FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/05/04 月曜日

2020年第19週の月曜日です。

日本はゴールデンウィークの真っ只中ですが「何が、どこがゴールデンなウィークなんだ? 」と言った感じです。まあ、新型コロナウイルスと言う目に見えないモノとの戦いなので、仕方ありません。前向きに考えるとしたら、この連休で通勤する人が少なくなり、感染拡大に一定の歯止めをかけられると言う事でしょうか。

また、ゴールデンウィークは別として、今回の新型コロナウイルス蔓延によってなされた各種対策や対応、例えばマスクの本邦内製化やマスク使用者の大幅な増加、手洗いうがい、殺菌消毒のさらなる動機づけ、そして、対面対応が求められる場所での飛沫感染防止のためのアクリル板やビニールシートの使用が当たり前のように認知されるようになった事は、今後発生しうる同様なケース、いや、毎年繰り返されるインフルエンザへの対策としても十分に効果を発揮するものかと思われます。

とりあえず、一般市民である我々に今できる事は、
おとなしく家でじっとして、為替でもやっとけ!
って事です。

連日パチンコに行く皆さんの件が報道されてますが、もういっそパチンコ屋さんの前に「くりっく365」とかの宣伝でも置かせてもらって、パチンコする皆さんを為替にでも引っ張り込んだらどうですかね?(笑)。バイナリーオプションは投機性が高いとか言う意味不明な理論から回数制限されてますが、通常の外国為替証拠金取引いわゆるFXで、上下10pipsのリミット・ストップを注文時にエントリーするようにしたら、$1=100円の時に証拠金5,000円の20倍で10pipsの損益が±100円なので、ストップが強制エントリーでスリップなしであれば、証拠金に対して同時にもしくは連続で50発は打てるようになるんで~、ああ、これ、パチンコより危険だわ(笑)。ん?じゃ、損益が±4円くらいになるように調整したらどう?ん?なんか新しいビジネスモデルがひらめいた気がするぞ?

 

本日早朝4事前から始まった今週のオセアニア時間ですが、若干オセアニア通貨が安めだったようですが、特に前週末と大きく乖離して始まった通貨ペアもなく、また大きく荒れる事もありませんでした。毎週落ち着いて始まってくれるのでしたら、週末にクローズする事もなく放置できるのでありがたいんですが、そんなの絶対に無理なので仕方ありません。魔法使えたら~って言うのと同じくらい絶対無理です(笑)。


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。 

日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で5月5日火曜日午後1時半に豪州中銀RBAが政策金と今後の金融政策について発表します。政策金利は据え置きでしょうし、特に何か目立った金融政策変更は無いかと思われますが、今後の見通しがあまりにも悲観的ですと豪ドル売りが入ったり、それに引きずられるようにしてニュージーランドドルも売られる事になりそうです。

7日木曜日午後3時に英中銀イングランド銀行が金融政策委員会(MPC)で決定した今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 +0.10%でして、大方の市場予想は据え置きとなっておりますが、私は 0%に利下げすると予想しております。3月16日に新しく就任したベイリー総裁ですが、とりあえずマイナス金利に慎重なカーニー総裁の方針を引き継ぐ方針ではあったようですが、もともとマイナス金利は否定していない立場でして、マイナス金利の前段階としての 0%金利は低くハードルを見積もっているように思えます。そして、3月の段階より更に厳しくなってきている新型コロナウイルスによる経済ダメージと、英国の特殊事情であるブリグジットへの危機感、更にその複合要因となる英国を除く欧州の新型コロナウイルスによる経済ダメージと言う三重苦が重くのしかかりつつある現状で、出来る限りの手段を早めに講じる必要に迫られております。今回のMPCで 0%へと政策金利を下げる機会を逃しますと、次は6月18日、あるいは緊急会合を行う必要が出てきまして、十分に厳しい現状で利下げを行わず緊急会合を招集したとなると総裁としての能力に疑問を持たれかねません。必要に迫られてマイナス金利にするにしても、一旦は 0%金利にしてショックを和らげる必要があるでしょう。と言う事で、今回 0%に利下げすると予想しております。もし利下げとなったら、鬼の首を取ったように「ほら?ほら?ほら~~~!」とハシャギますが、現状維持となったら大人しくしておきますので、この件に触れないようにお願いします(笑)。また、今回は四半期毎に発表されるインフレレポートが同時に公開されますが、この現状でインフレがどうのとか、長期展望がどうのとか言われても、金融のプロの皆さんですら困ってしまうでしょう。今は目先、それも、金融政策では通常見ないような1ヶ月先や、下手したら半月先の事の方が重要な時になってます。とりあえず、インフレレポートと言うものが発表されると言うことと、重要な事が縦読みで隠されていないか後から確認する程度で(笑)。

