FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2019/02/25 月曜日

ご存知でしたか?今週で2月がもう終わるんですよ?2月が終わるどころか、今週末には3月に突入するんですってよ?

2019年2月(最終週)
24 25 26 27 28 1 2

もし今月が2月で無ければ、金土が29日・30日となりまして、週の途中で月が変わる事もなかったのにと思ってしまいます。

なんで、こんな中途半端な2月に「調整月」のような28日しか無い月を配置したんだろう・・・・・・、って、もう何度もブログで書いているような気もしますが。

実は、もともと2月は1年の終わり「年末」だったんだそうでして、年末に半端な日数の調整月を配置してあったと。じゃ、なぜ年末の調整月が2番目の2月になったのかと言えば、あのユリウス暦を制定した時に、実際に太陽の動きから計算した暦とそれまで使っていた暦が2ヶ月ズレていたため、そのズレを修正したところ、今までは年末であった調整月が年始めから2番目、つまり2月になってしまったと。

だったら「2月と12月を入れ替えて、半端な日数の月は後にズラしたらいいのに」とも思うのですが、現在の12月や2月に当たる月が、もともと農業を行っていない冬の季節と言う事で宗教行事が多くあったため、日数を変更してしまうと不都合が生じるとかなんとかかんとか。ほら、12月25日のクリスマスから、1月6日のエピファニーまでの日数も変わってしまいますから。

世の中、半分(以上?)は宗教で支配されているような気がしてなりません。


 

さて今週の予定ですが、とにかく政治ウィークです。まず、アジア太平洋地域では非常に重要である米朝首脳会談が、2月27日水曜日と翌28日木曜日にベトナムにて実施される事は書くまでもないくらいの事でしょう。現時点(2月25日午前4時頃)で最新の情報ですと、いつものようにトランプ大統領が楽観視発言をしておりますが⇩

www.bloomberg.co.jp

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米中通商協議でもトランプ大統領が言うような進展が見られていないのは周知の事実でありまして、特に米朝協議に関しては前回に全く何も決まっていないに等しいため、たった一つの進展でも「人類にとって偉大な一歩」にされる可能性もあります。その是非は別にしても、我々のように賭場にドル張って生活しておりますと、いちいちお付き合いしないとなりません。

 

次に、日本時間で(以下全て日本時間)26日火曜日深夜から27日早朝にかけて米上院銀行委員会においてと、27日水曜日から28日早朝にかけて米下院金融サービス委員会において、FRBパウエル議長による議会証言があります。ちょっと分かりにくい書き方なんですが、このように書いておきませんと日付を間違える可能性があるので正確に書いておきました。実際には、上院での議会証言が27日深夜0時ころから、下院での議会証言が28日深夜0時ころからの予定です。

議会証言と言う物々しい名称ですが、英語で testimony = 証言となっているのでその直訳でして、宣誓して行うためそのようになってます。実際には、現状の金融政策と今後の方針に関しての説明と質疑応答のようなものです。

また、議会証言に先立ちまして、初日である上院での議会証言の1時間半程度前に内容が公表される事が多く今回も26日火曜日午後10時半前後に注意が必要かと思われます。ただし事前発表は決まっているわけでは無く、FRBの予定にも記載はありません。まあ、注意すると言う意味でいえば、必ず公表されると思って構えていた方がいいんですけど。

https://stat.ameba.jp/user_images/20190225/04/fx-sengyo/fa/df/p/o1050079014362006725.png

www.federalreserve.gov

 

次に、3月31日3月1日金曜日が米中通商協議の交渉期限になっておりまして、この日に何かあると言うよりも、この日より前に何かあると思っておいた方がいいかと思われます。もしかすると、米朝会談の後で何か電撃的に発生する可能性、例えば突然の米中首脳会談とかも微レ存(笑)。いや、無いな。

それにしても、交渉期限までには何らかのアクションがあるかと思われまして、最悪のケースは交渉決裂、西側にとって最善は中国の妥協、東側にとって最善はアメリカの妥協と言うその中間のどこで着地出来るのかと言う事です。

当然、交渉期限延期もあるでしょうし、その場合にもお互いに若干譲歩した情報は小出しになるかとは思われます。その場合、またしてもトランプ大統領が「人類にとって偉大な一歩」として誤魔化して終了しようとする可能性も高く、もしそうなったら「な~んにも決まってない」と市場は判断するかと思います。いや、市場は判断するでしょう。さすがにもう騙されない(笑)。

