、若干円が買われ気味だったものの、先週末と特に乖離する事もなく始まったようです。もっとも、最近ガンガン乖離スタートしていた方が異常とも言えるんですが、なにせ週末になると必ずと言っていいほど某ツイッター大統領が大騒ぎしていたので仕方ありません(笑)。そろそろお疲れの頃でしょうか。

日本時間で土曜日早朝、FRBが11日月曜日からの国債購入を70億ドルに減額すると発表しました。その場は特に目立った動きははなく、今週スタートでも意識したような動きはありませんでした。

finance.yahoo.com

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5月2日、100億ドルから80億ドルへと減額が発表されたときにも特に目立った反応は無かったので、今後もジワジワと日々の購入額を減額させて終わるのでしょう。ちなみに、過去の日々購入額推移はこんな感じになってます⇩

開始日 購入額
2020/03/13 370億ドル
2020/03/16 400億ドル
2020/03/18 450億ドル
2020/03/19 750億ドル
2020/04/02 600億ドル
2020/04/06 500億ドル
2020/04/13 300億ドル
2020/04/20 150億ドル
2020/04/27 100億ドル
2020/05/04 80億ドル
2020/05/11 70億ドル
(予定)

 


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で本日5月11日月曜日、午前8時50分に日本銀行が、前回(4/27)開催の「金融政策決定会合の主な意見」を公開します。日銀特有なものでして、どの中銀でもある会合直後の「声明」と1ヶ月程度経過してから発表される「議事要旨」の間を埋めるような感じの会合で出た意見を羅列したものでして、どちらかと言えば議事要旨より分かりやすいです。まあ、日銀の金融政策自体が今は外国為替市場であまり意識されていないので、何を発表しても反応は薄いんでしょうけど(笑)。

13日水曜日、午前11時にニュージーランド中銀のニュージーランド準備銀行(RBNZ)が政策金利と今後の金融政策を発表します。政策金利は事前の市場予想では 0.25%の現状維持となっておりますが、NZ中銀は豪州中銀より攻める政策を好むため、あえて刻んで利下げをしてくる可能性も考えております。この状況で、一般的な 25bp(ベーシスポイント)では無く 15bpや 10bp、あるいは 5bpの利下げでも 0%金利になると言う以外の利下げと言う部分だけで見ると、市場に与えるインパクトは 25bpとあまり大差ないように思えます。また、金融政策発表の1時間後の午後0時から、RBNZのオア総裁による会見が予定されております。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、日本の皆さんにおなじみなところでは、15日早朝3時にメキシコ中銀の発表があります。エキゾチックカントリーとしては、11日月曜日モルドバ、12日火曜日ルーマニア、13日水曜日ベラルーシ、14日木曜日エジプトなどが予定されております。ベラルーシなんて現状で政策金利が 8.75%あるのに、トルコリラと違って2月の旧下落から4月で一旦停止してましてマシな方じゃないかと思ったり⇩

このベラルーシルーブルの値動きがマシに見えるんですから、世の中がおかしいのか、トルコリラがおかしいのか(笑)。 

 

次に、純粋な数字だけの指標です。雇用統計も終わった翌週なので、すっごい注目!ってほどの指標はありません。本日5月11日月曜日は特に指標も少なく、レベルを下げて注目指標を探してもありませんでした。あえて何か上げるなら、5月は上場企業の決算発表が多く、ゴールデンウィークが明け8日金曜日から始まった大量決算発表が今週も続く中での初日になるくらいでしょうか。「日本の上場企業が決算悪い ⇨ 日本やばいぞ~ ⇨ そうだ、日本やばいから円買っとこう!えっ?」の連鎖に注意しておきたいと思います。

明日12日火曜日午前10時半に中国の消費者物価指数(CPI)の発表があります。なんか、中国だけ内政が落ち着いてきている感じでして、癪なんですけど仕方ありません。午後9時半にはアメリカの消費者物価指数(CPI)も発表予定です。

13日水曜日午後3時に英国の四半期と月次国内総生産(GDP)の速報値が発表になります。今回の四半期GDPは1月から3月の第一四半期ですので、2月後半からの半分は新型コロナウイルスの影響をモロに受けておりまして、月次GDPの3月分と合わせて非常に注目度の高い指標です。

14日木曜日午前10時半にオーストラリアの失業率など雇用関係指標の発表があります。今回豪州も失業率の大幅悪化を予想されてまして、前回 5.2%からの 7.8%予想となっております。雇用統計が終わり注目度が若干下がったんですが、午後9時半にアメリカの週次新規失業保険申請件数の発表があります。雇用統計の非農業部門雇用者数は企業からのアンケートから統計的手法で算出した数値、雇用統計の失業率は一般家庭からのアンケートから統計的手法で算出した数値、そしてこの失業保険申請件数は当然ですが失業保険を申請した公的数値でして、雇用統計とは違って実数となってます。さらに毎週発表されると言う事で「申請者殺到で失業保険申請のホームページが落ちてて申請ができない」とか言う事を除いたら、一番現状の失業者を正確にとらえている数字です。もっとも、一番重要な「申請する」って言う行為が「ホームページ落ちててできない」と言う問題がありますが。そろそろ改善したんでしょうかね?

15日金曜日午前11時ころに中国の小売売上高が発表予定で、中国だけ内政が落ち着いてきている感じでして、癪なんですけどパート2(笑)。午後3時にドイツの四半期国内総生産(GDP)速報値、午後6時はユーロ圏の四半期GDPがありますがこちらは改定値なので極端に大きな変動が無かったらスルーかと思われます。午後9時半にアメリカの4月小売売上高の発表がありまして、これが今週のボス指標となるかと思われます。でも為替市場で値が動くかどうかは分かりません(笑)。同じく午後9時半にニューヨーク連銀製造業景況指数があったりしますが、前回マイナス78.2とか言う凄いのが出ているため、今回の市場予想のマイナス60程度じゃ大勢に影響はなさそうです。最後午後11時にミシガンなんとかさんのなんとか指数速報値がありまして今週は終了です。


 

東京の今週は、ほとんど夏と言っていいほどの気温になるようでして、外出はできない、気温は上昇すると言う事で遂に冷房を入れる事になりそうです。冷房入れると電気代がかさむわけでして、電気代を気にしないでエアコン使えるくらいはお稼ぎしたいところです(笑)。

これから気温も上がり、そして来月には雨が多くなってジメジメしてくるでしょうから、今後の電気代のためにもまずは今週も一週間、頑張ってまいりましょう。⇦ 強引さがすごい(笑) 


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