FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/01/30 戦績

 2020/01/30 木曜日 戦績

USDJPY         +53,400円

EURUSD         +41,745円

GBPUSD        +332,179円

AUDUSD         +29,947円

NZDUSD         +26,561円

USDCAD         +61,115円

USDCHF         +68,296円

EURJPY         +42,600円

GBPJPY        +278,200円

AUDJPY         +34,000円

NZDJPY         +29,300円

CADJPY         +91,300円

CHFJPY         +75,100円

EURGBP         +24,453円

EURCHF         +39,156円

TOTAL       +1,227,352円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +2,650,691円

 

月間戦績(01月)

TOTAL      +18,203,582円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL      +18,203,582円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +212,297,071円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,592,297,086円

 

昨日午後9時、英中銀イングランド銀行が金融政策委員会を終え、決定した今後の金融政策を発表しました。注目の政策金利と資産購入枠は事前の市場予想通りに据え置きとなり、特に大きく変更点もありませんでした。

イングランド銀行
(中央銀行)

01/30 2100JST
現状 市場予想 結果
政策金利 0.75% 0.75% 0.75%
資産購入枠 4350億ポンド 4350億ポンド 4350億ポンド

www.bloomberg.co.jp

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今回、やけに「利下げ予想」の記事が出ていたみたいですが、EUの離脱を直前に控えているこの時期、この月末に、市場を混乱させるような利下げは避けるべきだと私でも思います。ブリグジット後に何がおこるか分からない現状で、25bp(ベーシスポイント)づつの金利変更と考えると、あと3回で0%になってしまう0.75%の今、ブリグジット後に金融政策の手段を残しておく方が可能性として高いと言えます。

債券市場での金利織り込み度を、そのまま利下げ観測の市場予想として使ってる記事が散見してました。しかもその記事、証券会社やFX業者の書いたものだったりするものも多く、取引を煽っているように感じられずにいられません。どうも日本経済新聞は利下げを確信しているような記事が多くあったようなので、それもあり日本語の記事では利下げ優勢のようなものが多かったのかもしれません。

www.nikkei.com

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ブルームバーグは、さすが金融系通信社と言えるのか、比較的中立的な記事を書いてましたが、

www.bloomberg.co.jp

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某ブ◯ームバーグの場合は、株式関連で会社情報では普段から飛ばしまくっているので、某ブ◯ームバーグ自体が中立なのかは微妙なところですけど(笑)。

 

午後9時半からあったカーニー総裁の会見でも、特に目新しい事もなく終了。結果、ポンドとしては金融政策発表の直前にガツーンと上がったままとなりました。

先月、イングランド銀行の会見音声データーが漏洩していた事件がありましたが、今回のこれ大丈夫なんでしょうね?

jp.reuters.com

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別に、大型指標の直前に動くのは珍しい事ではありませんので何とも言えませんが。


 

昨日、こんな会議がありました。 

全国財務局長会議

www.nikkei.com

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日銀は中央銀行として金融政策を司ってますが、政府として金融行政を行っているのが財務省、そして財務省の下部組織である各地域にある財務局です。その全国にある財務局の局長が集まった会議でして、「全国財務局管内経済情勢報告」と言うものをまとめております。

同じような地域毎の報告書に、日銀がまとめております「地域経済報告(さくらレポート) 」と言うものがあります。

この2つの報告書、地域ごとの状況はなんとなく同じような感じに書かれている事が多いんですが、決定的に違うところがあります。経済の状況を総括して、財務省のまとめるものでは「回復している」と言う表現、日銀のまとめるものでは「拡大している」と言う表現、まさにここが行政と中銀の考え方のギャップであり、もしかしたら日本の景気底上げを阻んでいる金融政策上の問題点なのかなと、昨日のこのニュースを見て考えておりました。

それぞれ、こちら⇩から過去の分まで全て閲覧できます。

www.mof.go.jp

www.boj.or.jp

 


 

午後10時半にあったアメリカの四半期国内総生産(GDP)に注目していたのですが、GDP自体は事前の市場予想通りであったため、個人消費支出(PCE)が市場予想より下がろうと、コアPCEが下がろうと、全く無視された結果となりました。

ニュージーランド12月
0645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
貿易収支  -7.91億NZドル
 -7.53億NZドル
+1.00億NZドル +5.47億NZドル
豪州第4四半期(10-12月)
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
輸入価格指数 +0.4% +0.4% +0.7%
輸出価格指数 +1.3%  -5.4%  -5.2%
オーストリア(10-12月)
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)
(前比)
+0.2% +0.2% +0.3%
スイス1月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
KOF 先行指数  96.2
 96.4
 97.0 100.1
ドイツ1月
1755JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業者数(増減) +0.8万人 +0.5万人  -0.2万人
失業率 5.0% 5.0% 5.0%
イタリア12月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
失業率  9.8%
 9.7%
 9.7%  9.8%
ユーロ圏1月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ユーロ圏景況感指数 101.3
101.5
101.8 102.8
ユーロ圏1月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
企業信頼感指数  -0.32
 -0.25
 -0.19  -0.23
ユーロ圏1月
1900JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信頼感指数
確定値
 -8.1  -8.1  -8.1
ドイツ1月
2200JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+0.5%  -0.6%  -0.6%
消費者物価指数(前比)
CPI・速報値
+1.5% +1.7% +1.7%
ドイツ1月
2200JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+0.6%  -0.8%  -0.8%
消費者物価指数(前比)
HICP(EU基準)・速報値
+1.5% +1.7% +1.6%
米国第4四半期(10-12月)
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
国内総生産(GDP)速報値
(前比・年率換算)
+2.1% +2.1% +2.1%
GDP価格指数・速報値
(前比・年率換算)
+1.7% +1.8% +1.5%
GDP個人消費支出・速報値
(前比・年率換算)
+3.2% +2.0% +1.8%
GDPコア個人消費支出・速報値
(前比・年率換算)
+2.1% +1.7% +1.3%
米国 週次
01/30 2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
新規失業保険申請件数 22.3万件
21.1万件
21.5万件 21.6万件
失業保険継続受給件数 174.7万件
173.1万件
173.3万件 170.3万件

 

ところで、昨日はオーストリアの国内総生産(GDP)発表がありました。指標一覧⇧の国名のところにも、マウスオーバーで表示される備考として「豪州=オーストラリア連邦ではなく、欧州のオーストリア共和国:基本的には野生のカンガルーがいない方」としてあります。

オーストリアの皆さん、よくオーストラリアとよく間違えられるため自虐的にこのような商品を売ってまして⇩

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この「オーストリアにカンガルーなんかいねえよ!」シリーズかなり人気のお土産のようです。ところが、何年か前にこんなニュースがありました⇩

オーストリアで謎のカンガルーが逃亡中

www.bbc.com

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もうオーストリアにカンガルーが居ないなんて、言わせないよ?(笑)。

ずっとこれ書きたかったんですが、なかなかオーストリアの指標なんて貼り付ける事もなく、適当な指標で誤魔化すより大きな指標の時にと思い、GDP級がくるまで温めておきました。このオーストリアでカンガルーが逃亡した記事、もう2年くらい前なんですが、一体どこから逃げてきて、一体どこへ行ってしまったんでしょうか。


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