FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/03/30 月曜日

2020年第14週の月曜日です。

本日から欧州が夏時間になっております。正確に言うと昨日29日現地時間早朝2時に夏時間に変更となりまして、指標発表時間など1時間繰り上がるので注意が必要です。冬時間の間は午後7時発表が多かったユーロ圏の指標は午後6時に、ECBの政策金利発表が午後9時45分から午後8時45分へと1時間早くなります。

オセアニア地域が来週から冬時間になるため、今週一週間だけは世界中の主要金融市場の全てが夏時間と言う珍しい週となっております。また、欧州は2021年に実施の夏時間を最後に夏時間廃止を決定しておりますので、欧州の夏時間は今回も含めあと2シーズンだけとなり、将来的には「欧州の夏時間」と言う貴重な経験を今しているのかもしれません。将来に取っておいて価値が上がりそうな何か、ないですかね?ほら、平成の空気缶詰とかもあったでしょう?(笑)。 

 

週初月曜日、午前3時前後から始まったオセアニア時間では、若干の円高スタートだったようです。週末に大きく何かニュースがあったとかではなく、むしろ大きな材料が出なかった事で日本時間で先週26日木曜日に日付が変わった直後くらいから開始した一方的な円買い相場を継続させよう、あるいは継続するだろうと言う予想からの円買いスタートなのでしょう。 

 

そう言えば昨日、また日本海を隔てたあちらの方から何か飛んで来たようです。

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最近非常に多いんですが、これはどう言う事なんでしょうか。まさか年度末で予算消化のためとか言うわけでも無いでしょうし。ちなみに北朝鮮の会計年度は1月から12月までの暦年のようです(CIAのホームーページ情報)。

日本で大規模災害が発生しますと、非常事態時の反応を観察するために近隣東側諸国からあえて領空侵犯をしてくる事がありますが、それと同じように、この新型コロナウイルスが蔓延して対応に追われている西側諸国がどのように反応するのか検証したいだけなのでしょうか。

また、今回は日本のEEZに着弾しなかったようですが、前回の打ち上げで日本のEEZへの着弾したため抗議した事から、今回は気を使ったのでしょうか?何れにせよ、子供の駄々こねと違い、何か言っててくれない事には察する事は出来ませんので、意図をお話しいただければと思うんです。まあ、北朝鮮政府高官の方がこのブログ見てるとは思えませんから、一方的に思ってるだけですけど(笑)。万一、北朝鮮のドメイン .kp のリモートホスト持ってるところからコメントとか頂いても困りますし


 

それでは今週の予定です。まずはその前に、先週も書いたのですが、いまは金融イベントの予定を確認しても意味が無い感じです。中央銀行がどんなに金融政策を頑張っても市場に与える懸念を払拭する事は困難で、各国政府の政治的な対応しか金融市場の混乱を収束させる方法は無い状況です。

今週も、指標を含む金融イベントより、各国政府高官やオフィシャルの発言、さらにメディアが伝える「政府検討段階の噂」も十分に注意していかないとならない事になりそうです。 


とりあえず、いつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。 

今週は、主要国中銀の金融政策発表は予定されておりません。主要国以外ですと、日本の皆さんにおなじみなところとしては、本日3月30日月曜日、シンガポールが4月に予定していた会合を前倒しで今後の金融政策を発表します。わざわざアナウンスがあったので、おそらく変更があるのでしょう。シンガポールは政策金利による金融政策は行っていないため、他の国とは違ったどのようなアプローチがあるのか為替取引とか関係なく注目しております。

毎度おなじみエキゾチックカントリーでは30日月曜日ガーナ,キルギスタン、31日火曜日レソト,チリ,ブルガリア、4月2日木曜日エジプト、3日金曜日ルーマニアなどが予定されております。当初3日にインドが予定されておりましたが、先週の緊急会合が予定を繰り上げた会合だったらしく、今週の会合は無いような情報もあります。まあ、インドの会合あってもなくても、もともとインドルピーなんて取引してないので関係ないのですが。

