FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2019/05/20 月曜日

つい先日ゴールデンウィークの連休に突入して元号が令和に変わり、連休が終わったばかりだと思っていたら、なんと今日は20日です。1日24時間と言うのは絶対*1 なのに、なぜこんなにも月日の経過が早いのか考えたみました。

人は必ず寝ます。一般的な働いている成人で6~7時間ほど、昼寝込みの私で8~10時間ほど、またはもっと(笑)。この寝てる時間、1日のうちの1/4~1/3程度の6~8時間程度は意識が無いわけでして、実際に時刻の経過を感じていられる時間は、起きている時だけなんです。

つまり、1日は24時間あると言う意識を持っているのに、実際には1日が18~16時間程度で経過しているので、この差が「月日の経過が早い」と感じる原因では無いかと言う事です。夜中にカップ麺作ってる最中に、ついウトウトっとしてしまったら、3分経過したところでタイマーが鳴って起こされ「ああ、もう出来た!」と思うのと同じ理論です(笑)。

アホくさい考察だと思うでしょ?でも、世の中の研究ってこんなのから始まってるのも多かったりしまして、多分私が上に書いたような事も、既に論文になってどこかに発表されてると思います。まあ、私がこれ書いたのは単にブログのスペース埋めるためのネタとしてだけですけど(笑)。そうそう、夜中にカップ麺作る時は、タイマーのセットだけは忘れないようにしませんと大変な事になるのでご注意下さい。カップ焼きそばの場合だけは、お湯切りしなくてもいいカップうどん状態になる湯切り要らずのメリットはありますけど、味はイマイチです。


 

この土日にあった出来事ですが、まず昨日も書きましたように、オーストラリアの総選挙が終わりました。伝えられているように、選挙前の与党がそのまま政権の座に留まることとなり、政治的には安定している様子を内外に示せたかと思われます。本日早朝4時前頃から始まったオセアニア時間での取引でも豪ドルだけは乖離スタートとなり、対米ドルでも対円でも 60pips程度の上昇幅となっておりました。

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また、週末のトランプイベントとしては、自動車関税発動延期とNAFTA鉄鋼関税問題の終結があり、特に鉄鋼関税問題に関しては今週は大きく米株価やドル指数にも影響が出そうな気がします。

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さて、いつもの金融イベントと指標です。まずは純粋な数字の発表以外の金融イベントからですが、今週は主だった国での金融政策発表自体はありません。日本で多くの方が取引されている通貨ですと、5月23日木曜日に南アフリカが今後の金融政策を発表する予定になっているようです。他にも、本日20日月曜日イスラエル、21日火曜日ナイジェリア、22日水曜日アイスランド,ザンビア,パラグアイ、23日木曜日エジプト、などが今後の金融政策や政策金利などの発表を予定しております。

また、議事録の公開だけですと、日本時間(以下全ての発表時間は日本時間)で5月21日午前10時に豪州中銀RBAが前回分の金融政策理事会議事録の公開23日早朝3時に米連邦公開市場委員会(FOMC)での前回分議事要旨の公開、同じく23日午後8時半に欧州中銀ECBが前回分の理事会議事要旨を公開の予定になってます。

最近はスルーっぽい議事内容の公開ですが、今回FOMCの分については「どのくらい利下げに対して真実味があるのか」と言う部分の粗探しになるでしょうから、言葉の使い方次第では、それだけで大きく反応する可能性もあったりします。議事録などは、基本的に変更の無い部分は意図して同じ文言の使い回しをしますので、意味合いとか無視して「単語が変わった」とかそれだけの理由で深読みされる事もあり、議事録書いている人もなかなか大変です。

