2018/06/08 戦績
USDJPY +95,200円
EURUSD +120,783円
GBPUSD +42,449円
AUDUSD +26,283円
USDCAD +35,614円
EURJPY +241,100円
GBPJPY +116,900円
AUDJPY +69,500円
CADJPY +92,600円
EURGBP +14,279円
TOTAL +854,708円
週間戦績(当週)
TOTAL +5,736,734円
月間戦績(06月)
TOTAL +9,258,830円
年間戦績(2018年)
TOTAL +162,577,824円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +1,062,906,140円
「有事の何とか買い」が、円に集中しております。ただ、円を売りたい向きも随分あるようで、実需なのか機関投資家なのか分かりませんが、微妙に円が高くなっている状況です。
いつも円と一緒に有事の何とか買いを支えているスイスフランですが、今回はスイス自体が有事になってまして、明日6月10日に「民間銀行を全部ぶっ潰す法案の国民投票」が予定されてます(笑)。ちょっと言い過ぎなんですが、ソブリンマネーイニシアチブと言われる法案で、中央銀行以外は通貨発行不許可どころか信用創造不許可って言う資本主義を真っ向から否定するような凄いの。さすがに否決予定ですが、一時的には推進派のポジティブ煽動で可決の可能性がある投票区があったって言うんで恐ろしい限りです。あまり報道されないのは、あまりにも無謀な内容なので可決されるわけが無いと言うのと、内容的に難しすぎて一般メディアで扱うのが難しいと言うのも実際にあるのかもしれません。
スイスと言えば、遂にベーシックインカムの実験を来年1月から行うようでして、チューリッヒにありますレイナウ市?チューリッヒはドイツ語圏なのでドイツ語読みだとライナウ市になるんでしょうかね?
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公式サイトを見ますと、チューリッヒ州にありますRheinau市の住民で参加意志を表明した者1人当り月額2500スイスフラン、日本円でおよそ28万円が支給されるそうです。ただし、25歳未満の者は減額されて、22-24歳1875スイスフラン(1/4減額)、18-21歳1250スイスフラン(1/2減額)、18歳未満では625スイスフラン(3/4減額)だそうです。夫婦2人と子供2人のモデルケースでは、2500x2+625x2 = 月額6250スイスフラン、日本円でおよそ70万円が純粋に生活費として支給されます。
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当然お仕事や年金などを受給して収入があれば減額となりますが、そのやり方が面白くて、ベーシックインカムの支給額までの収入であれば収入全額没収(笑)。没収と言う言い方はちょっとおかしいのですが、全額納税のような形で手放す事でベーシックインカムの支給を受けられるので損して得取る形です。当然、ベーシックインカムを収入が上回ったら、ベーシックインカムを放棄すればいいわけです。
語り始めると長くなるのでバッサリ省略なんですが、実は私もベーシックインカム制度は悪くない制度だと思っておりまして、あと100年もしたら先進国と言われる国では、そのほとんどの国民がベーシックインカムの恩恵を受けることになると思ってます。ベーシックインカムの恩恵とは、好きな事をしてベーシックインカムの収入で生活する者もそうですし、ビジネスをしたり、公務員になったり、給与収入を得る人達もです。まあ、小難しい論文では語り尽くされている事なんでしょうが、そのうち機会があったら私の意見なんてのも書いてみたいと思います。
さて、昨日の市場。とりあえず貼っただけ感のある日本の指標ですが、壮絶スルー望むところで簡単にスルーして頂きまして、実際何か反応するほどの指標でも、内容でも無い感じではあります。
日本国第1四半期(1-3月) | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
GDP2次速報 (前期比) |
-0.2% | -0.1% | -0.2% |
GDP2次速報 (前期比年率) |
-0.6% | -0.4% | -0.6% |
GDPデフレーター2次速報 (前年比) |
+0.5% | +0.5% | +0.5% |
日本国4月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
