FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2017/10/09 月曜日

【本日のこのエントリーは、予約更新となっております。】


本日、日本は「体育の日」の祝日でお休みです。

日本と同じように、10月の第2月曜日が祝日の国は割りとありまして、カナダは「サンクスギビングデー(感謝祭)」、台湾は「国慶節(建国記念日)」、韓国は「ハングルの日」、チリ共和国は「アメリカ大陸発見の日」と言う事でして、あれ?調べてみたらあんまり無いな(汗)。いや、思い込んでいる事でもこうやって調べて見る事で、また一つ "おりこうさん" になったワケです。やはり人は一生、生涯学習ですね。⇦ 若干意味が違う。

それと、本日は米国でも「コロンブスデー」という日になっておりまして、なぜこんな微妙な言い回しかと言いますと、チリの祝日の名称にもなってますように、クリストファー・コロンブスによるアメリカ大陸の発見と到着を祝うという意味があります。つまり原住民であったネイティブ・インディアンの皆さんにとっては、殺戮が始まった日を意味するわけです。当然、ネイティブ・インディアンの皆さんも現在は列記としたアメリカ人ですので、その同じアメリカ人として悲しい過去を持つ人達がいるのに、祝日としていて良いのだろうかという事です。ニューヨーク証券取引所は平日として取引が行われる日になっております。

 


 

雇用統計も先週末に無事終わりまして、今週は比較的重要指標が少ない週、と言いたいところだったのですが、いきなり大玉がやって来ます。

日本時間で10月12日木曜日早朝3時、9月に開催されましたFOMC議事録が公開となります。また今週はここを超えるまで産みの苦しみになる可能性もあり、毎週毎週ビッグイベントが来るのは勘弁してもらいたい気分です。

雇用統計とFOMC議事録公開、この2つは同じ週に行われる事もありますが、雇用統計は基本的には毎月第一金曜日、FOMC議事録公開は前回のFOMCが開催された日によって変わりますので、同じ週に行われるのが基本と言うわけではありません。

昨年2016年と今年2017年の雇用統計発表日とFOMC議事録公開日ですが⇩

発表年月 雇用統計 FOMC議事録  
2017/12  8日(第2週) -  
     11  3日(第1週) 22日(第4週)  
     10  6日(第1週) 11日(第2週)  
2017/09 1日(第1週)  -  
     08  4日(第1週) 16日(第3週)  
     07  7日(第2週)  5日(第2週) 同時
     06  2日(第1週) -  
     05  5日(第1週)  24日(第4週)  
     04  7日(第2週)  5日(第2週) 同時
     03 10日(第2週) -  
     02  3日(第1週) 22日(第4週)  
     01  6日(第1週)  4日(第1週) 同時
2016/12  2日(第1週) -  
     11  4日(第1週) 23日(第4週)  
     10  7日(第2週) 12日(第3週)  
     09  2日(第1週) -  
     08  5日(第1週) 17日(第3週)  
     07  8日(第2週)  6日(第2週) 同時
     06  3日(第1週) -  
     05  6日(第1週) 18日(第3週)  
     04  1日(第1週)  6日(第2週)  
     03  4日(第1週) -  
     02  5日(第1週) 17日(第3週)  
     01  8日(第2週)  6日(第2週) 同時


 ※日付は現地時間表示
 ※網掛け部分はブログエントリー時に未発表のもの

こんな感じで、実際には年に2~3回でした。もっと多い気がしてましたが、思い込んでいる事でもこうやって調べて見る事で、また一つ "おりこうさん" になったワケです。やはり人は一生、生涯学習ですね。⇦ 繰り返しがお笑いの基本(笑)。

 

この他には、明日10月10日火曜日、日本時間で午後5時半に英国の鉱工業生産、同じく英国の貿易収支が発表になります。今までは、あまり英国の貿易収支は重要視されない傾向があったのですが、最近は英国に対する過敏な反応もありますし、EU離脱後の経済を予想する意味でも貿易収支も割りと注目されておりまして、数字次第では大きく反応する事が十分予想されます。

そして、12日木曜日13日金曜日の二夜連続で、アメリカの生産者物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)が発表となります。まず12日の日本時間午後9時半にPPIの発表があり、翌日も同じ時刻にCPIの発表がございます。特に「CPI前年比≒(ほぼ等しい)インフレ率」ですので、12月に果たして再度利上げがあるのか非常に重要な指標となりますので、ここで一気に「その時ドルが動いた」状態になることもありえます。どちらかと言えば、CPIの数字が悪かった時に一気にドル売りに走る方が、値動きを追いかける方としては有り難いかなっと。都合いいですけど(笑)。

それと、同じく13日金曜日の日本時間午後9時半に、小売売上高も発表になりまして、CPIとの絡みで注目しております。もし、CPIが悪くて小売売上高も弱いと、一気にドル売りに走る方が、値動きを追いかける方としては・・・・・・(以下略

 

指標以外にも、今週は割りと市場にインパクトがありそうなイベントがございまして、指標発表の時間だけでは無くニュースなどにも注意が必要です。

まず明日10日は、北朝鮮の「朝鮮労働党創建72周年記念日」となっておりまして、先週末にミサイル実験の噂の元凶となりました記念日です。72周年というのは一見中途半端に見えるのですが実は12の倍数でして、六十干支一回り終わってから初めての干支一巡するのが72年なわけです。ええ、ただ単に無理やり干支を結びつけただけですけど(笑)。それでも、東洋人西洋人問わずに12の倍数というのは区切りがいい数字として考えられる事が多い数字ですので、いつもの記念日よりも大きく祝う可能性があり、そこでミサイル実験成功の報を祝いの一興としようというのは十分に考えられるわけです。

同じく10日には、どこまで市場に影響があるかわかりませんが、日本で衆議院総選挙の公示が行われる日となります。最近、立候補するだとかしないだとか、公認されるとかされないとか騒いでますので、若干は話題になるかと(笑)。そして、11日水曜日には中国共産党の中央委員会の総会が開催されます。18日の党大会に向けて最後の中央委員会となりますので、ピリピリしている感じです。この2つは、即市場に影響があるというよりも長い目で見ての方向性の方が大きいので、ニュースだけはチェックしておきたいイベントです。

12日木曜日から翌13日金曜日まで、G20財務相・中央銀行総裁会議が行われます。また、本日9日から次の日曜日である15日まで、例のNAFTA再交渉第4回協議が行われます。両方ともワシントンDCで行われまして、ちょろちょろと出て来る情報でも市場にインパクトを与える可能性がありますので、こちらは大きく注意が必要です。

 


 

本日予約投稿なのは、いつもの月曜日と同じように早朝4時前から起きてスタンバったりしておりますと、せっかくの祝日が眠くなってしまい子供と遊ぶ時間が無くなるためでして、ブログの更新も前日してしまえという事です(笑)。 

せっかくの祝日ですから、今日は目一杯楽しんで、今週は残り4日間になった平日を頑張って乗り切りましょう。 


【おなじみさん限定】つづきは   こちら