ECBの議事録作成は、だいたい誰が作ったのか、もしくは誰が書類作成の技術的な面での最終判断をしたのかは想像つくのですが、FOMCに関してはFRB職員またはNY連銀の誰かなのでは無いかと言う予想しかできませんから、余計に書き手の癖などを考慮する事ができず、また考慮する必要もなく公開された文言だけで判断しなければなりません。そうは言っても、ECBの議事録でも「今日の議事録はやっぱり◯◯さんっぽいね~」とかの判断にはなりませんけど(笑)。

 

発言系で重要そうなのは、21日火曜日午前8時ころからFRBのパウエル議長が講演を行う事になってまして、今回の講演はいつもの信用組合の創立記念とか大学での出張講演とかディナーパーリーに出席とかでは無く、アトランタ連銀主催の「フィナンシャル・マーケット・カンファレンス(Financial Markets Conference) 」での夕食会での基調講演となってます。やっぱりディナーパーリーでした(笑)。とは言え、地区連銀主催のカンファレンスですから出席者もそれなりで、金融市場に影響のある発言が出る可能性も十分にあります。

www.frbatlanta.org

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この予定表⇧には、Breakfast Break Lunch Break Dinner と食事と休憩が明確に書かれております。最終日はお昼で終了なのでそのまま解散でも良さそうですが、12:20からランチョンになっているので会食会するようです。日本で行われる会議なんかですと、ここまで詳細に書かれない事も多いんですが、欧米と言われる地域ですと休憩なんかまで比較的詳細に書かれてまして、多くの人にスケジュールを公開する事で講演者やパネラーに「時間通りにしろよな!」と言う圧力にしているようです。実は、先日ある人に「なぜ休憩まで細かく書いてあるのか?」と聞かれまして、見慣れてるので「なぜ?」と言われても不思議にも思わなかったのですが、調べてみたらどうもそう言う事のようです。時間厳守を美徳とするからこそなんでしょう。

22日水曜日午後4時半ころからECBのマリオドラギ総裁がフランクフルトにおきまして講演を行います。ECBフランクフルトの主催する「未完の通貨同盟における金融政策(Monetary policy in an incomplete Monetary Union) 」と言うやや不思議なお題の検討会(Colloquium)でして、メインのパネルディスカッションが「真の経済通貨同盟への道 (The road to a genuine Economic and Monetary Union) 」と言う事から、現在の不完全なECBをいかに完全体に持っていくかと言う、非常にECBの核心に迫る検討会となってます。その開会の辞として行われるドラギ総裁の講演ですから、抽象的だとしても凄い事を言うのではないかと期待(だけは)しております。また、ECBのホームページにあります予定表を見ますと、前日のディナーパーリーでの講演者に「 Dinner speech: Stanley Fischer, BlackRock 」の名を見つけました。前イスラエル中銀総裁さらに前FRB副議長、現在は泣く子も黙る世界最大のシャドーバンク(影の銀行)のブラックロックでシニアアドバイザーを務めるスタンレー・フィッシャー博士です。ドラギ総裁のお話しよりこっち聞きたい(笑)。 

 

23日木曜日から、欧州議会で選挙が始まります。あの「英国が出てくなら選挙出なくていいけど」と言っていたアレです。特に金融市場に大きな影響は無いかと思いますが、もしかしたら意図しない発言でインパクトがある場合もありますので、欧州時間からニューヨーク時間の中盤くらいまでは23日と24日両日とも注意しておいた方がいいかと思われます。「注意って言われてもね~」と言う方は、ストップロスだけでも随分と違いますから、どうぞストップロスをお忘れなきように。 

来週の事ですが、来週の27日月曜日がアメリカの祝日になっておりまして、今週末はアメリカの連休となってます。と言う事で、週末のポジション整理が早まる可能性があり、木曜日のニューヨーク時間から意味も無い週初と逆方向の流れとか、株価と為替の連動強化が発生するかもしれません。なんでも可能性でしかないので「かもしれません」ですけど。