8日金曜日午前10時半に豪州中銀RBAが四半期金融政策報告を公開します。注目点としては、前回2月の報告書で2.5%成長としていた2020年のGDP成長率をどの程度の数字としてくるのか、同様に2021年の3.0%成長もどうなるのかと言うところです。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、日本の皆さんにおなじみなところでは、5日火曜日ブラジル、7日木曜日ノルウェーの発表があります。毎度おなじみエキゾチックカントリーでは4日月曜日ホンジュラス、5日火曜日マレーシア、6日水曜日ロシア,モーリシャス,ポーランド,アルバニア,チリ、7日木曜日チェコ,セルビア,ペルーなどが予定されております。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日5月4日月曜日、日本は「みどりの日」の祝日でお休みです。午前10時半に豪州の住宅建設許可件数の発表があるくらいで、あとはマークイット社が発表する購買担当者景気指数(PMI)改定値の集中発表があるくらいでしょうか。先週5月1日金曜日に日本やアメリカなどの発表がありましたが、メーデーの祝日でお休みの国が多く翌営業日と言う事で4日になったわけで、本来は4日発表の方が遅れているんでしょうけど、1日発表の国の方が遥かに少なかったので、まるでこっちの方が集中発表日のような感じになってます。別に何でもいいんですけど(笑)。

明日5日火曜日、 日本は「こどもの日」の祝日でお休み、また中国はこの日までがゴールデンウィーク(黄金週)となってます。午後9時半に米貿易収支の発表が予定されてまして、産業停滞の中で生活必需品の輸入は減ることなく、事前の市場予想よりもマイナス幅が拡大するのではないかと思っております。午後11時に米ISM非製造業景況指数の発表がありまして、最近のマークイット社PMIの結果などを見ておりましても、製造業PMIが前月比で改善するもサービス業PMIは改善の傾向を見せる事が無いところも多く、このISM非製造業も落ち込むような気がしてなりません。事前の市場予想ですと40を少し切ったくらいのところが多いんですが、市場予想と結果の乖離からドッカーンと行く事を狙って落ち込み幅を少なく見積もってるのではないか?とか勘ぐってみたり。

6日水曜日、日本は「5月3日(日曜日)憲法記念日」の振替休日でお休みですが、水曜日が振替休日って(笑)。午前7時45分にニュージーランドの失業率など雇用関連指標の発表があります。ニュージーランドの特殊事情としては、ニュージーランドの失業率が上昇するとオーストラリアに出稼ぎに行く人が増え、オーストラリアの雇用情勢に大きな影響が出てきます。これは、ニュージーランド市民(国籍者)はオーストラリアで自由に滞在も就労も出来ると言う事情がありまして、長期的に見てオーストラリアの失業率が上昇する要因となります。その辺り、豪ドル相場へも影響がありますので注意が必要です。ちなみに、オーストラリア市民はニュージーランドで就労するにはビザが必要でして、なんとも一方的ではあるんですが。午後9時15分に米ADP社全米雇用レポートが発表予定です。

7日木曜日、お昼の午後0時前後に中国の貿易収支が発表予定です。午後9時半に米週次失業保険申請件数の発表がありますが、そろそろシステムもアマゾンAWSで増強が完了している頃でしょうから申請がスムーズに可能になり、申請件数がまた伸びるのでは無いかな?と(笑)。実際の当事者の皆さんは笑い事では無いでしょうが。

そして今週最後の8日金曜日午後9時半にアメリカの雇用統計、同じく午後9時半にカナダの失業率など雇用関連指標の発表があります。今回、アメリカの雇用統計のうち非農業部門雇用者数は事前の市場予想では前月比マイナス2,000万人前後と見られてまして、ただ数字だけを追いかけていると「凄いな」と言う感想しか出てきませんが、2,000万人の失業者が出たと言う事を日本の都市に当てはめてみると、東京23区(957万人)と神奈川県(920万人)老若男女全員の合計1,877万人よりも多い人が職を失ってるわけでして、なかなか凄い事です。もっとも、雇用統計の非農業部門雇用者数は事業所からの数字を元にしてますので、複数の事業所に勤務していた人が複数の事業所から同時に解雇された場合には、両方に集計されている場合もあります。また、失業率は家計調査からのデーターを元にしているので、非農業部門雇用者数の増減と失業率は正確にマッチする事はありません。とにかく、最近は「中ボス」とも「過去の栄光」とも言われる雇用統計ですが、さすがに今回は注目しております。 


 

水曜日までゴールデンウィークですので、今週は平日と呼べるのが7日8日の木金しかありません。

世の中ではテレワーク推進になってますが、もしかしたらテレワークができない事業,職種と言うのは、もともとが土日にも交代でお休みをするようなお仕事が多いのではないか?とか考えますと、もう今週の2日ある平日もお休みしてしまったらどうか?と勝手な事を思っております。いつでも家にいる私は当然出社がありませんが、テレワークではなくダレワークですけど(笑)。

仕事や学業も重要ですが、いまは生きていく事に精一杯の世の中、今週も一週間この先生きのこれるようにがんばってまいりましょう。先生🍄ネタ久しぶり(笑)。


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