貿易収支 | +1兆1907億円 | +7423億円 | +5738億円 |
経常収支 | +3兆1223億円 | +2兆0765億円 | +1兆8451億円 |
中国の貿易収支に関しても、事前の市場予想より黒字幅が縮小したものの、特に大きく市場に与えるものはありませんでした。中国の指標ですと豪ドルの反応が気になるのですが、最近は徐々に豪ドルの中国指標呪縛が解けて来ているような感じもありまして、昨日も大きな反応はありませんでした。そろそろ「中国(オセアニア)」と言う表現は止めてもいいのかもしれません(笑)。
中国5月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
貿易収支 | +283.0億ドル | +332.5億ドル | +249.2億ドル |
昨日、注目の指標の一つでしたドイツの鉱工業生産ですが、これくらいインパクトがある数字が発表されますと嬉しいです(笑)。なにせ前月比指標ですと、季節調整値がたっぷり乗っているため市場の目が懐疑的で、若干の数字の良し悪しでは反応が鈍い事が多く「前回はプラス、予想は前回落としてギリギリプラス、結果はでっかくマイナス」と言う、ここまで大きなブレでもありませんと、インパクトが重要な指標発表と言う勝負で前月比指標が勝つ事はできません(笑)。
ドイツ4月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
🚩鉱工業生産(前月比) | +1.7% | +0.3% | -1.0% |
貿易収支 | +247億ユーロ | +202億ユーロ | +204億ユーロ |
経常収支 | +291億ユーロ | +200億ユーロ | +227億ユーロ |
欧州時間の早朝ラウンド開始と同時だった事もあり、イタリアの政局や英国のブリグジット問題なんかも絡めまして、ユーロが売られる売られる。何だかよく分からずに、前日から続いていた資源国通貨売りも参戦し、豪ドルまで売られる(笑)。何だかさっぱり分からないんですけど、資源国通貨売りとクロス円に引きずられる格好で豪ドルも行っちゃった感じです。ここ、別にお昼くらいに発表があった中国の貿易収支が遅咲きしたのでは無いと思うんですけど、分かりませんが。
さて、そんな欧州時間開始から資源国通貨売りとか言われている最中も冷静を保っていたのはカナダドルでして、昨日カナダは雇用関連指標、いわゆるカナダ版雇用統計の発表が控えてました。
前日のニューヨーク時間後半から東京時間まで全く不動だったカナダドルですが、欧州時間が始まり指標発表時間まで、大きな波で若干売られて戻った感じで迎えた指標発表時間の日本時間で午後9時半⇩
なんと、事前の市場予想どころかマイナスだった前回値 1,100人を超えるマイナスっぷり 7,500人減の就業者数⇩
カナダ5月 | 前回値 | 市場予想(中心値) | 結果 |
---|---|---|---|
🚩就業者数 | -0.11万人 | +2.35万人 | -0.75万人 |
🚩失業率 | 5.8% | 5.8% | 5.8% |
その数字を受けたカナダドルは一気に売られまして⇩
その後、なぜか買い戻し⇩
もう、ぜんぜん分けわかんねえ(笑)。金融系のニュースでは「お時給が上がったから」とか「NAFTA交渉へ前向きな姿勢が」とか書かれてましたが、結局は、カナダドル買うイメージトレーニングを終えていた皆さんが、カナダドル売る事が出来なかったと言うだけでしょう。それにしても、雇用関連指標の発表なんて、まるで雑音だったと言うような「直線美」あふれるお絵描きしたチャート(笑)。
現在開催中のG7では、久しぶりの「議長声明」の可能性も出てきたり、
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予想されていたとは言え、波乱のG7のようです。トランプ大統領は、ロシアのサミット復帰を提案したり、途中でトイレに行ったきり戻って来なかったり(笑)。実際には退席を宣言したと言う事なんですが、国連の本会議じゃ無いんですから、ある程度は仲良しクラブを演出しないとならないサミットです。もうちょっと何とかならないものでしょうか。トランプ大統領も、もう70も過ぎたいい大人なんですし、アメリカ合衆国の大統領でもあるわけですし。それ言ったら、最初っからツバ飛ばしながら喧嘩腰だったドイツのメルケル首相もなんですけど。
そして来週は、いよいよ6月12日を迎えます。果たして史上初のお遊戯会は無事に終わるのか。いや、無事に始まるのかをマズは心配しないとなりません。
世の中、大丈夫ですかねえ・・・・・・
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