FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

友人のお父様が亡くなりました。

当初「アメンバー限定記事」「ブロ友さん限定公開」にしようかと思ったのですが、個人情報を極力排除し、一般公開させて頂きます。

 


 

私のアメリカ時代からの友人のお父様が、昨日お亡くなりになられました。もう結構なお歳でしたので、先日入院したと聞いた時に「もしかしたら・・・・・・」と言う事も、ちらっと友人から聞いておりまして、予想通りにならないように願ったのですが、神のおそばに呼ばれる事になったわけです。

 

昨年の夏に家族で日本に遊びに来てくれまして、今回亡くなった友人のお父さんにも、友人のお子さんたちにもその時にお会いしました。その時の事、昨年のブログでまとめてありますので、ちょっと抜粋します。

以前会社勤めをしておりました時の友人が、ちょうど今夏休みで日本に遊びに来ていると言うので、昨日横浜まで行って会ってきました。初めて会ったのは私がニューヨークで働いていた時ですから、もうン十年も昔の話しでして、知り合った当初は嫌なヤツだと思っておりました(汗)。

彼はもともとアメリカ人では無く、弁護士や医師になる人数が非常に多いと言われております "とある" 民族の建国した国出身の方です。別に隠す必要は無いのですが、ユダヤ人家系のイスラエル国籍です。

~ 中略 ~

ご存知の方も多いかもしれませんが、ユダヤ人、特にイスラエル国籍の方は、非常に親日です。何年か前に映画にもなってましたが、随分昔にユダヤ人が迫害されていた時代に日本人の外交官、杉原千畝副領事(当時) が大勢のユダヤ人に日本の通過査証を発行した事により、ロシアを抜けて日本を経由し命の危機から救われたと言う事で、イスラエルの小学校の教科書でもユダヤ人を救った英雄として賛美されているそうです。

~ 中略 ~

今回その友人が日本に来た理由は、まず第一に観光(笑)。そりゃそうですよね、夏休みで来てるんですんで。定番の、京都に行って何泊かして、東京を巡ってと言う一通りの観光はお楽しみいただけたようです。

で、今回日本に来る際に、奥さんや子供と一緒にお父さんがやって来ておりまして、彼のお父さんもまた弁護士さんです。

~ 中略 ~

一通りの日本での観光を終え、最後になんで横浜に宿泊していたのかと言いますと、私も知らなかったのですが、そのユダヤ人にとって命の恩人とも言える、杉原千畝副領事のお墓が鎌倉にあるんだそうです。彼のお父さんのお父さん、私の友人から見てお祖父ちゃんが、 杉原千畝副領事にビザを発行してもらってるんだそうでして、言わば彼もお父さんも、そして一緒に来ていた彼の子供たちも、杉原千畝副領事のお陰で今があるわけです。

もう随分と歳をとられた彼のお父さんが、一度でいいから杉原千畝副領事のお墓参りをしたいと言う事で、最後に横浜に泊まり、そして鎌倉のお墓に行ってきたそうです。

~ 以下略 ~ 

fxse.hatenablog.jp

 

私の友人のお父さん、もう随分と高齢でしたから弁護士としては既に引退しておりまして、ただ登録自体はそのままで「生涯現役おっほっほ」と笑っていたそうです。そして、よくお金が無い方の相談に無料で乗ってあげたり、書類を作ってあげたり、代わりに交渉してあげたりしていたそうです。

 

そんな私の友人のお父様の口癖は、

「人生で、たったひとつでいいから、今でなく後の世で賞賛される事を行いなさい」

だったそうです。 

 


 

先日、日本のアイドルグループがライブで着た衣装が旧ナチスドイツの制服に酷似していると言う件がございました。アメリカに本部を置くユダヤ系の人権団体が声明を出したり色々ございましたが、その時に友人のお父様は、同じくユダヤ人の同世代である弁護士仲間と一緒に、その人権団体や在米イスラエル大使館に対し「過剰反応の無いように」と、書簡で申し出をしてくれてたんだそうです。

どんな書簡で申し出してくれたのか分かりませんが、私の友人がお父様から聞いた内容ですと、このような内容だったのでは無いかと、教えてくれました。

我々が、日本人が避けたいであろう事を全て知って行動できていないように、また彼ら彼女らも、我々が何を忌避したいのか知らないのも当然であろう。我々は誰に助けられ、いまここで平穏な生活を送れているのか。我々の祖先何千何万を救ってくれた日本人は真の友人では無いのか。

その真の友人である日本人が、我々を傷つける意図を持ってあのような衣装を選択していない事など、考えるまでも無いだろう。もし仮に、万一それでも重大な事だと言うのであれば、それは真の友人である我々も同じだけの罪を持っている。我々が、それを忌避したい事だと伝える努力が足りなかっただけの事だ。 

イスラエル人と日本人、この真の友情を壊すことで喜ぶ連中の挑発に乗ってはいけない。次の時代は、必ず次の世代のイスラエル人と日本人が世界を作っていく。老い先短い者は、この神に選ばれた2つの国の若者が手を取り合える環境を作るだけでいい。

 

昨年、この友人のお父様にお会いした際に「孫に、雛人形と鎧兜を買ってあげたい」と仰ってました。雛人形は先日お贈りしまして、お孫さんも、そしてこの友人のお父様も大層喜ばれておりました。

今回まさか、こんなに早く神様に呼ばれるとは思っておりませんでしたので、鎧兜は5月に飾る物なので4月になったらお送りする事になっていたのですが、せっかくですのでお葬式までに間に合わせて見て頂こうと今日、浅草橋まで行って購入してまいりました。そして、いつも無理難題を笑顔で引き受けてくださる◯ェデックスの営業さんにお願いしたところ、明日ニューヨークに届けてもらえる事になりました。

 

日本をここまで愛して下さった方が亡くなり、非常に残念です。

 


 

この歳になると、周りで誰かが亡くなる事がよくあります。いつも思うのですが「これだけ人数いたら、一つの神様や仏様が全部受け入れるのは無理だろうから、これだけ宗教が多いのもある種必然なのかな?どうなんでしょう。