2017/04/07 戦績
USDJPY +231,400円
EURUSD +111,971円
GBPUSD +188,302円
AUDUSD +43,722円
USDCAD +108,632円
EURJPY +162,900円
GBPJPY +324,000円
EURGBP +28,246円
TOTAL +1,199,173円
週間戦績(当週)
TOTAL +6,161,938円
月間戦績(04月)
TOTAL +7,046,111円
年間戦績(2017年)
TOTAL +73,269,729円
累計戦績(専業になってから)
TOTAL +632,826,578円
「今夜は雇用統計、雇用統計」と、そればかり考えていた昨日の朝、ドル円を1時間半で80pipsも落としながら乱高下させる事態が発生しました。米軍のシリア攻撃です。「地理的な条件 = 米国からも中東からも遠い」「政治的な条件 = シリア問題に対する国際的な立場以上の特定の立場が日本には存在していない」地政学的リスクが低い中での逃避可能な通貨として、円が買われたわけです。これこそ正に「有事の円買い」と呼べる事態でして、普段から有事の円買いをアナリストたちが連発していると、こう言った時に言葉の重みを無くします。
気を取り直し、「今夜は雇用統計、雇用統計」と、そればかり考えていた昨日の夕方、ポンドが分足で飛ぶほどに値を落としました。日本時間で午後5時半に発表になりました英国2月の鉱工業生産が、市場コンセンサスであった+0.2%を大きく割り込みまして、-0.7%とマイナス成長との発表を受けてです。EUを離脱する英国は、その強く回復してきている強い経済を背景として「大丈夫」との安心感を市場に与えていたため、このマイナス成長であった鉱工業生産に反応したものです。が、これって前月比なんですよね。鉱工業生産と言うのは月単位で見たら割りとブレるものでして、±1%程度は織り込めるんですけどね。それがまあ、このご時世ですので反応が大きくなったと言う部分が大きいかと思います。
そして、その雇用統計。
結果としては、非農業部門雇用者数が前回+23.5万人、市場の各社が予想していた中心値が+18.0万人のところ、+9.8万人(笑)。これで、一瞬だけ米ドルが売られたわけですが、このシステムトレードを生業としている私ですら、
と、発表から3分後には思わず呟いてしまう微妙な市場の反応でして、珍しく市場がその判断の誤りに気がついて「ちげーよ、ドル売りじゃねえよドル買いだよ、ドル売りウソぴょ~ん」となったわけです(笑)。
結局、少し前から狙い続けていた「ドル円110.00割れ」はシリア空爆と言うリスクをもっても、非農業部門雇用者数が10万台割れをもってしても達成できず、同じく狙われていた「ユーロドル1.06割れ」は、ドル高の流れの中で達成されました。
これ、来週以降の相場を占う・・・・・・、って言うのは変ですが、どうなるのか予想する中で割りと大きなポイントになるかと思います。このままドル円は円安に向かうのかどうか、クロス円の動向もユーロ円が昨年の11月以来の116円台も間近に迫ってますし、ポンド円も1月以来の136円台が迫ってます。ユーロとポンドも対ドルでも売られてまして、クロス円に引かれる形で円がドルに対して積極的に上昇出来ないような場面も想定できます。私としては、大きなボラが出てくれればそれだけで結構なんですが、クロス円が絡むとボラが落ちる事が多いので何とかドル円には頑張ってもらいたいと思っております。思うだけならタダですんで(笑)。
そして、あのままズルズルと夜通しになってしまったわけですが、その割には微妙な数字なのかどうか・・・・・・