2020/03/23 月曜日
2020年第13週の月曜日です。
本日午前3時前後から始まったオセアニア時間、珍しく前週の終わりと同じレベルからのスタートになってまして、よく言われる窓開けが無く、しかも市場スタート以降もほとんど値が動かぬ大人しい始まりとなっております。
若干拍子抜けではありますが、この土日に値が動くような大きなニュースもありませんでしたし、市場の皆さんもお疲れで、そう毎週毎週月曜日スタートに頑張れないのかもしれません(笑)。
この大人しい始まりが、今週のボラティリティを暗示する事にならなければいいのですが。何を言っても高ボラには期待しております。
それでは今週の予定～、なんです、が！
月曜日に一週間の予定をブログで書き始めてから、これほどまでに、予定を確認しても意味が無いと思った事はなかったように思います。指標で無反応は今までも多くありましたが、金融政策発表でもスルーするようになっておりまして、あのサブプライムローンショックの頃を思い出させます。
正直言って、いまは中央銀行がどんなに金融政策を頑張っても市場に与える懸念を払拭する事は困難で、各国政府の政治的な対応しか金融市場の混乱を収束させる方法は無いでしょう。それがイコール、新型コロナウイルスへの対応となります。
今週は特に、各国政府高官やオフィシャルの発言、さらにメディアが伝える「政府検討段階の噂」も十分に注意していかないとならない事になりそうです。むしろ、各国政府には検討段階のリークを活用していただきたいかなと(笑)。
とりあえず、いつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。
日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で3月26日木曜日午後9時半に、英中銀イングランド銀行(BOE)が今後の金融政策発表の予定です、が、先日緊急で政策金利の利下げと資産購入プログラムの増額を強行した直後ですので、今回は何を話し合って、どんな発表をしたいのか。米FRBや日銀などは、つい先日の定例会合の直前に緊急で会合を行ったため、定例の会合は中止となりました。米FRBも日銀も、通常は2日間に渡っての会合ですが緊急の会合では僅か数時間に短縮となったため、前倒しと言うよりも、緊急会合によって定例の会合を中止したと言う方が妥当のように思えます。それにしてもBOEが会合を行い、なにか発表をすると言うので無視するわけにもいきません。
これ以外にも中銀の金融政策発表としては、ほとんどエキゾチックカントリーと言った感じでして、23日月曜日ケニア，パラグアイ，ホンジュラス、24日火曜日ハンガリー，ナイジェリア、25水曜日日タイ，アルバニア、26日木曜日フィジー，チェコ、27日金曜日モンゴル，コロンビア，ジャマイカなどが予定されております。
直接、金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、明日24日深夜にG7外相会合が予定されておりまして、先日のG7首脳会談と同じようにテレビ会議が予定されておりおます。G7の度に市場を混乱させているような感じがしまして、今回は建設的な話し合いや発表を行い、市場を混乱させないようにお願いしたいと思っております。⇦ まじめに言っております。
また、今月は決算月になっており月末31日火曜日に外貨を準備しようと動くところもありそうです。そのためには2営業日前の27日金曜日に注文が必要となりまして、27日金曜日の仲値時間や東京時間中の場中に、海外からの資金還流＝レパトリエーションでの円買いが入る可能性も注意しておいた方が良さそうです。でも、最近のびっくりな値動きの中ではレパトリエーションの円買いなんて、微々たるものかもしれませんけど(笑)。
次に、純粋な数字だけの指標です。どうせスルーされる指標ばかりでしょうから、特に重要度の高そうなものだけピックアップしておきます。
明日3月24日火曜日、マークイット社が集計する景況指数(PMI)の主要国速報集中発表日となっております。午後11時アメリカの新築住宅販売件数が発表予定となっております。同じく午後11時に米リッチモンド連銀製造業指数が発表予定でして、アメリカの化学，製薬集積地であるバージニア州を含む範囲のため、気にはしておきたいところです。
25日水曜日、午後6時半に英国の消費者物価指数など英国の物価指数が集中発表、午後9時半にアメリカの耐久財受注が発表予定です。
26日木曜日、午後6時半に英国の小売売上高、午後9時半にアメリカの四半期国内総生産(GDP)の確定値の予定ですが、アメリカのGDPについては速報値を含め3回発表されるうちの3回目の確定値なので、よほど変な修正でも掛からなければ特に市場への影響は無いかと思われます。
27日金曜日、午前8時半に東京都の消費者物価指数があります。日本の指標が他に全く無かったので、気を使って入れておきました(笑)。午後9時半にアメリカの個人所得や個人消費支出など個人収支関連の指標が発表になります。恐らくこれが今週で一番の注目指標になるかと思われまして、2月後半からアメリカでも新型コロナウイルスで落ち込んだと思われる所得と消費がどれくらいなのか注目されます。最後、午後11時にミシなんとか確定値があり今週は終了です。
遂にと言うのか、ようやくと言うのか、オリンピックの主催側から延期した場合についての検討が漏れてきました。
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理想論はこのまま7月開催でしょうが、素人の私が見ても現実的にはこのまま開催するのは不可能だと思われます。現実を直視し、お金で片がつく事は方をつけてしまい、世界平和を象徴するオリンピックを成功させるためにも、早い段階から延期を決定してもらいたいと思います。
さあ、3月も下旬となり暖かくなってきまして、桜もチラホラ咲いてきました。新型コロナウイルスになんて負けない桜をみならって、今週も一週間、頑張ってまいりましょう。
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