FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/02/10 月曜日

2020年第7週の月曜日です。

2月に入ってまだ2週目のような気分ですが、2月1日が土曜日でしたので正確には既に第3週に突入しました。明日11日は建国記念の日の祝日で日本はお休みです。「2月は日数少ないのに祝日あるんだよな~」と毎年思うのですが、カレンダーチラッと見て、今年から2月23日が天皇誕生日の祝日になったのを思い出しました。

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今年はうるう年で29日まであるものの、祝日2日を引くと平日数は18日しかありません。なんと、あれだけ祝日が集中している5月も平日数が18日でして、月給制の人は働く日数が少なくてお給料同じでいいのかもしれませんが、日給制の方は今後ますます2月のお給料をもらう3月が厳しい月になってくるのでしょうか。

日本が祝日ですと外国為替相場も動意が乏しい事が多く、我々のように為替相場の動きのほんの上澄みを吸って生活している者としても厳しい月になりそうです。まだハッピーなんちゃらとか言って祝日の意味を無視した強引な祝日月曜日化で月曜日が祝日になってくれた方が、為替相場で丁半博打してる分にはありがたいんですが。

でも、週半ばで祝日のお休みがあるのって、嬉しかったりもするんです。収益を取るのか、週半ばのお休みと言う非日常感を取るのか。ちなみに、祝日の持つ本来意味を軽んじてそうで、私としてはハッピーマンデー制度はあまり好きではありません。結局、目先の利益(連休の効果)を取るのか、文化や歴史(祝日の意味合い)を取るのかのジレンマでしょうか。随分と壮大になった(笑)。 


 

さて今週の予定です。まずはいつものように純粋な数字の発表以外の金融イベントからです。今週は、ハードカレンシー発券国による中銀の金融政策発表は予定されておりません。日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で2月12日水曜日午前10時にニュージーランド中銀(RBNZ)が政策金利と今後の金融政策を発表します。政策金利は現状 +1.00%を維持するというのが大方の市場予想です。また、1時間後の午前11時からRBNZオア総裁による会見も予定されております。

ニュージーランドは政策金利の発表と金融政策の発表を明確に分けている珍しい中銀でして、一般的には日本やアメリカのように「政策金利の変更も金融政策会合にて話し合いを行った場合に発表文(声明文など)に記載する」ことで政策金利を発表します。通常、現状の政策金利や今後の政策金利が金融政策会合に上がらない事はありませんが、理論的には金融政策会合の終了後に公開される発表文(声明文)にて政策金利についての言及が無いと言う事もあるわけでして、その場合には当然ですが現状維持として扱われる事になります。ニュージーランドではそう言う曖昧な態度は許さず、必ず政策金利を発表する事になってます。と、言うか、年に7回ある金融政策会合のうち3回は政策金利しか決めないため、政策金利の発表しか行いません。今回は金融政策自体もしっかり話し合い、今後の方針も決めるため声明文の発表も行われます。

これ以外にも中銀の金融政策発表としては、日本の皆さんにおなじみなところでは、12日火曜日のスウェーデン、14日木曜日早朝にありますメキシコの発表とかでしょうか。メキシコは金利が高くて人気のようですが、金利での収益(インカムゲイン)と為替変動での収益(キャピタルゲイン)の関係からしたら、本来でしたら損益相反ですからね?スワップでも値動きでも両方儲かるなんて状況は、必ずどこかに歪な状況があるわけで、歪が先に来ていればいいのですが、歪が後から反動で来るとスワップでの収益なんて一瞬で持っていかれるのでご注意下さい。歪が先に来た例としては、2016年の英国がEU離脱を決定した住民投票直後に激しく売られた通貨をそこで拾った場合とか、そんなレベルです。ええ、あの時に持ったニュージーランドドル買いポジションいまだに持っております(笑)。先日、ちょっとだけ損益が赤くなったんですが、3年以上貯めたスワップポイントで損益分岐点が恐ろしく低下しておりビクともしません。

毎度おなじみエキゾチックカントリーでは11日月曜日ナミビア、12日火曜日ベラルーシ、13日水曜日セルビア,ウガンダ,ペルーなどが予定されております。

 

直接金融政策とは関係しない政治絡みのイベントとしては、今週はアメリカの議会関係でイベントが重なっております。本日10日月曜日、アメリカの次年度予算案である予算教書が公開予定になっております。11日から12日に日付が変わる瞬間の、11日火曜日深夜24時から米下院金融サービス委員会において、翌日12日深夜24時から米上院銀行委員会においてFRBパウエル議長による議会証言があります。議会証言は、議会証言そのものより、議会証言が行われるおよそ1時間半程度前に公開される「証言内容テキスト」が重要でして、もうこの段階で勝負決まったようなものです(笑)。

他にも、金融政策当局者による講演などが多目に予定されているので、突然何か発言があって相場に影響がある危険性もそれだけ高くなります。ただ、何を言っても、アメリカと中国の情勢が一番の注目点なのは今週も変わらないでしょう。 

 

次に、純粋な数字だけの指標です。本日2月10日午前10時半に中国の消費者物価指数,生産者物価指数が発表になります。この指標でリスクオンだとかオフだとかスイッチバチバチしながら日本円が反応する事はあまりなさそうで、主に豪ドルに対するオルタナティブ指標です(笑)。

11日火曜日午後6時半にいつもどおり英国の指標集中発表があり、目立つところでは英国の第4四半期国内総生産(GDP)速報値,月次GDP,鉱工業生産高などが発表になります。12日水曜日、赤字に強調するほどの指標はなく、午後7時のユーロ圏鉱工業生産はスルー耐性高そうです。

13日木曜日午後10時半にアメリカの消費者物価指数(CPI)が発表予定です。14日金曜日午後4時にドイツの第4四半期国内総生産(GDP)速報値午後7時にユーロ圏の第4四半期GDP改定値午後10時半にアメリカの小売売上高の発表があります。木曜日と金曜日、赤太字にしてありますアメリカのCPIと小売売上高が今週のメイン指標になるかと思いますが、最近はこれらの指標でもガン無視も常態化してますので「仕掛けた ⇨ 全く動かなかった ⇨ スプレッドが広がっただけで刈られた」が無いようにご注意下さい(笑)。⇦ 笑い事ではありません。最後、日付が土曜日に変わる瞬間の深夜24時にミシガンさんのなんとか指数速報値があって今週は終了です。 


 

先週末に天気予報を確認したところ、今週の後半13日木曜日以降は急に天気が悪くなる予報が出ておりました。つい先程気象庁のホームページで確認したところ、随分と雨マークが無くなり、降水確率に100%予想もあったものが最高でも50%になっておりました。

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www.jma.go.jp

アーカイブ ⇨ 2020/02/10現在

雨が降らないのはありがたいのですが、天気がコロコロ変わりやすい、あるいは予想しづらい状況なのでしょう。朝出る前に天気予報を確認し忘れ、急に雨に降られてしまい風邪をひくなど無いように注意したいものです。また、気温は随分と上昇するようです。これ安心すると、またしても来週以降に急激に寒くなるとか言った事態が発生しそうです。

雨や気温の変化にも負けず、今週も一週間頑張ってまいりましょう。


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