FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2020/01/29 戦績

 2020/01/29 水曜日 戦績

USDJPY         +37,600円

EURUSD         +65,109円

GBPUSD        +126,295円

AUDUSD         +19,623円

NZDUSD          +9,206円

USDCAD         +44,083円

USDCHF         +86,662円

EURJPY         +80,400円

GBPJPY         +53,400円

AUDJPY         +16,200円

NZDJPY         +14,900円

CADJPY         +59,100円

CHFJPY         +61,600円

EURGBP          +8,705円

EURCHF         +58,827円

TOTAL         +741,710円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +1,423,339円

 

月間戦績(01月)

TOTAL      +16,976,230円

 

年間戦績(2020年)

TOTAL      +16,976,230円

 

累計戦績(令和になってから)

TOTAL     +211,069,719円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,591,069,734円

 

※ 本日の更新は昨日の為替取引実績のみとなっております。
  追記した際には、ブログタイトルに「追記あり」の表記にてお知らせいたします。
このブログは「日本時間で前日の出来事を書く」と言うのがいつものスタンスですので、本来でしたら深夜に日付が変わってから朝までの出来事は、明日のブログ更新での内容となります。ただ、さすがに明日のブログ更新で「昨日、FOMCが~」とか書いても随分と古いネタになってしまいます(笑)。早朝にFOMCのような金融イベントや事件があった場合のみスタンスを変更し、深夜に日付が変わってから朝までの出来事を書かせていただく場合もございます。

 

日付が本日に変わり早朝午前4時、米連邦公開市場委員会FOMCが2日間の会期を終えまして、決定した議事内容(Statement = 声明文)を公開しました。政策金利については、事前の市場予想通りに据え置きの 1.50~1.75%レンジとなり、最近話題になる事が多い、FRBが事実上の上限金利として見ている超過準備預金金利(IOER)は、5bp(ベーシスポイント)利上げの1.60%に変更すると発表されました。

連邦準備制度(FRS)
(中央銀行制度)

01/30 0400JST
現状 市場予想 結果
FF金利誘導目標
(政策金利)
1.50~1.75% 1.50~1.75% 1.50~1.75%
超過準備預金金利
(IOER)
1.55% 1.55% 1.60%

IOERとは言え金利変更を伴った決定だったわけですが、発表直後には多少のドル買いも見られたものほとんど動かず、パウエル議長の会見待ちとなりました。

最近はFOMCまで会見待ちの感じになってきてますが、何か変化があったにも関わらず目立った動きが無かったのは、IOERだけちょこっと上昇させるなんて意図がどこにあるのか判断できず、むしろ今回の場合には聞いてみないと分からない状態だったようです。まあ、結果としては「テクニカルな調整」の一言でカタをつけられたわけですが⇩

www.bloomberg.co.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

なぜテクニカルな調整が必要だったのかと言えば、Fed(連邦準備制度)が事実上の上限金利として運用したいIOER、最近では全く無視されてまして、今回の 5bpの利上げは「Fedからの強いメッセージ」程度のものであろうかと思われます。

声明文公開直後は債券屋さんもどのように動いていいのか判断に困っていたようですが、パウエル議長の会見が始まって少し経ってからは、米10年債利回りが低下したようです。もっとも、とりあえずはFedの意思を多少は汲んでやった結果なのか、失望しただけなのか分かりませんけど。また、事前の市場予想ではいつもより金利変更を予想するアナリストも多かったようで、そう言う部分も声明文公開直後に動けなくなった要因の一つかとも思われます。

全体的に強硬姿勢を感じさせないハト派継続を確認したように市場では捉えられたようでして、その結果為替相場としては、前回12月と同じようなドル売り軌跡を描いておりました。 

 


 

昨日午前8時50分、日本銀行が今月20日と21日に開催した金融政策決定会合にて発言のあった主な意見を公開しました。 ああ、これを受けて為替相場で円が動いたとかはありません(笑)。 

www.bloomberg.co.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

その公開された主な意見の中で、日銀が大好きなモメンタムが登場する箇所が2ヶ所ありました。

・「物価安定の目標」に向けたモメンタムが損なわれる惧れは一段と高まってはおらず、

・物価のモメンタムが損なわれる惧れについて、注意が必要な状況は続いており、

https://stat.ameba.jp/user_images/20200129/21/fx-sengyo/91/5e/p/o0830060014704493500.png

ん?この、どこか相反するような内容は?