あと、トランプ大統領が連休を利用して日本に観光に来るそうでして、滞在中はお友達の安倍首相とゴルフ行ったり大相撲を観戦したり、トランプ夫人はお友達の安倍夫人とショッピングとかもあるんでしょうか。この3日間の連休+有給休暇1日の4日間ではスケジュールがビッチリのようで、せっかく太平洋超えていらっしゃるのに今回は日本だけの訪問のようです。26日から28日の訪日中に突然何か言い出す可能性もあり、特に日米関係に関して機嫌よくポジティブな事を発言する可能性が高く、かなり注意が必要かと思われます。


 

次に、純粋な数字だけの指標ですが、一昔前の米雇用統計のようなSSクラスのような指標はなく、どれも瞬発力でも方向感でも決め手に欠けそうな感じの指標が多そうな週になってます。指標のちからを減衰させているのは、明らかに政治的な問題が大きすぎるためですが、それを言っても始まりません。

まず本日5月20日月曜日、このあとすぐ午前8時50分に日本の第一四半期国内総生産(GDP)の速報値が発表になります。事前の市場予想としては、各社とも随分と落とした数字を予想(前期比で 0.0%予想)しておりますので、まず事前予想の範囲には収まるかとは思います。もしこの事前予想以上にマイナスになったとしても、日経平均下落と同時に円高になりそうな予感のある不思議な日本の指標です。

明日21日火曜日、午前10時半に豪州中銀RBAが前回分の金融政策理事会議事録の公開があり、午後11時にアメリカの中古住宅関連指標の発表があります。

22日水曜日午後5時半に英国の消費者物価指数午後9時半にカナダの月次小売売上高が発表予定です。今回カナダの指標発表時間の午後9時半にはアメリカの主要指標の発表は重なってませんので、月次小売売上高と言っても前回値や事前の市場予想と大きく乖離すると一気にお行き(または、お逝き)になられる可能性を秘めてますので、カナダドル大好きな私としては期待しております。指標結果に期待して、今まで何度裏切られたことか(笑)。

23日木曜日、午前3時にFOMC議事要旨の公開があり、午後8時半にECB理事会議事要旨の公開、午後11時にアメリカで新築住宅関連指標の発表です。また、例の購買担当者景気指数(PMI)の集中発表日になってまして、午後4時半のドイツあたりの数字が前回値と大きくブレてると突然の値動きに繋がる可能性もあります。この辺りは、ほんと市場の気分なので予測困難な部分も大きいのですが、欧州議会選挙もあるのでユーロ圏に視線が向いている時期ですし、ちょっと注意しておいた方がいいかもしれません。

最後24日金曜日午前8時半に日本の消費者物価指数(CPI)赤字にするのも若干はばかられる(笑)。午後5時半に英国の月次小売売上高午後9時半にアメリカの耐久財受注がありまして今週は終了です。 


 

風邪は随分とよくなりました。どうやら単に不摂生で風邪ひいたと言うのではなく、どこかから何かを移されたようで、ウィルスと戦う抗生物質で一気に回復した感じです。やっぱり、ちょっと体調悪い時には早めにお医者さんに診ていただいた方が、長びいて治るまで時間がかかるよりもいいように思います。当然、病気にならない方がいいのでしょうがなかなかそれって難しいですし、予防と言ってもどこまで可能なのか。そう言う意味で言ったら、よくお医者さんに大勢たむろしているお年寄りも、予防医学的にコストパフォマンスは最高なのかもしれません。

せっかく暖かい季節になりまして、雨が多くなる梅雨の前にお出かけできるチャンスです。屋外でスポーツをされる方などは、一番いい時期なのかもしれません。この週末に外で遊び呆けられるようにお天気を祈念しながら、先立つものも確保できるよう、今週も一週間頑張ってまいりましょう。


*1:24時間は86,400秒に対して、地球の自転周期は平均86,164.06秒、235.94秒ほど少ないとか言うのは別にして、定義されている1日を指して絶対と言ってます。

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