4月1日水曜日午前9時半、豪州中銀RBAが前回3月18日に開催した金融政策会合での議事要旨を公開します。いつもなら、ちょっと気になる議事要旨ですが、緊急利下げが行われても反応が鈍い現状なので、恐らくはスルーになるかとは思います。もしかしたら、NZドル(ニュージーランドドル)とのレート、豪ドルNZドル(AUDNZD)のバランスに少し影響があるかな?とは思っておりますが、その程度でしょう。

 

次に、純粋な数字だけの指標です。

本日3月30日月曜日午後9時ドイツの消費者物価指数(CPI,HICP)速報値午後11時にアメリカの中古住宅販売保留の発表があります。

明日31日火曜日、午前8時半に日本の失業率、午前10時に中国の製造業購買担当者景況指数(PMI)の発表がありますが、この中国のPMIはいつものマークイット社のものではなく中国国家統計局の官製データを元にした数値となりますので、より正確と言う見方もできますが、何か底知れぬ大きな力を感じる事ができると言う見方も(笑)。午後3時英国の四半期国内総生産(GDP)がありますが、これも確定値発表なので大きく変化が無ければ何も起こらないのが当たり前、午後4時55分ドイツの失業率など雇用関連指標がこの日の注目となる1つ目の指標となるでしょう。午後6時ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値、そして本日のメインイベント午後9時半カナダの国内総生産(GDP)となります。カナダドルは現状で数少ない「指標で動きやすい通貨」になってますので、このGDPにも反応がある事を期待したいと思ってます。

エイプリルフール4月1日水曜日午前8時50分に日銀短観が発表されます。エイプリルフールをトップバッターで飾るのに最適な、冗談のような数値が発表されそうな感じです(笑)。午後3時ドイツの月次小売売上高午後6時ユーロ圏の失業率などがありまして、午後9時45分の米ADP社全米雇用レポートが一応は本日のメインイベントになるかと思われます。午後11時に米ISM製造業景況指数の発表が予定されてmす。また、この日はマークイット社の製造業購買担当者景況指数(PMI)確定値の集中発表日となっております。

2日木曜日午後9時半にアメリカの貿易収支、同じく午後9時半にアメリカの週次新規失業保険申請件数の発表があります。先週のセンセーショナルな数字発表から突然世間様の注目を浴びるようになってしまった新規失業保険申請件数ですが、本来は新規での件数より継続受給者の数の方が重要でして、先週の発表直後の値動きとしては市場の皆さんはお分かりになっていたのかと思います。ただ、いつでも市場の皆さんは面白い方、注目が集まる方に流れていく傾向がありまして、今週も同じように冷静に対処できるのかと言えば、大きな数字が出ると反応しやすくなってしまうように思えます。ミニ雇用統計が毎週やって来るようになるのであれば嬉しいので、ここはひとつ高反応してもらえるように願わずにはいられません(笑)。

3日金曜日、この日はマークイット社のサービス業や複合PMI確定値、また国によっては分類の無い全産業PMI確定値の集中発表日となっております。午後6時にユーロ圏の小売売上高、そして今週のメインイベント午後9時半アメリカの雇用統計午後11時に米ISM非製造業景況指数の発表があり、今週は終了です。

今回の雇用統計の雇用者数はマイナスだと予想されておりますので、予想通りであっても、予想と違っていても、さすがに今回ばかりはそれなりに反応があるものかと思われます。もし発表された雇用者数がマイナスではなく、それなりの数字が出た場合には、トランプ大統領の「アメリカの雇用状況は素晴らしい」発言が出るかと思われますので、そちらへの警戒を発表直後からする必要があるでしょう。


 

昨日の東京、ちゃんと雪が降りました。

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また、今週はあまり天気が良くないような予報も出ております。

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最近、新型コロナウイルスの話題ばかりで、天気の良さを感じる事がなかったように思えます。早く新型コロナウイルスが収束し、天気のいい日には外出を謳歌できるようになりますよう祈っております。なお、新型コロナウイルスが収束しましても、金融市場での高ボラは持続していただけるように、そちらも祈っております(笑)。

今週は年度末の3月末、そして年度始めの4月1日の両方を抱える大変な一週間となります。変なウイルスにも、気持ちにも負けないよう、今週も一週間がんばってまいりましょう。


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