FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2018/12/18 戦績

 2018/12/18 火曜日 戦績

USDJPY        +274,500円

EURUSD        +171,749円

GBPUSD        +149,224円

AUDUSD          +5,916円

USDCAD         +23,468円

USDCHF         +72,591円

EURJPY        +127,800円

GBPJPY        +183,500円

AUDJPY         +13,100円

CADJPY        +140,600円

CHFJPY        +121,500円

EURGBP          +2,449円

EURCHF         +46,819円

TOTAL       +1,333,216円

 

週間戦績(当週)

TOTAL       +2,150,245円

 

月間戦績(12月)

TOTAL      +18,089,777円

 

年間戦績(2018年)

TOTAL     +361,732,116円

 

累計戦績(専業になってから)

TOTAL   +1,262,060,432円

 

昨日、FOMC を前にましてトランプ大統領のこの発言⇩

“I hope the people over at the Fed will read today’s Wall Street Journal Editorial before they make yet another mistake,”

「連邦準備制度関係者は、また誤りを犯す前に、今日のウォールストリートジャーナルを読んだ方がいいだろう」

www.bloomberg.co.jp

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「そうか!今度からアメリカの金融政策は、ウォールストリートジャーナルに決めてもらおう! 」と言うわけには行きませんが(笑)。

 

その、今日のウォールストリートジャーナルに何が書いてあったのかと言いますと、

“Time for a Fed Pause,”

「連邦準備制度は、いま立ち止まる時」

www.wsj.com

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ウォールストリートジャーナル日本語版

jp.wsj.com

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トランプ大統領にここまで言われようが、独自に金融政策を決定する権限がある連邦準備制度は独立していると言うべきなのか。もし私がFRB議長であったとしたら、市場に間違ったメッセージを伝えないためにも、余計に今回の利上げは行わなくてはならないと考えると思います。

最近になって漸く(ようやく)、FRB議長がパウエル氏になったのか意味が分かったような気がします。パウエル氏がFRB議長に就任した当時、金融の実務家ではあるが専門家ではなく、経済学の博士も修士も無く学部ですら経済学を学んでないパウエル氏が、なぜFRB議長になったのか、言葉にしなくても疑問は感じてました。

パウエル氏は、プリンストン大学で政治学を学び、その後専門職学位であるJD(法学博士)を取得し弁護士となり、投資銀行での実務を経て銀行家、そして金融行政に携わった経験があります。そのパウエル氏が持つ能力が必要だった。そう、金融の専門家がFRB議長として金融政策を行うだけでは、現在のFRB議長は務まらないのです。

つまり、トランプ対策が今のFRB議長には必須能力で、大学で政治学を学び、弁護士でもあり、銀行家でビジネス実務にも通じているパウエル氏が最適だったと。


 

昨日の相場、月曜日から引き続きダラダラのドル売り相場でした。

非常に分かりやすいドル売り相場でして、一生このまま続けばいいとすら思ったのですが、現在の1日0.8%ドル下落ペースで行くと約600日ほどでドル円が1ドル1円を切ってしまいます(笑)。もし1ドル1円のウルトラハイパー円高となったら・・・・・・、その時には円が基軸通貨となっている時でしょう(笑)。

 

指標ですが、結果の表はいつも通りにスペースの肥やしにしておきます。

1点だけ面白いものとしては、午後6時に発表されましたドイツのIfoが発表する指標ですが、エコノミストのコメントでは⇩と言ったものもありました。

ドイツのIFO経済研究所のエコノミスト、クラウス・ボールラーベ氏は24日、国内外の政局を巡る先行き不透明感や欧州中央銀行(ECB)の債券買い入れプログラム縮小は、独企業の業況感に影響していないようだとの見方を示した。

jp.reuters.com

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 何が面白いのかと言いますと、全く同じものを伝えたブルームバーグの記事では、こんな感じになってます。

Ifo経済研究所のクレメンス・フュースト所長は、ブルームバーグTVのインタビューで「総じて以前ほど楽観的な見通しはない」と述べ、「景気の悪化は見られないが、確実に減速している」と指摘した。

www.bloomberg.co.jp

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ね?ロイターはポジティブに伝えようとし、ブルームバーグはネガティブに伝えようとする。事実を伝えているだけのように思われている金融系通信社でも、これだけ違うわけです。もっとも、ここまでキレイに分かれるのは珍しいのですが。 

米国10月
0600JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
対米証券投資  -292億ドル
 -291億ドル
+420億ドル
対米証券投資(短期債除く) +308億ドル +313億ドル
ドイツ12月
1800JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
Ifo企業景況感指数 102.0 101.8 101.0
Ifo企業現況指数 105.5
105.4
104.9 104.7
Ifo企業期待指数  98.7  98.3  97.3
カナダ10月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
製造業出荷(前比) +0.2% +0.4%  -0.1%
米国11月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
住宅着工件数(年換算) 121.7万件
122.8万件
122.5万件 125.6万件
住宅着工(前比)  -1.6%
+1.5%
 -0.2% +3.2%
米国11月
2230JST
前回値 市場予想
(中心値)
結果
建設許可件数(年換算) 126.5万件
126.3万件
126.0万件 132.8万件
建設許可(前比)  -0.6%
 -0.4%
 -0.4% +5.0%

 


 

さて、明日の早朝はFOMC、お昼前後に日銀金融政策決定会合、夜には英中銀金融政策委員会と立て続けに控えてまして、いつも通りですと今日の東京時間からは大人しくなるのでしょうが、今回に限ってはドル売り継続となるのでしょうか。ぶっちゃけ、トランプ大統領が連邦準備制度に介入だろうが独立性の危機だろうがなんでもいいので、値は動いて欲しいと願ってます(笑)。 


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