主な意見ですので、これが日銀の考えというものではなく、出席していた委員1人1人の考え方なので違っても当然なんです。が、この考え方の微妙なズレが、中立を挟んで左右にズレてしまっているように思えるんです。

金融政策を決定する際の個々の事象について、どこを重視するかによって政策へのスタンスが変わる事は往々にしてあると思いますし、そこを話し合って最善を探るのが中央銀行の使命かと思われます。個々の事象とは、ある委員は雇用について重視し、またある委員はコアインフレについて重視し、お互いの重視している事への対策をしようとすると相反する政策を行わないとならなくなる事です。委員ごとの現状認識について、やや乖離が大きいように思えます。

そう言えば、日銀金融政策委員の原田委員が任期満了による退任することで、後任に原田委員と同じリフレ派と言われる安達誠司氏が内定したようです。

www.bloomberg.co.jp

リンク切れ時 ⇨ アーカイブ

正直言って、今の状況では持ち駒が少なすぎて誰が委員になってもあまり変わらないかもしれませんが、仲良しクラブにならないように少数派の意見が出るように委員構成を考えるのは重要かと思います。


 

いつもと同じように、既に作ってあります指標の結果だけは貼っておきます。

オーストラリア12月
0830JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者期待インフレ指数  -0.02%
 -0.09%
+0.05%
英国1月
0901JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
BRC小売価格指数(前比)  -0.4%  -0.3%
豪州第4四半期(10-12月)
0930JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者物価指数(CPI)
(前比)
+0.5% +0.6% +0.7%
消費者物価指数(CPI)
(前比)
+1.7% +1.7% +1.8%
日本国1月
1400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者態度指数
季節調整(二人以上世帯)
39.1 39.5 39.1
消費者態度指数
(二人以上世帯)
39.0 39.2
消費者態度指数
(単身世帯)
38.9 39.3
消費者態度指数
(総世帯)
39.0 39.2
ドイツ2月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
GfK消費者信頼感指数  9.6
 9.7
 9.6  9.9
ドイツ12月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
輸入物価指数(前比) +0.5% +0.3% +0.2%
輸入物価指数(前比)  -2.1%  -0.6%  -0.7%
英国1月
1600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
全国住宅価格指数
(前比)
+0.1% +0.3% +0.5%
全国住宅価格指数
(前比)
+1.4% +1.5% +1.9%
フランス1月
1645JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
消費者信頼感指数 102 102 104
スペイン12月
1700JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
小売売上高(前比) +2.5%
+2.9%
+2.2% +1.7%
ユーロ圏12月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
マネーサプライM3
(前比)
+5.6% +5.5% +5.0%
マネーサプライM1
(前比)
+8.3% +8.0%
イタリア1月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
Istat企業信頼感指数  99.3
 99.1
 99.3  99.9
Istat消費者信頼感指数 110.8 110.5 111.8
スイス1月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
ZEW/期待指数 +12.5  +8.3
米国12月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
先行貿易収支
(前比)
-629.9億ドル -687.5億ドル -683.3億ドル
先行卸売在庫
(前比)
+0.1%
 -0.1%
 -0.1%
先行小売在庫
(前比)
 -0.3%
 -0.2%
  0.0%
米国12月
2400JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
中古住宅販売留保(前比)  +1.2%  +0.5%   -4.9%
中古住宅販売留保(前比)  +7.4%  -18.9%  +4.6%

 


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