 

他にも、今現在アメリカは国会非常事態宣言が発令されている状況でして、どんな非常事態かと言えば「メキシコから難民が攻めてくる~」と、メキシコが敵国状態なわけです。いえ笑い事ではなく、そう言う事です。16の州から集団でトランプ大統領が提訴されていたり⇩

jp.wsj.com

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米下院におきまして、阻止決議が行われたり⇩ 

jp.wsj.com

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ここから一気にトランプ牙城が崩れる可能性もありますから、この話題に関しても予断を許しません。

 

あと、ここまでアメリカ中心の政治的な話題・問題でしたが、欧州でのブリグジット問題やドイツの先行き不透明なども継続しておりますので、これらも忘れずに。また、米欧での自動車関税問題も再燃しておりますから、そこでもまたアメリカが一枚噛んでおります。米中通商協議が何か進展するような事でもあれば、間髪入れずに欧州との自動車関税問題にシフトするかもしれません。

めんどくせえ国だな、アメリカ・・・・・・


 

純粋に数字だけ発表される指標の方では、今週は月末週と言う事もあり、あまり大きく注目するものは無い感じです。明日2月26日火曜日午後10時半から11時にかけて、アメリカの住宅・建築関連指標の発表が重なってます。最近はアメリカの景気に関しても、以前よりは楽観できない状況にもなってきてまして、特に住宅関連は真っ先に影響が出やすい分野ですから、発表数値が事前の市場予想と大きく異なりますと、民間指標であっても為替相場に影響が出る可能性もございます。

27日水曜日午後10時半、カナダの消費者物価指数(CPI)が発表になります。カナダドルは指標に反応する事が多く私が大好きなので、注目しております(笑)。28日木曜日午後10時、ドイツのCPIが発表になります。速報値ですので注目度が高く、特にドイツの数値ですのでユーロとスイスフランに注意が必要かと思われます。

同じく28日午後10時半には、アメリカの国内総生産(GDP)が発表になります。事前にトランプ大統領が「GDPに期待してる」とか言わない限り、大きく上振れする事は無いかと思います(笑)。今回は昨年の第4四半期の数値が出ますので、イコール2018年トータルの数字も速報値としてですが発表になります。どちらかと言えば、四半期ベースの数字よりも2018年トータルの数値が前年比どの程度なのか、その数字で大きく動くかと思います。FX業者の指標カレンダーをパッと見ますと、年計がある業者は見当たらないのですが、どっちにしても我々一般人が発表数値を見て売買するのでは遅いかと思われますので、裁量で取引される場合には動いた方に乗るしか無いでしょう。

最後3月1日金曜日ですが、午後5時55分ドイツの雇用関連指標が発表で特に失業率がどうなるのか、午後7時ユーロ圏の失業率と消費者物価指数(HICP)、そして午後10時半にカナダのGDPアメリカの個人収支関連指標が発表になりまして、今週の注目の指標は終了です。 


 

先週までに発表になっておりました、2月25日からの東京の天気予報が随分と変わってしまいまして、今週はとても温かい陽気になる予報だったのに、この季節であったらそこそこの最高気温11~13℃程度の範囲になったようです。その代わり、3月2日の日曜日以降に急激に気温が低下して最高気温が1桁台になる予報が無くなったようでして、その辺りとのバーターなんでしょうか。最高気温のバーター、どうやってやるのか分かりませんけど(笑)。

そろそろ、私立大学の合格発表も出揃い始め、国公立を目指している方の受験勉強もピークを迎える頃でしょう。実際に受験している皆さんが私のブログなんぞを見ている事は皆無でしょうが、お子さんや知り合いのお子さんなんかで受験生がおられる方もいるかもしれません。私の周りでも今年は何人もおりまして、気温が上がって過ごしやすい日が来るよりも、むしろある程度で安定してくれる予報になって事に、少し安心しております。気温の上下で体調崩しやすいですからね。 

若い皆さんが人生賭けて頑張ってるんです。我々、大学受験した当時の年齢を倍にしてもまだお釣りが来る世代としても、頑張らないとなりません。ほら、主に合格祝いや進学進級祝いで先立つ物が必要ですし(笑)。そんな感じで、今週も一週間、頑張ってまいりましょう。


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